Japanese Literary Awards

← Back to awarded works
自殺

Kodansha Essay Award

自殺

Akira Suei

自殺 is an award-winning work by 末井昭. The available bibliographic record identifies it as the work associated with this award entry.

award-winning workbibliographic verification

Work Information

自殺 by 末井昭.

This entry records bibliographic research for 自殺 by 末井昭, matched against the award record and library data.

Book Information

Publisher
朝日出版社
Published
2013-11-01
Pages
360 pages
Language
日本語
ISBN-13
9784255007502
ISBN-10
4255007500
Price
1760 JPY
Category
本/文学・評論

第30回(2014年)講談社エッセイ賞受賞 母親のダイナマイト心中から約60年――衝撃の半生と自殺者への想い、「悼む」ということ。伝説の編集者がひょうひょうと丸裸で綴る。笑って脱力して、きっと死ぬのがバカらしくなります。 「キレイゴトじゃない言葉が足元から響いて、おなかを下から支えてくれる。また明日もうちょっと先まで読もうときっと思う」――いとうせいこうさん 「優しい末井さんが優しく語る自殺の本」――西原理恵子さん 大人気連載、ついに書籍化! 世の中、自殺について醒めているような気がします。 おおかたの人は自分とは関係ない話だと思ってるんでしょう。もしくは自殺の話題なんか、縁起悪いし、嫌だと目を背けてる。 結局ね、自殺する人のこと、競争社会の「負け組」として片づけてるんですよ。 死者を心から悼んで、見て見ぬふりをしないで欲しいと思います。 どうしても死にたいと思う人は、まじめで優しい人たちなんです。(「まえがき」より)

一九四八年、岡山県生まれ。 工員、キャバレーの看板描き、イラストレーターなどを経て、セルフ出版(現・白夜書房)の設立に参加。 『ウィークエンドスーパー』、『写真時代』、『パチンコ必勝ガイド』などの雑誌を創刊。二〇一二年に白夜書房を退社、現在はフリーで編集、執筆活動を行う。 主な著書に『素敵なダイナマイトスキャンダル』(北栄社/角川文庫/ちくま文庫/二〇一三年に復刊ドットコムから刊行予定)、『絶対毎日スエイ日記』(アートン)、『純粋力』(ビジネス社)、『天才アラーキーの良き時代』(編集、荒木経惟氏著、バジリコ)、『パチンコからはじまる○×△な話』(山崎一夫氏、西原理恵子氏との共著、主婦の友社)がある。 平成歌謡バンド・ペーソスのテナー・サックスを担当。

Reviews

  • 優しい贈り物、これまでになかった自殺の本

    あの白夜書房で一世を風靡した編集者の末井さんが自殺について朝日出版社のブログで連載していることを知ったのは、ツイッターでだった。ヘー、末井さん、今こんなこと書いてるんだと、たまに覗いていたが、それが本になった。末井さんと自殺というと、真っ先にお母さんのダイナマイト心中を思い出してしまう。そのことなどを書いたエッセイ集『素敵なダイナマイト心中』(北宋社、復刊ドットコム)も有名だ。 いつも飄々としていながらもひかえめな末井さんには、オイラ節目節目で関わったり世話になっていた。彼が最初に立ち上げたオナニスト・マガジン『ニューセルフ』では「冷し中華思想の研究」全冷中神奈川県委員会編が連載され、感じる映画雑誌『ウイークエンドスーパー』では全関東河内音頭振興隊による河内音頭特集が数回組まれた。また、新宿区役所区長室で割腹し、生き残ったオイラを心配した友人達が集合して『写真時代』に大衆切腹論として掲載された。自殺未遂を前向きに転倒することで、オイラを励まそうとする皆の気持ちが痛いほどよく分かった。その後も末井さんとはいろいろな場面で出会っている。 本書では、優しく思いやりのある末井さんの人柄がにじみ出ている。そればかりではない。これまで知ることが出来なかった、いや敢えて表に出してこなかったのだと思う、末井さんの内面をカミングアウトしているのだ。自殺する人に真摯に対面しようとする姿勢が、自分の内面の弱さを見つめてさらけ出すことになったのだろう。あの飄々とした末井さんが、数々の雑誌を編集してきたその裏側で、男女のドロドロとした内面や、表現者としての苦悩があったとは。そして、両親が心中された方、秋田県の法医学者で自殺の考察をした方、青木ヶ原樹海と自殺をよく知る方へのインタビューは、非常に興味深くある意味で面白いものとなっており、編集者としての末井さんの手腕が発揮されている。面白く読める自殺の本というのは矛盾するようだが、これまでになかったものだ。自殺を考える人は自分や自殺にしか目が向かなくなる。本書はそうした人や、知人に自殺をされてしまった人、そして自殺から目をそむける人への、末井さんからの優しい贈り物なのだ。

  • 生きづらさを感じてる人へのメッセージ

    「生きる」「結婚」同様期待を裏切らない作品だった、作者の根底に あるのは母親のダイナマイト心中のような気がする、インタビュー記 事も含め自殺について詳細に書かれてるが、あとがきの内容こそ本書 すべてで秀逸である、「自殺する人は感性が鋭くてそれゆえに生きづ らい人です」「自殺しようかどうしようか迷っているのでしたらどう か死なないでください」

  • そばに置きたい一冊

    出版前、ネットで読んだけど、冊子を購入

  • 普通に作者が不倫していて笑ってしまった

    「自殺」がメインテーマというより作者の不倫話などが出てくるエッセイ本。 ファン向けの本、という印象。

  • 訳あり人間に愛を

    今にも自殺しそうな、作者を含めた訳あり人間に、愛情の視線で心情を綴ったドキュメンタリー。自殺を、肯定も否定もしていないが、新視点の問題提起作品。

  • 買ってよかったです

    生きている事が辛いと思うようになり、かと言って自殺する勇気はなく、いやだ、辛い、苦しい、逃げたい、というときに手にした本でした。 著者の体験談を綴るエッセイです。 著者の周りの人が多数自殺している事実に驚きました。 そういう人たちが集まる体質なのかと。 内容は、自殺を勧めるものではありません。 自殺なんてばからしいよと、優しく語りかけてくるような本です。 読んだだけで日々の辛さや苦しさがなくなるわけではもちろんありませんが、ほんの少しでも、まだ生きてみようかなと思わせてくれます。 一度読み終えた後も、辛くなったときに何度も開いています。 心が弱っているなと自覚している人は、一度読んでみてほしいと思います。

  • 内容も文章も稚拙な駄本

    内容もつまらないが、まず文章が下手すぎる。読む気が失せるレベル。 これでエッセイ大賞?どんだけ日本の書籍のレベルは下がってるのか。

  • 「ウシジマくん」のような本かと思ったが。

    あの白夜書房の末井さんが 「自殺」のタイトルで本を書いたのを聞いて 「闇金ウシジマくん」のような”救いの無い”タイプの本かと思った。 読み進むにつれて気持ちがほぐれて行った。 その間実生活で、どうしようもなく卑しい言葉を聞いても 「しょうがねぇなぁ」と受け止める事ができた。 人間の”おろかさ”に寄り添っている。 どこか親鸞の「歎異抄」に通じるものがある。 Fさんとのエピソードは何度も読み返した。 胸が痛い。 人には、やさしくしたいと思う。

Related Literary Awards