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声で魅せてよベイビー

Enterbrain Entame Grand Award Light Novel Famitsu Bunko Division

声で魅せてよベイビー

Masahiko Kimoto

声で魅せてよベイビー by 木本雅彦 is introduced as a work shaped by ライトノベル, 声優. It presents its subject through a focused literary voice and is connected with the prize history of the work.

ライトノベル声優演技ラブコメ

Work Information

A concise entry point into 声で魅せてよベイビー, where the work's central mood and conflict come forward.

声で魅せてよベイビー is presented here as a literary work by 木本雅彦. The description reflects confirmed publication and award information, while avoiding unsupported claims where the available sources are limited.

Review Summaries

  • Readers and commentators tend to value the work's distinctive premise and tone, while some responses point to the demands created by its style and subject matter.

Book Information

Publisher
エンターブレイン
Published
2007-01-29
Pages
296 pages
Language
日本語
ISBN-13
9784757733282
ISBN-10
4757733283
Price
638 JPY
Category
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

第8回えんため大賞佳作受賞! 主演:ハッカー、ヒロイン:腐女子の三次元激▼・ミュージカル!

Reviews

  • 現実の厳しさを語る物語

    声優になるために専門学校に通い劇団に所属しようとする少女沙奈歌と、ハッカーを名乗り他人とのかかわりを持ちたがらない少年広野。普通なら交わらなそうな二人の人生が、同人誌即売会のあるブースで接触する。 一見するときちんと夢に向かって生きている少女と何をすべきかはっきり分かっていない少年という構造に見えるが、そう単純な話ではない。 沙奈歌は声優を目指して友人たちとがんばっている。しかし、みんな一緒に夢に向かって努力するというのは聞こえは良いが、それは一種のなれ合いだろう。トップを目指す者は、並ぶ者がいないという意味では孤独にならざるを得ない。 一方で広野は技術者としての腕を持ち、それを利用して孤独に活動をしている。そして、自分は一流として立つためにそうあるべきだと考えている。そんな二人が出会うことによって、互いに変化が訪れるのだ。 現実は厳しい。自分の思うようには上手くいかない。でも、自分の夢をかなえようと思えば、苦しくても、辛くても、プライドがズタズタになっても、前に進もうとしなければいけない。 物語らしくない現実の厳しさを語っている物語。

  • 俺は孤島のハッカー

    俺は孤高のハッカー。 軽量OS「ピクシー」のカーネル解説本を買いに「クリパ」に潜入した俺。周りは俺とは異質な人だらけだ。だがやるぜ。 おい。なんだか知らないが、声優の卵の「彼氏」ということになってるんだが。 成り行きとはいえ、俺はやるぜ。 なぜだろう。 あいつの声を聞くと、今まで一人でやってきたこの俺が、あいつとだけは一緒にいたくなる。 だけど、目の前に控えた大学受験は俺一人で戦うべきものだ。あいつだって、劇団の公演に向けて一人で頑張ってる。 そうさ、頑張るときはいつだって人は一人だ。 それが何だよ。あんなこと言われたら、ずるいよな。 それに何だよ、劇団のリハーサルに来てないだと? おいおい、どうなってんだ? --- 主人公口調で書くのは限界がありました。 声優の卵として専門学校に通うヒロインと、ハッカーとして一人で今までやってきた高校3年生の恋愛模様を描いた本作。 「君、恋愛とかしたことあるのかね。声に表情がこもってないよ。」と言われ続けているヒロインが、ちょうど顔見知りになったばかりの主人公を見栄を張るために彼氏に抜擢するところから物語は始まります。 エチュード(即興劇)ということで、デートをしたりするわけですが、そこで恋に落ちていることに気づく主人公。きちんと告白をして、ちゃんとした彼氏彼女になります。 でもハッカーとして今まで一人でやってきた彼はひたすら自分の道を突き進もうとします。 そう、一人で戦うこと。 オーディションを受けたり、劇団に入ってみたり、様々な試練に対して、主人公は必要以上の接触を避けます。それは一人で戦うべきものだから。 当然、それじゃあ不満に思ってくるわけで、いろいろと事件が発生。 その裏には、有力な声優の卵を今のうちにゲットしておきたいプロダクションの思惑まで絡んでいたり・・・。 意外と様々に伏線張ってだいたい回収してるので面白く読めました。 タイトル自体が伏線ってのもなかなか。 ただ、UNIX系の技術者でもある作者はなかなか癖のある文章を書かれる。(俺は好きだけど。) また技術系の文章を特に解説しないでそのまま物語内に持ってきたりするので、「RFIDタグのスキャン履歴を検索し…」とか言われて「??」となる人は文脈で読むしかないです。 これを読んで声優さんもいろいろと大変なんだな、と思ったりとか、劇団に所属する理由が分かりました。(声優さんなのに何で体全体で演じる劇団に入るのか結構疑問だった) ヤス氏はとらドラ!での絵と同じ、いい絵を描かれます。 これからにも期待。続編希望な一作です。

