ダックスフントのワープ (文春文庫 ふ 16-1)
A university student narrates a strange dachshund tale to a girl who has shut herself off from the world.
Work Information
The dachshund in the tale gradually changes the distance between the narrator and the girl.
The Bunshun book page confirms publication as a Bunshun bunko edition.
Book Information
- Publisher
- 文藝春秋
- Published
- 2000-11-10
- Pages
- 302 pages
- Language
- 日本語
- ISBN-13
- 9784167614010
- ISBN-10
- 4167614014
- Price
- 540 JPY
- Category
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
大学生の「僕」は自閉的な少女の心を開かせるため家庭教師を引受ける……。すばる文学賞受賞の表題作を含むデビュー作品集
Reviews
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藤原伊織の純文学
ハードボイルドではない藤原伊織。 でも、なんとなくの硬質さは藤原伊織みを感じるよね。 伊坂幸太郎の初期作品が好きな人なら、きっと楽しめると思う。
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5分5分の満足度です…。
正直な感想を言うと、伊織ンには悪いけど、1冊の本としては↑。 1作目の「ダックスフント…」は、生き物の友情というか、相手を思う気持ちをテーマにしたような、非常にいい内容。 ダックスフントとアンゴラウサギだけのストーリーでも、十分に楽しめると思う。そこに、並行して、マリという少女とその義理母の 話も進めていくことで、物語の物悲しさを、盛り上げている、「これが伊織ンの原点か」、「さすが文学賞を受賞しただけの作品だ」と 感動した。 …ただ、その、後にくる、3話の作品が、なんとなくわたくし的にはぴんとこなかった。 殺人とか推理物ではなくて、まぁ、話としては無理なく読めたけど、読み手が入り込むには、「…で、何が言いたかったの?」と、 残念な感じが残ってしまった。 強いて言えば、この本を、あえて後ろの作品から読んで、最後にダックスフントを読んでいたら、盛り上がり的に印象が違ったかもしれない。 まぁ、伊織ンの事を知るには読んで損はなかったかと…。
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伊織さんサイコー
やっぱり伊織さんは泣かせてくれます。読んだのがちょっと前なので正確な輪郭は忘れましたがとにかく泣かされました。ダックスフントのワープはよく覚えています。この本で伊織さんの全著作制覇しました。
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引力のそと
表題作「ダックスフントのワープ」は私が知りうる限り、最高の小説の一つです。 発達障害、多様性など多くのテーマを内在し、そしてかつ答えをそこに求めないそんな要素で溢れてます。 借金返すために筆者が書いた作品とは思えません。
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檻の中の絶望と檻の外の死、あるいは宿命と闘え
書店万引きの現場で再開した千代と、彼女の語った兄の最期。檻の中の絶望と檻の外の死、あるいは幸運を巡る『ネズミ焼きの贈りもの』。宿命と闘って負けを選んだひとつの人生が、17歳の妹に遺したものは鉛のように重い。 表題作『ダックスフントのワープ』冒頭の軽快な語り口は、マリとの"広辞苑"的な会話の中で姿を変えてゆく。 往復書簡のような対話編。ひとりの言動がひとりに与える影響の強さ。 衝撃に彩られたラスト・シーン。 自らの創作が自らの人生にオーバーラップする、その瞬間。 傑作と呼びたい。
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良く分かりません
伊集院 静さんがべた褒めの作品なので買いました。 私は良く分かりませんでした
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”正しきこと”を”物語ること”の癒し
どんなテクストでもそれを読んで感じる感じ方は本当に様々であると 思いますが、このストーリーには人の中のなにかを揺さぶる力が ある気がします。 短く読みやすいストーリーなのでぜひ一読をおすすめします。 藤原伊織さんの作品の中でも特に表題の作品が好きで、 なぜこのストーリーがこれほど気になるのか考えてしまいます。 (この本には他に1作品入っています) 現代社会において多くの人が命にかえて守るべき、「意思のちから」を もたない様に見える 中で、なによりも大切なもの (それはとても「悲劇的な宿命」と呼ぶのにふさわしいけれど)が そこにはあって、 そしてさらに「悲劇的な宿命」の周辺に残された 悲しみにくれる人達も、自ら物語を造り上げることによって多分 救われてゆくのだろう・・ だからこの物語は決して単なる悲劇なんかではないんだと、 最終的に思わせる、大変奥深い作品です。
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「ダックスフントのワープ」を絵本にしたい・・
誰だってたった一人で生きているわけではない。生きると いうことは、誰かを傷つけ続けることなのかもしれない。 ダックスフントの物語を読んでいてそう感じた。きれいごと だけでは生きていけない。時には何かを犠牲にする覚悟も・・・。 でも、常に前向きに生きていく心構えも必要だ。誰かの ために生きなければならないと思うこともあるだろう。この 作品では、本当にいろいろなこを考えさせられた。 10歳の少女マリもきっとそうだったのだろう。幼い心で 何を考え続けたのか?彼女の選択を知ったときは、胸が痛く なる思いだった。短編だけれど、ここに書かれていることは 本当に深くて重いものがある。「ダックスフントのワープ」の物語。 この話だけを抜き出して、絵本にできないだろうか?多くの子供 たちに読ませたいと思った。