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あなたに安全な人

Bunkamura Deux Magots Literary Award

あなたに安全な人

Kumi Kimura

A novel in which two people burdened by memories of harm meet in a place that fears the first infected person and begin a quiet life on the run. It traces the weight of past wrongdoing and a relationship built on sensing one another's presence.

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Work Information

A lonely and fragile life on the run for two people burdened by guilt.

Kimura Kumi's Anata ni Anzen na Hito won the 2022 Bunkamura Deux Magots Literary Award. Two people carrying the aftermath of separate harms cross paths in a place marked by fear of infection.

Book Information

Publisher
河出書房新社
Published
2021-10-26
Pages
152 pages
Language
日本語
Size
13.6 x 1.6 x 19.4 cm
ISBN-13
9784309029979
ISBN-10
4309029973
Price
1837 JPY
Category
本/文学・評論/文芸作品/日本文学

人を死なせた女と男の、孤独で安全な逃亡生活――。3.11直前の少年の死をめぐる海難事故と、沖縄新基地建設反対デモ警備中の出来事が、「感染者第一号」を誰もが恐れる地で交差する。 ******** 第32回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞! (選考委員:ロバート キャンベル) 光のない場所へ手を引かれ、低酸素状態で見えてきた希望。 ――金原ひとみ ここ最近、分断を許さないことで起きる分断のせいで、空気を読むのにずっとうんざりしていたから、ひたすら気配を読むこの読書が幸福だった。 ――尾崎世界観 世界を覆う不均衡(インバランス)に声と形を与えようとしている点において、高い評価に値する作品であることは間違いない。 ――ロバート キャンベル 究極のソーシャルディスタンスな関係? 純文学なのに気分はホラー。主人公らが味わう疎外感は他人事とは思えない。 ――斎藤美奈子 この世界が好きだ、この人たちが好きだ。 ――吉行和子 ******** 「互いの気配は、ときどき、幽霊がいるのかな、とでもびくっとさせるくらいに漂わせるのが理想です」(本文より) 3.11直前に教え子をいじめ自殺に追いやってしまったかもしれない元教師の妙と、沖縄新基地建設反対デモの警備中にデモ参加者を不慮の事故で死なせてしまったかもしれない便利屋の忍。 過去の出来事に苛まれるふたりは、「感染者第一号」を誰もが恐れる地で出会った。 人が人を傷つけ、傷つけられる世界で、「東京からの移住者」が遂げた謎の死をめぐり、ふたりの運命は動き出す――。

木村紅美(きむら・くみ) 1976年生。2006年『風化する女』で文学界新人賞を受賞しデビュー。09年『月食の日』、18年『雪子さんの足音』がそれぞれ芥川賞候補となる。他の著書に、『夜の隅のアトリエ』『まっぷたつの先生』等。

Reviews

  • 面白かった。装丁も素敵。

    過去を持った2人の緊張感がたまらなかった。

  • ユニークな視点で物語が展開していく

    現実でもありうる話と感じた

  • 期待し過ぎた。

    お互いの気配を感じているだけの生活、に興味はあったが、せっかくの面白い設定が、ねえ、ラストがねえ。

  • とても面白かった!

    全編を貫く不穏感と緊張感。読み終えたあと、誰かと答え合わせがしたくなりました。

  • 買いですが・・・。

    そもそもなかなか不幸な境遇の上に、これまたそれぞれがなかなか不運な出来事に見舞われた、寄る辺のない四十代の元国語教師の女と、三十代の元警備会社社員の男が奇妙な同居に至る物語です。 女と男の交互の視点から描かれていて、2時間くらいのテレビドラマになれば、中2の姪や嘗ての保護者とのバトル、空き家への探検といった見せ場が配されているので、あっという間の2時間でしたとなりそうですが、たとえば男の兄一家との関係性など、結局「闇」に消えていくパターンが多く、ラストも含めて、個人的な好みといいますか、「小説だろ」で読み流すことのできない老いといいますか、意味深な題名と相まって居た堪れない気持ちが後味として残りました。 それと偉そうですが、「◯◯の◯する◯◯が◯◯する〜」式の文章が多用されていて、最初の「の」は主格の「が」を使うと続く「が」と重複するので「の」にしているように見えるものの、目が回るような気分になりました。ただし、これは人によってはハマるポイントかもしれません。

  • なんだかなぁ。

    私には非常に読みにくい本に感じました。 キャンベルのお勧めで読んだけど なんだかなぁ、でした。

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