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謎解き広報課

Sakenomi Shoten-in Award

謎解き広報課

Ryo Amane

Shinfu Yuko, who takes a job at a town office, is put in charge of the public relations paper and keeps getting drawn into small mysteries at her interview sites. This linked short-story collection lightly follows the work of local PR and town promotion while tracing office dynamics and everyday unease.

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Work Information

Mysteries keep surfacing at every interview stop for the town newsletter.

A locally rooted work mystery about a young municipal employee assigned to the town newsletter. What begins as a seemingly unmotivated posting turns into a story about interviews, editing, and the realities and hidden motives of a small town.

Review Summaries

  • Readers praise it as an easy-to-read work novel built around a local newsletter, especially for its town atmosphere and relationships. Some, however, feel the mystery side is kept relatively light.

Book Information

Publisher
幻冬舎
Published
2015-05-26
Pages
303 pages
Language
日本語
Size
13 x 2.1 x 19 cm
ISBN-13
9784344027701
ISBN-10
4344027701
Price
1540 JPY
Category
本/文学・評論/ミステリー・サスペンス・ハードボイルド

頑張らない主義の広報ガールに降りかかる多彩な謎。 やる気も地元愛もゼロの編集部員が活躍 田舎発! 地域密着型おしごとミステリー。 ワケあって田舎の公務員になった東京育ちの新藤結子。 生活に疲れ果て、夢も希望もなさそうと噂される新卒の彼女が配属されたのは広報課。誰にも読まれていない街の広報紙の編集は、 無意味でつまらない仕事のはずなのに、毎回、広報紙の編集を 妨害する「謎」を解く羽目に……。 若者に人気のゲームの舞台にこの町が使われていることがわかる。 「聖地巡礼」と町にやってくるオタクたちを利用して町おこしを目論む観光課は、広報紙でも取り上げるよう依頼してくる。ところがゲーム製作者は、舞台にしたことを否定……。結子は、 各所の板挟みになって困惑してしまうのだが、関係者の嘘に気づいてしまう。 街に潜む闇、住民たちの心の謎、仕事の壁にぶつかっていく 無気力女・結子に注目の連作短編ミステリーです!

1978年生まれ。音が「見える」探偵・音宮美夜を主人公とする長編ミステリ『キョウカンカク』で第43回メフィスト賞を受賞し、2010年2月にデビュー。犯人の「意外な動機」がミステリファンの間で瞬く間に話題となり、2011年版「読者に勧める黄金の本格ミステリー」(南雲堂)にも選出された。また『葬式組曲』(原書房)は「2013本格ミステリ・ベスト10」(原書房)の第7位、第13回本格ミステリ大賞の候補作に。同作に収録されている「父の葬式」は第66回日本推理作家協会賞(短編部門)の候補作にも選ばれた。近作に『セシューズ・ハイ』(講談社)などがある。

Reviews

  • 面白かった

    ご都合主義的展開かもしれないが、十分に楽しめた。電子書籍で読了後、知人に勧めるために書籍版を購入した。

  • 読者に対して親切に書きすぎかも…

    ど田舎高宝市で、最初は仕事にやる気のなかった新人、新藤結子が徐々に広報誌の作成の面白さに気づいてゆく成長物語。結子が毎月巻き起こる小さな謎を解きながら話が進むので、ミステリー要素も重要な役割を果たします。個人的には鬼庭町長の変キャラが好みでした。 この作者は「伏線の張り方」と「読者への気の持たせ方」が上手い作家さんですね。勢い、丁寧な書きぶりなのが災いして、説明がくどい感じになるのが気になりました。もう少し読者に不親切な書きぶりにすると、400ページが300ページくらいに収まるのになぁと感じた次第です。

