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板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

Izumi Kyoka Literary Award

板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

Maha Harada

A novel that portrays the strength of art and life through Munakata Shiko’s work and the gaze of his wife, Chiya.

Munakata Shikoartmarriagenovel

Work Information

The force of printmaking and the time of a married couple bloom into a single story.

A Gentosha novel that powerfully turns the life of Munakata Shiko into a story, also using the perspective of his wife Chiya.

Book Information

Publisher
幻冬舎
Published
2024-03-06
Pages
260 pages
Language
日本語
Size
1.9 x 12.8 x 18.8 cm
ISBN-13
9784344042391
ISBN-10
4344042395
Price
1870 JPY
Category
本/文学・評論/文芸作品

第52回「泉鏡花文学賞」受賞 ​ 原田マハ3年ぶり長編アート小説がついに単行本に! 「ワぁ、ゴッホになるッ!」 1924年、画家への憧れを胸に裸一貫で青森から上京した棟方志功。 しかし、絵を教えてくれる師もおらず、画材を買うお金もなく、弱視のせいでモデルの身体の線を捉えられない棟方は、展覧会に出品するも落選し続ける日々。 そんな彼が辿り着いたのが木版画だった。彼の「板画」は革命の引き金となり、世界を変えていくーー。 墨を磨り支え続けた妻チヤの目線から、日本が誇るアーティスト棟方志功を描く。 感涙のアート小説。

1962年東京生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立、フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年「カフーを待ちわびて」で日本ラブストーリー大賞を受賞し、デビュー。12年『楽園のカンヴァス』(新潮社)で山本周五郎賞受賞。17年『リーチ先生』(集英社)で新田次郎文学賞受賞。著書に『暗幕のゲルニカ』『サロメ』『たゆたえども沈まず』『美しき愚かものたちのタブロー』『風神雷神 Juppiter, Aeolus』『〈あの絵〉のまえで』『リボルバー』など。

Reviews

  • 夫を支え、応援するのは妻!!

    棟方志功さんの奥さまの視点で描かれています

  • 板に刻んだのは家族への愛

    江戸時代までは「口語」話し言葉と「文語」書き言葉は違うものでしたが、本作はAudibleの読み言葉がもともとのオリジナルとのことです。それが単行本になると不思議なことにさらに優しさが伝わる文章になっていました。読み伝えが前提となると、あまりに繊細な描写や繰り返し、不必要な比喩などが省略されて本意がストレートに伝わるわかりやすい文章で同時に読みやすい文章です。 作者お得意の「ゴッホつながり」で棟方志功の半生を妻のひとり語りから始めて、超お得意の「美術史」ものとしての完成度が高く、さらにメインテーマである「家族愛」を余すところなくきれいに描写しています。特にまた妻の独白に戻ったラストにとても感動させられました。 大変失礼ながら最近は迷走気味だった作風がやっともとに戻って安心して読了できました。

  • 必読!!

    原田マハさんがさらに好きになりました!!素晴らしい作品です!!吸い込まれるように読みふけり、最後には青森弁を話している自分がいました。必読です!!ありがとうございます!!

  • プレゼントして喜んで頂きました。

    著者の作品が好きな方へのプレゼントです。もう二回読んだそうです。ファンの期待を裏切らなかったようです。

  • 読み進めることが出来なかった

    私は青森と秋田の県境に生まれ育ちました 昭和20年代生まれです 青森は特に方言がきつくその近辺で生まれ育った私の母世代は特に訛りが強かったと思います 会話の部分は良く書かれていました さぞやご苦労されたと想われます 東北の厳しい寒さの生活は会話にも制限がかけられました ご飯早く食べなさいは「はやぐままけ」 ままはご飯 早くと言うよりははやぐと言った方が口を開けずに済みます 寒さで口がまめらなかったと思われます 特に「す」は「し」に「せ」は「ひ」になっていたように思います 鈴木静子は「しじきしじこ」にせなかは「ひなが」と言う感じです 文面の中にずが入る会話があります あの当時ずと言える会話があったとは思えない その事がとても引っかかりました あの時代まる一日近くかかったであろう子連れの上京の大変さが抜けていて残念でした あの時代の厳しかった暮らしを思い本は半分迄しか読めなかった 父や母だけでなくあの時代は皆子供を育てるため苦しみや辛さをしまい込み生きた人生だった

  • 青森と棟方志功を誇りに

    青森市出身で幼い頃から棟方志功作品を見て育った者です。 自分の家族のことを読んでいるように嬉しく、沢山感動しました!素晴らしかったです! 私は現在40代中盤ですので、昭和後期の生まれです。 しかし、自分の親や祖父母の暮らした青森の様子は、志功さんの家庭環境の様子に近かったです。 青森は産業もそれほど無い地域ですし、寒さが厳しい冬はただ粛々と雪と共存するより他無い地でした。 その辛さや侘しさが分かるがゆえに、志功さんの苦悩・転機、 そして”世界のムナカタ”として展開していった成功への道は、涙の連続でした。 特に、偶然が結んだ、柳宗悦さんとの出会いのシーンは、ただただドラマチックでした! 芸術作品や芸術家は、一人で作ることができるものではない。 支える人、認め拡げる人がいるから成り立つのだ、と痛感しました。 激しい津軽弁の方言描写は、青森出身者の自分にとっても、ディティールまでリアル100%でした! よく言語化できたものだと、尊敬致します! 是非、原田さんのこの作品で映像化した棟方志功が見たいです!できれば朝ドラで!

  • 棟方志功の溢れるばかりのエネルギーが伝わってきた

    ●日本を愛したゴッホ。そのゴッホを愛した著者が描く棟方志功の物語。彼もまたゴッホに憧れ崇拝 した。豊かな想像力と鋭い感受性はまさにゴッホに比肩するほど・・・。 生前は全く評価されなかったゴッホに比べ、棟方志功の僥倖は何に起因しているのだろうか?著者 の描く棟方とチヤの人間像から容易に推し測ることが出来た。彼の溢れるほどのエネルギーと純朴で 前向きな姿勢、それに夫を献身的に支える妻の覚悟が伝わってくる。 津軽弁のあたたかな響きと相まって、全編を通し〈ひまわり〉のような明るさが滲み出ていました。

  • 益々、棟方志功さんのファンに❗️

    棟方志功さんと奥様のご苦労、そして努力が身を結ぶストーリー。お二人の気持ちを東北の訛りを混じえながら時間と共に展開する素晴らしい小説でした。人生における、人とのご縁の大切さが良く分かります。

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