Yoshikawa Eiji Literary Newcomer Award
田村はまだか (光文社文庫 あ 53-1)
Tamura wa Madaka is a linked novel about former classmates waiting for a friend delayed by snow, sharing memories and the worn texture of their present lives.
Work Information
The name of the awaited friend brings back old pain and small consolation.
A representative work by Kasumi Asakura available in Kobunsha Bunko. Through the time spent waiting for a classmate in a basement bar, past events and present unease intersect.
Review Summaries
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Readers value how each character's memories emerge with warmth and bitterness. In the act of waiting, regret and consolation naturally surface.
Book Information
- Publisher
- 光文社
- Published
- 2010-11-11
- Pages
- 312 pages
- Language
- 日本語
- Size
- 10.5 x 1.4 x 15 cm
- ISBN-13
- 9784334748692
- ISBN-10
- 4334748694
- Price
- 770 JPY
- Category
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
深夜のバー。小学校のクラス会三次会。男女五人が、大雪で列車が遅れてクラス会に間に合わなかった同級生「田村」を待つ。各人の脳裏に浮かぶのは、過去に触れ合った印象深き人物たちのこと。それにつけても田村はまだか。来いよ、田村。そしてラストには怒涛の感動が待ち受ける。'09年、第30回吉川英治文学新人賞受賞作。傑作短編「おまえ、井上鏡子だろう」を特別収録。
Reviews
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思いの外
素晴らしい作品だった。皆に薦めたい一冊
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同級生て良いものだ
同級会があって懐かしく思い 最終便をパスして残った5人。現実に戻らず 田村 を待ち 過去に思いを浸す 5人。小学校の思い出 また社会人になってから 一人一人の人生の節目の思い出がリアルであり興味深く読むことができました。最後に 田村さんに別のかたちで皆が会うことができましたが、もし同級会がなくて 田村さんが、出席する予定がなければ あんな 大怪我をせずに済んだのに人生はわからないなと思いました。
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今の小説って感じですかね。
期待したほどの内容ではありませんでした。
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何も起きない夜が、こんなにも胸を打つ
完成度は非常に高い一方、派手な展開を求める読者には地味に感じる可能性があります。その点を差し引いても、感情の描写力とラストの余韻は一級品です。 深夜のバーで行われる小学校のクラス会三次会。 大雪で遅れている同級生・田村を待ちながら、男女5人がそれぞれの記憶をたどっていきます。 待つ時間そのものが物語となり、ラストには静かで強い感動が訪れます。 読む前に「大きな事件は起きない物語」だと知っておくと、細やかな感情の揺れをより楽しめます。 特に心に残るのは、田村を待つ間に語られる何気ない思い出の数々です。 派手さはありませんが、待つ時間が生む緊張感と、記憶が少しずつ重なっていく演出が秀逸でした。 ちょうど良いボリューム感で、一気読みもおすすめです。 静かな物語なのに、読んだ後には確かな余韻が残ります。 「待つ」という行為の切なさと温度を、ここまで丁寧に描いた作品は貴重です。
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読ませる設定
話だけが先行して、なかなか現れない田村への興味が高まる。結末はちょっとありえない気もするけど、十分に楽しめた。
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田村はまだか
風邪で寝込んだ日に、一気に読みました。 こんな同窓会は正直嫌ですね。嫌な話ばっかです。 田村が来る来ないよりも、やっぱり歳はとりたくない。 と思いました。
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秀逸な人間模様
田村を待つ5人組みがスナックでそれぞれの置かれた環境や思考を発言したり、心で思い描いたりする物語。 そこでは小学校時代の田村や後日田村の妻となる変わり者の女の子の話も織り交ぜながら、各人の性格や思考を読み進める事ができる。 ストーリーが進むにつれ、40歳の社会人としての環境や小学生時代からの思考の変化など5人それぞれが置かれた状況や考え方が特徴付けられていき、人は色んな事情を抱えて生きているという事を目の当たりにする。 そんな当たり前のことを詳細に書き、各人の心の内面の心理描写を丁寧に描き出すことによってリアルさが増してくる。 結果田村は最後の最後に登場するが、それがこの小説の肝ではなく、5人の人間、マスター、職場の先輩などの人間臭さ、それぞれの「哲学」を描き出した作品だと思う。 心理描写が多いので少々読みにくい所もあったけど、非常に面白かったです。
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つまらない
本当に受賞作品なんですか? まるで『内輪の飲み会ばなし』を本にしただけ。面白味が全くない。