Book Information
- Publisher
- 光文社
- Published
- 2024-03-21
- Pages
- 288 pages
- Language
- 日本語
- Size
- 18.8 x 12.8 x 1.9 cm
- ISBN-13
- 9784334102562
- ISBN-10
- 4334102565
- Price
- 1354 JPY
- Category
- 洋書/Literature & Fiction/Contemporary
第27回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作! 大切なものは永遠に戻らない。 刑事にしがみつくしかなかった。 何より魅力を感じたのは、この著者だからこそ書ける危うさや歪さのような部分だ。この筆の力を才能と呼ぶのだろう。 ーー辻村深月 大宮署の刑事・蝶野未希は十七年前に息子の遥希を亡くした。雪の日に、廃工場の冷蔵庫に閉じこめられて死んだのだ。犯人は捕まっていない。 ある日、非番で大宮駅を訪れていた未希は、駅前で発生した車の爆破事件に遭遇。被害者の三上は、遥希の葬儀を執り行なった葬儀社の社員だった。さらに数日後、三上の同僚だった男もまた、大宮駅前で刺殺される。十七年前の事件が、時を超えて動き出したーー未希は捜査にのめり込むが、思いがけない出来事が彼女を襲う。 過去は消えない。未来は見えない。それでも生きるしかない。 ノンストップ警察ミステリ!
Reviews
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さいたま愛がスゴイ
翔んで埼玉とか、住みたい街ランキングでも大宮とか浦和が上位に来たりとか、注目度の低い埼玉が、最近少し話題になることが増えてきた。この本でもさいたま市、特に大宮、浦和辺りが舞台でそのトレンドに乗ったものなのか。街の小ネタが所々にちりばめられて、さいたま市住民にはアピールするかな? それはさておき、本書はミステリーである。いわゆるフーダニット、犯人捜しが中心に据えられている。また、警察ものということもできる。過去の事件を引きずる刑事が、よき理解者であるバディを得て、現在の事件から過去の事件の真相を暴き出す。これが筆者の処女作ということであるが、文章力はなかなかのものである。過去と現在をうまくつないで見せている。ただ、ミステリーとしてはこの過去引きずり系のストーリーはやや陳腐な気もするし、お約束通りに真犯人の察しがついてしまうのが、ちょっと残念。さいたま愛は抜きにして、次回作に期待したい。
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今後に期待
面白かったし、作家さんの才能が垣間見える小説だった。ミステリーというジャンルは、書き手にとって非常に難しいと思う。基本的に頭の回転がよくなければ、なかなか書けないものだろう。 少し残念だったのは、作家目線が強く、俯瞰的に作品を見切れていなかった点かもしれない。 読者の立場に立って読むと、やや違和感を覚える部分もあった。 とはいえ、受賞にふさわしい才能を感じた。 経験を積めば、作品はさらに磨かれていくと思う。今後の小説にも期待しています。
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安っぽい2時間ドラマ的な稀に見る駄作
ストーリーもありきたりですが、文体が苦手なタイプでした。 50才前後の刑事同士が、名前(ファーストネーム)で呼び合いますかね?キモいです。 登場人物の造形・キャラも一昔前の安っぽいドラマに出てくる感じで、できの悪いコメディかと思いました。 何一つ、良い部分・読んでよかったところの無い駄作でした。 この作家の作品を手に取ることは二度と無いです。 お金と時間の無駄遣いでした。