Japanese Literary Awards

← Back to awarded works
凍った太陽 (創元推理文庫 M こ 3-2 高城高全集 2)

Hoseki Award

凍った太陽 (創元推理文庫 M こ 3-2 高城高全集 2)

落合聡三郎

Takagi Taka's debut story and an early landmark of Japanese hardboiled fiction. Set in a city still marked by postwar ruins, its dry narration follows the scent of an incident while registering urban desolation and solitude.

hardboiled fictionpostwar Japanurban fictionmystery

Work Information

In a city of postwar ruins, a man pursues the shadow of an incident and lost time.

X-bashi Fukin is Takagi Taka's debut story, known as a prize-winning entry in Hoseki. NDL OPAC confirms the 2006 Araemishi volume X-bashi Fukin: Kojo Ko Hardboiled Kessakusen as a 372-page printed collection whose contents include the story. Searches of Amazon Japan, NDL OPAC, publisher, and bookseller pages did not confirm an ISBN for that 2006 collection, but the 2008 Tokyo Sogensha Sogen Suiri Bunko volume Kotta Taiyo includes X-bashi Fukin and confirms ISBN 9784488474027.

Book Information

Publisher
東京創元社
Published
2008-05-29
Pages
465 pages
Language
日本語
ISBN-13
9784488474027
ISBN-10
4488474020
Price
707 JPY
Category
本/文学・評論

Amazon.co.jp: 凍った太陽 (創元推理文庫 M こ 3-2 高城高全集 2) : 高城 高: 本

Reviews

  • ウエットな日本でもハードボイルドは描ける

    誰が言ったか覚えてはいないんだが、カリフォルニアのような乾いた風土にこそハードボイルドは生まれ育ったから、日本のようなウェットな風土ではハードボイルドは生まれえないという言葉があったと思う。だが、ウェットはウェットなりにハードボイルドは描かれうると確信できた。戦後すぐという時代背景のせいかもしれない。生きていくことに必死で風土が異なる意味でドライになっていた時代。アメリカから圧倒的な物量と文化が押し寄せてきた時代だからかもしれない。古い日活のアクション映画的な味わいかもしれない。そうした時代に抵抗がなければお勧めするし、この若者が生きにくくなった2020年代だからこそ、むしろ、近しい感覚を覚えるかもしれない。若い人に読んでもらいたいけど・・・目に留まらないだろうなあ^^;

  • 様式美ではなく

    おそらくはジャンル小説の枠組みを借りて、自己のリビドーを解放しただけの大藪春彦や、懸命にチャンドラーやロス・マクドナルドの文法を日本に移植しようと苦闘した河野典生と全く違って、簡潔な文学表現としてのハードボイルドに殉じようとした点で高城 高は最も純粋だったのだ。 タイトル作(悪女物の傑作。著者の最高作)やデビュー作「X橋付近」は現在の視点から見ても鋭い切れ味がある。そして「ラ・クカラチャ」や「賭ける」の叙情と残酷さがあいまった結末には作者の美質が象徴されている。 またこれは蛇足だが、個人的にはハードボイルドに興味が無かった江戸川乱歩が著者を評価した見識の高さと、ミステリへの情熱にも改めて心打たれる。

Related Literary Awards