  • 逃げ道を用意しない、ただ背中を押す。

    “孤高のハッカー”を名乗る高校生・広野は、尊敬する“おっちゃん”のOSマニュアルを入手するため、同人誌即売会に乗り込んだ。 場内の熱気に圧倒されつつも何とか目的を果たした広野。 だがしかし、そんな彼の前に自称“腐女子”の声優志望少女・沙奈歌が現われ、しかも広野は、成り行きで彼女の恋の“エチュード”の相手をすることに! 主人公が孤高のハッカー、ヒロインが声優の卵ということで、この設定だけでも二人の立場はわかりやすい。 ハッカーの設定も声優の卵の設定も作品にちゃんと活かされている。ただのインパクトのみに使用したわけじゃないのはわかった。 この作品は昨今のライトノベルでは当たり前のような甘甘な展開など許してくれません。 孤高を自称する主人公がストイックであり、それにヒロインも声優の卵ということもあり、やはり恋人とはいえ“エチュード”なので関係としてはまるで踏み込みません。 ですが、そんなことは些細なことだと思わせてくれるものがあります。 それは、馴れ合いや依存が起こりやすい恋人との距離感をこの作品は書き上げています。 逃げずに、戦えと。 一度覚悟が決まれば、相手のために自らの手を汚すことも厭わないのは見上げたものだった。 褒めてはいるが、この主人公の一人称の喋り口調は受け入れにくい人には評価が厳しくなるかもしれない。 特に極端に口数が少ない点、ロボットのような片言言葉、そして返答に<Y>や<N>だけで平然と答えたりするのに慣れるまで戸惑った。 だが、それでも個人的にこの作品の評価が高いのは、語る言葉が短くても読み手にちゃんと伝わっているからです。 主人公の信念が、そのまま言葉に表れている。 ここまで言葉が力を持った作品というのは珍しかった。

  • 彼のSFをもっと読んでみたい

    ほとんど、ライトノベルは読んだことがない自分だが、先日、著者の『星の舞台からみてる』というシステムエンジニアSFを読んで、とっても面白かったので、著者の旧作を探して、この本も読んでみた。 ライトノベルということもあって『星の舞台からみてる』ほどは、心が躍らなかったが、ハッカーを主人公とした小説好きなので、それなりに楽しめた。 ライトノベルのお約束には従っているのだろうけど、凝ったストーリー展開もないが、少年少女の微笑ましい恋愛と自分の夢に賭ける情熱は、読んでいて、ホッとする。これがライトノベルの良さなのかな。 でもやっぱり、この著者には『星の舞台からみてる』のようなSFを書いて欲しい。ライトノベルを否定するつもりはないけど、彼の描こうとしている世界は、ライトノベルでは表現しきれないような気がする。

  • 物語を作る上において一番大切なこと

    ぶっきらぼうで孤高を信条としていた主人公がヒロインを通じて他人に興味を示し、徐々にヒロインに惹かれていき、最終的には自分のできること総動員でヒロインを救い出し、ぼろぼろになりながらも他人のために一生懸命になるまで成長が、きちんと自然に感じられ、読み終えた後「よかったなお前ら!」と心から賛辞を贈れた気持ちのいい作品でした。 黒玉もスパイスとしていい塩梅に物語にコミカルさを与え、人の心を把握するのが苦手な主人公とヒロインとの心の掛け橋になってていい感じ。 とはいえこの作品、色恋に不得手な主人公とヒロインが紆余曲折を経て想いを紡ぎあい、一応の結末を見せる。 黒玉やハッカーの知識といった少々変わったスパイスはあっても、結局物語の基本は凡百のラブコメと何ら変わることは無い代物です。 しかし、私はこの作品が好きです。この物語の世界にグイグイ引き込まれました。 理由は偏に、物語全編から作者自身が書きたいもの見せたいものがめいっぱい詰め込まれていたからだと思っています。 この作品はこの人にしか書けない。だから貴重であり、面白い。 それに尽きます。 物語を生み出す際大切なことはアイディアではない。 作者がどれだけこの作品に思い入れがあるか。どれだけこの作品を生み出したいと思っているか? その思いの強さが大切なのではないかと思いました。 文体や主人公に癖があって多少人を選ぶ気がしますが、泥臭くて、作者の思い入れがいっぱい詰まったいい作品だと思います、私はオススメします。 余談ですが文章を読んでいて「作者は絶対理系人間だ」と強く思ったのですが、案の定プログラマーが本職のようですね。 理系人間である私は、必要最低限しか喋らない、頭の中では色々常になんか考えてる、切り捨てるものはあっさり切り捨てるといった主人公の考え方の随所に「解る解る」と頷けて非常に感情移入しやすかったです。 これも気にいった理由の一つかも……。

  • 面白いですよ。

    ハッカーの主人公と自称腐女子で声優志望のヒロイン。 この設定だけでも面白いです。 設定が設定だけにあまりオタクではない人にはわかりにくい表現や様式などがありますが基本的にはラブコメだし、文章も読みやすいので、オタクな方だけではなく普通の人にもお勧めの1冊です。

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