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ふたり、この夜と息をして (一般書)

Poplar Publishing Newcomer Novel Award

ふたり、この夜と息をして (一般書)

北原一

A coming-of-age novel about Yusaku, who hides a facial birthmark with makeup, and Mashino, who also carries a secret, as the two slowly grow closer.

coming of agesecretsrenewalromance

Work Information

Their secrets bring them closer together.

Special Prize winner of the 9th Poplar Newcomer Fiction Prize. Two people carrying wounds widen their worlds little by little by sharing their secrets.

Book Information

Publisher
ポプラ社
Published
2020-10-13
Pages
296 pages
Language
日本語
Size
12.8 x 1.9 x 18.8 cm
ISBN-13
9784591167960
ISBN-10
4591167968
Price
1465 JPY
Category
本/文学・評論

男子高校生・夕作(ゆさ)まことは、顔の痣をかくすために祖母から教えてもらった化粧をして生活している。それがばれることを恐れ、誰ともかかわらず平坦な日々を静かに過ごすことを望んでいた。 ある日、新聞配達のアルバイトの帰りに、公園でクラスメイトの女子生徒・槙野がタバコを吸っているところを目撃してしまう。不良でもない槙野がタバコを吸うのには、なにか理由があるらしい。偶然にも夕作が化粧をしていることを槙野に気づかれてしまい、互いに“秘密"を共有した二人は、徐々に距離が近づいていく――。 繊細な少年少女の心を丁寧に描き、第9回ポプラ社小説新人賞特別賞を受賞した感動の青春小説。

Reviews

  • 繊細で透明感ある文章で心が洗われました。

    繊細で独特な表現力溢れる文章に何度もハッとさせられました。 不思議な混乱をさせる箇所が作品の世界に引き込む魅力にも感じました。 色彩を感じる文章を多く描かれているのに透明な印象を受けたり、風通しがいい涼しげなのにあったかく。 自然の中でパワーをもらったような読後感です。

  • 圧巻の一言

    北の大地に生まれ 原っぱの中で、すこやかに生きている人 一番大きな木を見つけて走り出す。 はじまりの歌を歌いながら、 天の声を聞きながら、 才を授かる。

  • ゆったり読める

    天気や光、人物の体温、呼吸が上手く表現されていて心が洗われるような感覚になります。 もっと心の弱さをさらけ出していいよと優しく言われているような印象を受け心地よかったです。 ただ、もう少し盛り上がるところがあったりスピード感が欲しかったです。2人が抱えている秘密についても、さらに細かい描写があるといいなーってことで☆3です。

  • 綺麗

    青春時代のきれいな心を読み進められる。心が洗われるような作品。

  • 意味不明で、食指が動かないタイトルに騙されるな! 予想を裏切る面白さに、ぐんぐん 引っ張られる青春小説

    本作は知人に薦められたので、あまり乗り気でなく、読み始めたが、面白さに引っ張られ一気読みした。 強い劣等感を持つ男子高校生の成長物語で、読みごたえがある。 彼はなぜか両親と離れ、高齢の母方の祖母と同居している。 この主人公に対する女子高生の背景がミステリアスだ。 この二人(映画ならジェームス・ディーンとナタリー・ウッド?:古くてごめん)に男子生徒一人と女子生徒2人がからむが、さすが20代半ばの著者は、これら5人のクラスメイト間のやり取りを実にもっともらしく、臨場感たっぷりに上手く描いている。 彼らはみなそれなりに他人への思いやりに満ちた、ティーンエイジャーで好感が持てる。 このあたりは、うん十年前に男子校を卒業した僕には、目新しく面白く読めた。 保健室の先生も脇役として光っていて、著者の人物配置のうまさかなあ。 ミステリーと筆力で読者を引っ張る著者だが、時折、表現や比喩が大仰で、技巧に走ろうとする傾向があるかなと感じた。 体育会系だが、密かに音大を目指している、男子クラスメイトが善良すぎる感じも否めない。 僕として残念なのは、この訳の分からぬ、意味不明なタイトルである。 たとえ有隣堂で平積みになっていても、このタイトルでは、手に取り、レジに向かう人は限られるだろう。 うーん残念無念! こんなに面白いのに。

  • 物語に起伏のいない小説

    主人公の言葉を借りるなら、ひたすら「平熱」な物語が続く。青春小説特有の恋愛も友人とのぶつかり合いも何もない。意地の悪い人物も、回想シーンを除いて一人も登場しない。自分に対するコンプレックスのありかもとても弱い。その描き方も残念ながら表面的で軽い。「ポプラ社小説新人賞」を受賞したので期待して購入したが、私の書架にはかからずブックオフ行きとなるでしょう。

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