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風神秘抄

Japan Children’s Literature Association Award

風神秘抄

Noriko Ogihara

A historical fantasy set in the late Heian period, following a boy gifted with the flute and a girl bound to dance. Art, spirits, faith, and war draw their love and destiny into a larger tale.

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Work Information

Flute and dance open a path through a darkening age and set two young lives in motion.

The Secret Chronicle of the Wind God is a full-length fantasy connected to Noriko Ogiwara's Magatama world. Against the approach of the Genpei conflict, the artistic gifts of Sojuro and Itoyo are drawn into currents of mystery and power. It combines the lift of romance with the urgency of lives caught in history.

Book Information

Publisher
徳間書店
Published
2005-05-21
Pages
590 pages
Language
日本語
ISBN-13
9784198620165
ISBN-10
4198620164
Price
2750 JPY
Category
本/絵本・児童書/読み物/SF・ファンタジー

平安末期を舞台に、特異な芸能の力を持つ少年と少女の恋を描く、人気作家の最新作。

Reviews

  • 人生で一番好きな本

    緻密に分析された時代考証、音楽、神仏への感性と言った巨大な知識と研究の土台に支えられた王道を行く物語です。 大人から子どもまで楽しめます。 15年以上前に出会ってから今まで何度読んだか分かりません。

  • 勾玉シリーズの続編

    同じ作者の方が書いた、勾玉シリーズがとても好きだったので購入しました。 中古なのにとても良い状態で、帯も付いていたので満足でした。

  • 勾玉シリーズとのつながりが感じられて良い

    勾玉三部作とのつながりを感じます。勾玉シリーズは神話の時代から歴史の時代へ時代が進むほどに超常現象が控えめになっていくような気がします。まるでその流れが現代にまでつながっているように錯覚されるところが好きです。

  • 勾玉三部作とRDGの橋渡し?!

    勾玉三部作に続く4作目という設定がありつつも、読んでなくても楽しめます。舞姫や山伏も出てくるし個人的にはむしろRDGの鎌倉版?って強く感じながら楽しく読めました。

  • 草十郎の一途な思いに胸がきゅんきゅん☆

    久しぶりに荻原さんの作品を読みましたが、男の子の側から書かれている作品なので新鮮でした。 草十郎の糸世を一途に思い、あきらめない姿が胸がきゅん!となりっぱなしです。 鳥王カラスがまたかわいい…こんな相棒がいたら、と思ってしまいます。 糸世は荻原さんの作品らしく、気が強くてでも純粋で、素敵な女の子でした。 とても引き込まれあっという間に読み終わってしまいもったいないくらいでした。

  • 日本史の星の時間を描いたサスペンスファンタジー

    勾玉がなくても芸の力で奇跡は起こせる.まず登場人物 : 後白河院,平清盛,重盛,源義朝,義平,頼朝.時は1159年平治の乱の都落ち.武蔵の国の若武者兼笛の名人と美濃の国青墓の舞と今様の名人が惹き起こす奇跡の数々に巻き込まれる後白河院以下の面々.ところが余りの荒業に舞の娘が神隠しに会う.カラスの王の力を借りて国中探しまわる笛の名人の若者.結局神隠しの荒業を上回る危険な賭けに出るが... 読む方は余りのサスペンスにたまらず徹夜の羽目に.流石は国文学に強い作者,梁塵秘抄の歌の選択の(御口伝からまで取っている)見事なこと.そうしてこのような戦乱の世にあって作られた歌の強さ.これを集め抜いた後白河院の執念.真の主役は院かも知れない.なお p.340 に青墓を抜けて東海道を東に,とあるのは東山道を東ではないか ? なぜなら東山道が通る美濃の国府は青墓に隣接しているからである.但し,東海道に抜けるのは尾張に入れば簡単である.

  • しっかりした時代考証

    数年ぶりに再読。 前読んだ時は恋愛模様の部分にだけ興味を惹かれていたけれど、今読むと魅力はそれだけじゃなかったとよくわかった。 まず時代考証が滅茶苦茶ちゃんとされてるんですよ。出てくる建物や小物や街並みなど、まるで見てきたかのように克明に描写されてる。読んでいるだけで当時の今日の情景をありありと思い浮かべることができる。 それから実際の歴史的事実もファンタジーに上手く絡めているなあという印象。和風ファンタジーって最近溢れてるけど、「なんか和っぽいファンタジー」が多い中これはちゃんと地に足つけた和のファンタジーだ。日本の平安時代、そこで起こった実際の政争と戦争、それが主人公たちに影響与えている。 文章も適度に固くて、でも読みやすくてとてもいい。この著者の「樹上のゆりかご」だったかな、にその本の主人公が「あなたは平易な文章を書ける人ですね」と先生に褒められる場面があるのだが、この著者の文章を読むといつもその言葉を思い出す。そう、くどくなくて知識開陳パートもなくて、詩的に走りすぎるとこもなくほんとうに平易なのだ。かといってラノベのように軽いわけでもない。(同著者のRDGでは随分軽い文章になっていて驚いたが、作品によって使い分けているのだろう) というわけで、これをティーン向けの児童文学にしておくのは勿体ない。大人にも読んでほしい。まあ内容的にはボーイミーツガールなので、そういう意味ではやっぱりティーン向けと言えるのだが。 要は和風ファンタジーが好きなら老若男女訪わず楽しめるということだ。戦いのシーンもあって格好いいし、あと音楽についてもかなり描写されているし、そういうのが好きな人にもおすすめ。 キャラも勿論魅力的ですよ。一番のお気に入りは鳥彦王。次点で日満。

  • ありふれた話

    私の最も好きな作家、上橋菜穂子先生が 守り人シリーズの最終章『天と地の守り人』のあとがきで 荻原規子氏・佐藤多佳子氏と鼎談をしていたので、 荻原規子氏に興味を持ち、本書を手に取った。 上橋先生と切り口こそ違えど、 荻原氏も同じ壮大なファンタジーを展開してくれる と期待して。 その期待は見事に裏切られた。 期待が高すぎたのか。 主人公には特異な能力があり、その能力を禁忌に使ったため 主人公は罰を受ける。 幾多の試練を乗り越え、エンディングを迎える。 …ありふれた話。 色々な人との関係、様々な人の思惑が複雑に絡み合い、 やがてそれらが化学反応を起こす、 ということは生じない。 基本的に主人公とヒロインの2人のラブストーリーで、 話の展開はどストレート。 平安時代末期を舞台にしているが、 平安時代末期にした意義が見えてこない。 他の時代でも通じる話に思えてしまう。 普遍性があるというと聞こえは良いが、 単に凡庸。 上巻と下巻から成る長い話だが これほど長くする必要もなく、 これだけの時間を使うぐらいなら 他のことに時間を使った方が良い。 期待値が高かったこともあるが、 非常に残念な作品だ。

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