Japanese Literary Awards

← Back to awarded works
昔、そこに森があった (理論社の大長編シリーズ 復刻版)

Japan Children’s Literature Association Award

昔、そこに森があった (理論社の大長編シリーズ 復刻版)

Iida Yoshihiko

Once, There Was a Forest is a long children's novel written by Eihiko Iida and illustrated by Daihachi Ota. Students and teachers turn into animals after passing through a tunnel of trees on the way to school, and the mystery is linked to an ancient adventure and tragedy.

children's literaturetransformationschoolancient memoryadventure

Work Information

Beyond a tunnel of trees, school life becomes connected to memories from ancient times.

A strongly fantastical children's novel told through the eyes of a narrator who has become a pig. Modern school life overlaps with an ancient story, and behind the comedy of transformation emerge questions about humans, animals, civilization, and the forest.

Review Summaries

  • Readers remember the striking transformation premise and the image of the tree tunnel from childhood. The unresolved space around the mystery is often received as part of the book's lingering wonder.

Book Information

Publisher
理論社
Published
2010-02-01
Pages
575 pages
Language
日本語
Size
16 x 4.1 x 20.4 cm
ISBN-13
9784652005460
ISBN-10
4652005466
Price
3960 JPY
Category
本/文学・評論

Amazon.co.jp: 昔、そこに森があった (理論社の大長編シリーズ 復刻版) : 飯田 栄彦, 太田 大八: 本

Reviews

  • 童話

    妻が読みますので私にはわかりません。

  • 飯田栄彦の世界を堪能して欲しい

    飯田栄彦(いいだよしひこ)という作家を私が知ったのは、町の古本屋のカゴに入っていた表紙の文字も消えているような古ぼけた子供用の本「ひとりぼっちのロビンフッド」だった。期待もしていなかった本にたちまち引きずり込まれた。これを読んでこんな児童文学作家がいたことを初めて知って衝撃を受けた。ストーリーは森が舞台。主人公は飼っていた犬と僕(正確には体から抜け出て飼い犬の中に共存している主人公の魂というべきか)。命がけの戦い。面白かった。それから飯田の作品を探して、探して(といってもネット検索だけど)。しかし飯田栄彦は1944年生まれですでに亡くなってっており、彼の作品を手に入れるのはなかなか難しい。そんな中、復刻版のこの本を入手した。森が舞台、動物、人間、厳しい自然と神々しい自然、残虐な戦い、教育とは、成長するとは、などなど深いテーマがユーモアとすがすがしさで古代と現代を行ったり来たりしながら次々に語られる。「ひとりぼっちのロビンフッド」や「ゴンちゃんなんばしよるとや?」「パズルオオカミをたすけろ」「真夏のランナー」など、私が読んだ飯田の世界の全てが、もう少し高学年(高校生と大人)用にバージョンアップされてぎゅっと詰め込まれた傑作だった。 この本は実に長編だけど、もうこの全編が必要なことがだんだんわかってくる。絵本に造詣の深い飯田ならではの絵本の読み聞かせは本当に大切という姿勢や、ここに出てくる絵本にまつわる解説も面白い。地道で大変な農業や畜産業について、部活動や人を好きになることについても話は進む。高校生たちが準主人公だからね「先生(シェンシェイと読む←毎回笑ってしまう九州弁)セックスッテナンデスカ?」という質問にも絵本と井上ひさしの本を使って明快に答えていて、さすがというしかない。全編にわたって森の中で繰り広げられる戦いは、厳しい自然との闘い、自分の内面との闘い、人間の内なる禍々しいものがひきおこす人間の殺戮と略奪との闘い。すがすがしいこの本の世界は、批判的に物事を見ないと足元をすくわれるぞ的な生き方をしている自分に、素直になる事が生きるうえで楽になる事を思い出させてくれたかな。 本当にうなるしかない素晴らしい飯田栄彦の世界だった。

  • 全てがカラフル

    母オススメの小説。装丁をおぼろげに覚えていたという事はかつて家にあったのだろうけれど、初めて読みました。児童文学となっていますが、大人こそ楽しめる本では。時代も知識も感情も、色んな所へグイグイ連れていってくれる一冊です。全てがカラフル。読み終わって涙を拭きつつ、遠くの山を見ています。

  • ただならぬ体験

    図書館で、焼けに焼けた背表紙に「昔、そこに森があった」のタイトルを見、 直感で出会った、実にすがすがしい「本」です。 回想形式で語られつつも、あるときは物語に没入し、 あるときは主人公と向かい合って話しているようだったり、自由自在。 主人公の教師が、学生に読んでやるのが実在の絵本だったりするのをはじめ、 現代(といっても1985年)が抱える農村の変化など、きちんと伝えていて、安定して読める。 そんな淡々とした印象の土壌から、 「木」が自分の生まれた古代の物語を語りだす時、 主人公たちと同じ目線で、、本当に素直にはっとさせられる。 澄んで、屈託がなく、まっすぐな この本の作られ方が、 そのまま 生命賛歌というテーマをすくすくと成長させている、、すばらしい本。

  • 私にとって、とても大切な本です。

    初めて読んだのが小学生の時。7年たって、また最近この本を読み返しました。何年たっても色あせません。7年前と同じように、笑ったり、泣いたり、考え込んだりしながらとにかく夢中で読んでしまいました。 一人の教師が代理教師としてある高校へ通うことになるのですが、そこは普通の高校ではなかったんですね。その高校へ行くことでその先生は様々な変わった、そして素敵な経験をしていきます。 個性的な登場人物たちは、みんなそれぞれ魅力を持っていて、そしてまた、大事な事を私に教えてくれたような気がします。 生と死、性のこと、愛、友情・・・、様々なことに触れながら、物語は展開していきます。 子供から大人まで読める本です。たくさんの人にこの世界を感じて欲しいですね。 この本に出会えて本当によかった。

Related Literary Awards