  • いろいろ残念

    女子お仕事ミステリの連作短編集である。天祢作品は初読。 帯紙によると、第18回酒飲み書店員大賞の受賞作らしい。うーん寡聞にして知らない賞です。 ストーリはというと、東京の大学を卒業し、とある地方の町役場に就職した(実はやる気のない)女性が町の広報誌を担当することになり、謎の経歴をもつやり手上司から微妙にいじめられつつ、町じゅうをバタバタ駆けずり回りながらも、町の住民の皆さんの協力も得られ、公務員として広報誌担当として一人の人間として着実に成長を・・・といったオハナシ。 さて、ところどころにミステリ的な味付けのエピソードがあるとはいえ、ストーリのメインは明らかにそこではない。タイトルに「謎解き…」とあるし、確かに謎は解いているけれども、直感と僥倖で決めつける感じの探偵ぶり。それまで伏線も何もないので、読んでいるほうとしてはどうしようもない感が否めない。 あとですね、きっと試されていないんだと思いますが、電圧がかかってない状態のFlashメモリカードは常温の○○○に沈めてもそれだけでは破損しません。水没した電子機器がどういう原理で壊れるのか、ちょっとは考えてみてはどうでしょう。 カードが壊れているっていうのが文系な登場人物たちがそろって陥った誤謬で、後になって実はそれが・・・なんていう伏線かとも期待したのですが、どうやら違うようでしたし。うーん。

  • ただの新人がんばれ物語ではなかった。

    そんなに期待しないで買いましたが、なかなかよいです。各編、広報の仕事についての個人の思いとの葛藤と謎解き、それと全編通してのちりばめられた伏線が、みごと拾えて、全編の謎解きが一転、二転と、なかなかの展開で面白かったです。よく全国の自治体広報マンに取材され、地方自治体、公務員といった題材のもと、よい意味で積極的な内容だと思います。あと、田舎の過疎の町レベルで広報課と組織しているところは、あまりないのでは?という気がします。まぁそれも含めて、広報紙が現実とかけ離れている点や意図的な歪曲については、謝辞で書かれているので、それもまた腑に落ちる点でした。唯一、結子が居酒屋でしでかした顛末を教えていただければ(笑)と思います。個人的満足度は100点満点中85点です。続編ができれば読みたいです。(^ー^)>

  • 二兎を追うものは…

    お仕事系ミステリーで広報にしたら、公務員と編集のダブルで書けてお得!みたいな軽い打ち合わせで企画した感じの一冊 嫌な上司が出てきますが、ぶっ飛んだ変な人にしてユーモアを出すのが小説の鉄則ですが、普通に嫌な感じの上司です。ノンフィクションじゃないんだから現実に引き戻してどうするんだ? 一応ミステリーなので、謎が良ければ星は増えますが、評価の通りです

  • 騙され得です。

    古本屋のおやじとなって、今年の9月で1年になる。中国山地の山間にある過疎の田舎町で、商店街はもはや死に体、とても商売としては成立しないだろうとの予想通り、いや、想定以上で、閑古鳥が鳴いている。 古本屋としてはまだまだ駆け出しなのだが、そんな馬鹿なことを始めた人間を珍しがってか、地域の相談事が持ち込まれることがある。それで事件が起きれば、「○○の事件簿」が書けそうだが、田舎町でそんな異変が起こることはまれで、平々凡々とした日々が過ぎて行く。 先日は、そうした退屈した毎日を脱しようと、町興しのイベントについての相談を受けた。謎解きのゲームをしながら、町巡りをしようという企画。せっかくだから地元のことを宣伝しましょうよということで、いろんな意見が出た。わたしの知らない町の歴史や史跡などが話題になって、愉しかった。ただし、外部の人にとってもそれが魅力的なことなのかどうか。地元民だけの自己満足で終わってしまっては、町興しにはならないからだ。 この作品は、過疎地の町役場の広報課が舞台、それでついつい感情移入してしまった。夢も希望もなくした都会育ちの娘が、田舎の濃密な人間関係の中で成長してゆく物語……、こう書けばありきたりの説教臭いストーリーのようだが、そうした過程や彼女の性格までもがトリックの重要な要素に含まれていて、最後のどんでん返しではアッと言わされる。その後口、読後感が、とてもここちよいのである。そういえば、この作品の中では、真の悪人は一人も登場しない。何度でも騙してもらいたくなるような、ココロ温まる本格推理小説なのです。 あなたも、ぜひ騙されてみてください。

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