小夏と麦の物語 (双葉文庫)
This book collects two novellas centered on Konatsu, a dog rescued just before euthanasia, and Mugi, a black cat. Through life alongside small animals, it quietly traces the kindness that enters daily life and the hope that remains after loss.
Work Information
A small life can give an exhausted day a quiet rhythm.
A novella collection featuring two pieces about Konatsu, a dog rescued from the brink of euthanasia, and Mugi, a black cat. Through the time people spend alongside animals, it captures the tenderness that remains after loss and a quiet sense of renewal.
Review Summaries
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It is well received as a warm story that gently portrays life with pets, with readers especially valuing the affection in the everyday details and the bittersweet afterglow. Many also find it easy to keep reading without feeling overwhelmed.
Book Information
- Publisher
- 双葉社
- Published
- 2018-11-14
- Pages
- 312 pages
- Language
- 日本語
- Size
- 14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-13
- 9784575521634
- ISBN-10
- 4575521639
- Price
- 350 JPY
- Category
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
あなたが好きなのは犬ですか? 猫ですか? あるきっかけから殺処分寸前の子犬〈小夏〉を引き取った真央。仕事も恋もうまくいかない毎日が、その小さな存在によって少しずつ変わっていく。広島を舞台に愛犬とその家族の愛情に満ちた日常を描く『ニューサマーオレンジ』。鎌倉に暮らす夫婦に訪れた思いがけない試練。飼い猫〈麦〉の目を通して生への希望と切なさを描いた『麦ねこ』。人間の心に寄り添う〈小さき命〉との温かくも穏やかな日々を綴った中編小説二編、胸に迫る感動の物語。
1964年生まれ。神奈川県横浜市出身。会社勤めの傍ら小説を書き続け、長編小説「エンジェルボール」を電子書籍で個人出版。各方面から好評を博す。2015年、大幅な加筆と再編集を経て『エンジェルボール』(全4巻)を文庫化し作家デビュー。各メディアで絶賛されると、2016年には同作品で第6回広島本大賞小説部門の大賞を受賞。同年9月には初の短編集『穴おやじ』を刊行。
Reviews
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犬や猫を飼ってない人にも読んでほしい。(犬や猫の心情が見えてくる)
ニューサマーオレンジ 犬が出てくる小説では、おそらく過去作でも。1番心に沁みる内容で、溺愛する愛犬家には少し物足りないかも 知れないが、傷ついた心の人には、ちょうどいいハートフルで、最後は、子犬ながら、最後まで生き抜こうとした 生きざまに共感を覚える。良作でした、読んだのはネット小説でしたが、うちの愛犬も最後まで生きようとした姿 が、物語と似ており旅立ちましたが、供養と自分のために購入しました。
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優しくなれます
飛騨先生の作品は、読んだ後に人に優しくなれます。 エンジェルボール、穴おやじもそうでしたが、 映像が浮かんできます。 人間に最も近い動物である犬と猫。 両者とも言葉は話せなくても何もかも分かっているし、 大好きな人のために一生懸命尽くします。 優しくなりたい人におすすめの一冊です。 愛犬が更に愛しくなりました。
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感動ストーリーの、その先へ。
エンジェルボールの作者の最新刊。普段小説を読まない私ですが、ひょんなことからハマり、楽しみにしています。 エンジェルボールは、私の地元である因島を舞台の一つに描いてくださったということですが、今回の小夏の話も瀬戸内の話。夏みかんの感じ、島の感じがじっくり伝わってきます。 ちょうど先日父親が病気になって帰省し、さらに実家の黒猫がお爺ちゃんになっていたので、これまたリアルに読めました。 パパと小夏のシーンで、うるっと来ました。飛騨先生は、こういうシーンが上手いんだよなあ。というか、このシーンを書きたいがためのストーリーではないか?とか思ったりするわけです。 エンジェルボールとの妙な共通点も多々ありました。 はっきりしたメッセージが込められている小説ですが、飛騨先生の、生きとし生けるものへの眼差しと確信が伝わってきます。 もちろん人間も含め、なぜ、生き物の命を大切にしなければならないのか。命あるものの尊厳の根拠とは何か? 難しい話ではないのですが、生き物の魂の輝きの、その本質が伝わってきます。「感動ストーリー」を超えて、とてもとても、深いものが埋まっている話だと思います。
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作者の優しい慈愛に満ちた感情が凝縮された感動物語
感動小説です。 『エンジェルボール』でヒットし、大きな賞をもらったその作者が書いたもの。 中編小説二編が入った一冊で、犬の「小夏」の物語と猫の「麦」の物語。命の大切さと慈しみ、愛情などがタップリ。ついつい読み進むうちに泣けてくる。年齢と共に感情移入がしやすくなるというけれど、やはり涙腺が弱くなっているのか・・。何度も涙を拭ってしまいました。 子犬の「小夏」(ニューサマーオレンジ)の気持ちが丸ゴジで書かれているのがまたいい。いじらしくってカワイイね。描写が実に巧みで感動的な本を久しぶりに読ませていただきました。ホッコリ、そして爽快!
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想像力と旅心と小さな命の思いと
一作ごとに情景描写のうまさが上達していく作家です。景色が映像を見るように頭の中に浮かんできて、風を感じるような気がします。ただしそんな穏やかな景色を楽しんでいると、小さなパートナー達のつぶやきにふっと涙腺が緩む瞬間があるので、要注意です。星4つは、次作への期待です。
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大切な人を亡くした経験のある人に
「エンジェルボール」の舞台、原作に惹きこまれたので、本作の刊行が気になってはいましたが、大切な人を亡くした直後だったので手に取れずにいました。 2年の時を経て、辛くて真っ暗だった日々が少しずつ過去になった今、やっと読むことができました。 大切な人と過ごした日々を思い返し、その日々があったからこそ辛い別れを乗り越えて今があるのだと思えます。 大切な人を失った人、大切なペットとともに過ごす人、周りの人の言動に傷ついている人に読んでいただきたいです。
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ペットロスの人にも読んでほしい
じっくり、ゆっくり、味わいながら読みました。最近、私の周辺にはペットを亡くされた人が多く、そんな人にとってこの本は読むのが辛いだろうとあまり薦めませんでした。私も以前、10年飼っていたペットを亡くしています。 「小夏」と「麦」の2篇とも読んで、ペットと人間との優しくも慈しみ深い関係を感じました。犬と猫とでその関係性の違いが面白くかつしみじみと伝わってきます。 ペットロスの人にこそ、この本を読んで癒やされて欲しいと考えを変えさせられました。
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人は動物に助けられている
電子書籍の”ニューサマーオレンジ”を読んだ時も感動したが、何故か今回のほうが感動が強く涙してしまいました。歳をとったせいかな...⁉️ 人が皆、この主人公の様に身勝手じゃなく、猫も犬も人間と同じだと思って暮らしてくれたら、みんなが幸せに暮らせるのに。 この本を読んで、今まで以上に我が家の猫に話しかける様になりました。 是非、読んでいただき1人でも多くの人に里親になっていただければ良いと思いました。