自生の夢
A science-fiction collection about digitized persons, changing bodies, and the contours of intelligence. The stories, including the title work, quietly unsettle the boundary between reality and the virtual, life and stored trace.
Work Information
Where speculation meets lyricism, the outline of the human begins to take another form.
This collection brings together Hirotaka Tobi’s short and medium-length fiction from the 2000s onward. Within precise science-fiction premises, it places memory, body, and consciousness in flux, leaving an effect both intellectually cool and poetic.
Book Information
- Publisher
- 河出書房新社
- Published
- 2016-11-26
- Pages
- 288 pages
- Language
- 日本語
- Size
- 13.5 x 2.3 x 19.5 cm
- ISBN-13
- 9784309025216
- ISBN-10
- 4309025218
- Price
- 1760 JPY
- Category
- 本/文学・評論/SF・ホラー・ファンタジー
73人を言葉の力で死に追いやった稀代の殺人者が、怪物〈忌字禍(イマジカ)〉を滅ぼすために、いま召還される─── 第41回星雲賞日本短編部門受賞作「自生の夢」他、今世紀に発表された読切短編のすべてを収録。 最先端の想像力、五感に触れる官能性。現代SFの最高峰、10年ぶり待望の作品集。 「この作者は怪物だ。私が神だったら、彼の本をすべて消滅させるだろう。世界の秘密を守るために。」───穂村弘 その他の収録作品: ◎「海の指」第46回星雲賞日本短編部門受賞 霧が晴れたとき、海岸に面した町が〈灰洋(うみ)〉となり、異形の事物は奏でられていく。 ◎「星窓 remixed version」日本SF大賞受賞第1作 宇宙空間からぽんと切り抜いたガラス板を買ってきた。 ◎「#銀の匙」「曠野にて」「野生の詩藻」 天才詩人アリス・ウォンの生み出したもの、遺したもの。 ◎「はるかな響き」 人類誕生以前に行われた犯罪、その結果、人類を殲滅させるに至った犯罪。
飛 浩隆(とび・ひろたか) 1960年島根県生まれ。島根大学卒。大学在学中に第1回三省堂SFストーリーコンテストに入選。『象られた力』で第26回日本SF大賞を受賞。著書に『グラン・ヴァカンス』『ラギッド・ガール』。
Reviews
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美しき飛文学
難解かつ美麗。飛さんの書く世界はSFと呼んで良いものなのかわからない。 円城さんなどとも違い、ある種の文学ともいうべき気配を保っているが、そう見るとやはりSFなのだと戻って来てしまう。 10年ぶりに上梓された本書はそうした飛文学が濃厚に詰まった一冊で、どの短編も読み逃しナシ。言葉の海に翻弄されるのである。
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脳をいじられる
目から読むと文字が脳に到達して感覚を操作されるような読感が。恐ろしいけど快感。懐かしいファンタジーをVRにして未来に置き換え、現実を巻き込んでいくような新時代の「読むプログラム」
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五感に捻じ込まれる
グロテスクなのに美しい。五感全てに訴えかけられるようなインパクト。グランバカンスシリーズの続編が待ち遠しいです
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シューマンを聴きながらがオススメかもです!
飛浩隆「自生の夢」読了。一言、すごい作品群だった。気軽に手に取って読み始めたが、各話、奥深く異常な世界に引きづり込まれるように没入して読み耽った。なんだこれ?SF小説だからこその圧倒的な創造性をもつ文字列の凄さに驚愕した。映像では表現できないだろうな。特に表題作と「はるかな響き」。
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もっとSFが読みたくなる。。。
若手作家によるSFアンソロジーです。 Googleの後の世界は、どうなるのだろう? と考えさせられる一冊です。
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これはライトノベルだ
すごい読みやすくなっていた。これはもはやライトノベルと言っていいのではないだろうか。 飛浩隆先生が欲しいものを妄想して書かれた作品、というか、Cassyがあれば、あの続編もきっと平成の内に読めたかもしれませんね。
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ハーモニーのその後を連想させる
ふとした事で手に取りました、初めて読む方でしたが、最初の「海の指」の創造のヒロガリに加えて、絵的なヒロガリも凄く、一気に掴まれました。 その後の「#銀の匙」、「曠野にて」、「自生の夢」、「野生の詩藻」の連作短編が、伊藤計劃の「ハーモニー」の先を描いたかのような世界を生々しく描いていて、凄い! SF会では有名な方なのかもしれませんが、新鮮な驚きです。 是非他の著作も読まなければ!!!!!
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映像化できない
SF短編集...いくつかはつながっている... だが、これは映像化できない、不思議な感覚。SFならではというか。映像にはっきりならなくてもイメージとしては大まかに捉えられる、そういう文字媒体ならではの感覚を覚えさせてくれた。
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