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そして俺は途方に暮れる

R-18 Literary Award for Women by Women

そして俺は途方に暮れる

Yayoi Watanabe

And Then I Was at a Loss is Yayoi Watanabe's first venture into fiction. Through an age-gap relationship, it depicts the dislocation between body and mind and won the readers' prize of the R-18 Literary Award.

erotic fictionage-gap relationshipbody and mindtransgression

Work Information

A prizewinning work that traces the mismatch between body and mind through eroticism and transgression.

Yayoi Watanabe's And Then I Was at a Loss was published by Futabasha in B6 format. Known for erotic women's comics, the author uses prose here to explore distorted desire and emotional instability.

Review Summaries

  • The description emphasizes the imbalance between mind and body beyond its explicit erotic scenes. It is a turning point in the author's move from comics into prose fiction.

Book Information

Publisher
双葉社
Published
2004-02-01
Pages
205 pages
Language
日本語
ISBN-13
9784575234916
ISBN-10
4575234915
Price
784 JPY
Category
本/文学・評論

表題作を含め、この話にでてくる男女はセックスばかりしているように思えます。事実そうなのですが。でも、彼らは皆、ココロのなにかが足りないどこかが空っぽで、それを埋めるべくカラダとカラダを重ね合わせているのです。そして、それは二人が結び会わされる一瞬、満たされるかのように思われるのですが、次の瞬間、あっという間にもとどおりのぽっかりした穴が空いてしまうのです。何度繰り返しても同じこと、ココロはカラダを裏切り続けるのです。なぜ、一人でいられないのか、なぜ、誰かと結びつきたいと人は願うのか。そういうことは、この話の中の男女はいっさい考えてはませんが。ただ、その人でなければいけないような気がして、お互い求め合うだけです。 男と女、なにが正解かなにが間違いか、実は作者にも分かりません。ただ、人の営みの哀しさとおかしさを少しでもすくいとれたら、と思っています。

Reviews

  • 可笑しい・・・でもキュンとくる・・・

    久しぶりにこんなに声に出して笑ったのは初めてです。 まさにツボにははまったという感じ。著者を全く知りませんでしたが、 漫画家でありながらここまで書ける人ってすごいです。ポルノでもこんなに 文章がしっかりしてリアルにかけたら、ホント文句なしです。巷に出回っているポルノ小説だと思っている人は、騙されたと思って読んでみてください。 次回作を楽しみに待っています。

  • 可笑しくて切ない...!

    面白かった! 恋愛小説ってどこか気取った印象があって手に取ることが少ないんだけど、勧められて読んだこの本は大当たり。 登場人物が生々しくて、最初はえ?と思うような人物でも読んでいると自然に感情移入してしまい、一気に読みきってしまいました。 気取った美人は登場せず、みんな平凡な、いや...むしろちょっと難ありでさえある...そんな女性達が魅力的な可愛い男の子と恋に墜ちるのです。 リアルじゃない?でも、読むとこれがリアルに思えてくるんですよ!そこが面白いのです。 恋愛小説も良いなあ~V

  • うん、あるかも。

    男と女でそれぞれの考えや思いがあって、意外とすれ違っていたりして・・・っていうのはありそう。 行動は変わらないのに、その人が何でそんな事したのかが判ると、その人に対する見方が変わるから不思議。 靖之バージョンを読んだ後と、絵里子バージョンを読んだ後では絵里子に対する見方が変わりました。 あんまりHモノは多く読まないけれど、これは、好き。 靖之にがんばってほしいなあ。・・とか思いました。

  • じわんとあったかい

    直截的でごつごつしたセックス描写の向こうに、どこか心がいびつな人たちへの、作者の温かい視線が透けて見える。 そのまなざしにほっとしながら、じわんと心地よく涙することができました。 特に「どうなっちゃってんだろう」のゴミの部屋に棲息する臭いシズエさんのリアリティーは圧倒的! 彼女とのセックスシーン、男に「ああ、堪忍」と言わせた作者に、思わず拍手を贈ってしまいました。 最後まで読めば、R-18文学賞・読者賞受賞の表題作に、こんな裏話があったのか!…と、嬉しくなっちゃいますよ。

  • 感応されちゃいました

    あ、この人は好き。コイツは嫌いだな。こういうのもアリかも。私はこうなりたくない……出てくるすべての登場人物がどんどん動いていって私の中に絵になって浮かんでくる。だってしょうがないジャンって私に訴えかけてくる。生きるってそんなにカッコイイことばかりじゃないよって。官能小説で泣くなんて私って最初は思ったけど、作者観にすっかり「感応」させられたって感じ。今すごく快感よ。ぜひぜひ読んで欲しいです。一緒に感応させられちゃいましょ。エッチな気分になったり泣いたり、ちょっと忙しいけどね(微笑)

  • エッチで切ない

    表紙のイラストとR-18賞にひかれて、購入しました。でもお話もぐいぐいひっぱる。どれもみんなちょっぴりエッチで切ないものばかり、特に「どうなっちゃてんだろう」のシズエさんのお話は泣けました。手探りでお互いを求めて、うまくいかない男女ばかりでてきます。

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