赤ちゃん教育
A humorous essay by a French literature scholar on childbirth and parenting, mixing literary and cinematic associations with a father's bewildered delight.
Work Information
A book that turns the confusion of welcoming a baby into literary humor.
First published by Seidosha and later issued in Kodansha Bunko, this essay collection links concrete parenting episodes with lively references to writers such as Mallarme.
Review Summaries
-
Readers appreciate how the book receives the urgency of childcare with light intelligence and turns domestic chaos into humor.
Book Information
- Publisher
- 青土社
- Published
- 2005-06-01
- Pages
- 160 pages
- Language
- 日本語
- ISBN-13
- 9784791761937
- ISBN-10
- 4791761936
- Price
- 119 JPY
- Category
- 本/暮らし・健康・子育て/妊娠・出産・子育て/子育て
薔薇色の産毛に頬寄せて。 突然赤ん坊を授かった文学教師は欣喜雀躍。だが文学などはねのける幼児のエネルギーにはたじたじ。子育ての苦労を笑いのめし、赤ちゃんと触れ合う甘美な経験を快楽に満ちた文章で綴る傑作エッセイ。
Reviews
-
東大の教授でさえも……
「親馬鹿」というのは、一時的に「馬鹿」になる現象だと思うのだが、 日本の知性の権化のような東大教授でさえも、赤ん坊ができるとその虜になり、 自分の子が一番かわいいと思い、他人から見るとなんでもないような成長の一コマに 大きな感動を覚えるのである。とはいえこれは知性の敗北なのではなくて、 知性が知性であるがゆえに、感情に譲歩しているということなのだろう。 これまで文学上のできごとだった「子育て」が実際のものになっていくのを 非常に巧みに書いたエッセイだと思います。
-
おもしろエピソードもありました。
表紙のインパクトと帯などの宣伝文句に期待して読んだら、 期待してたよりは・・・。 著者と赤ちゃんとのやりとりはとても面白いし、 父親の心の声はクスっと笑えたりもした。 ただ文学者としての立場を捨てきれず、 小難しい内容もチラホラ。 個人的には東大のお偉い先生が奮闘する子育て日記風の内容のみでもよかったかな。
-
スタンダール・・・バルザック・・・プルースト・・・あかんぼ
愛息の成長をフランス文学者の目から香り高く、かつユーモラスに描いた育児エッセイ。随所に引用・考察されるフランス文学の哲学的文章が、愛らしき幼な子のこれまた哲学的言葉と見事に融和し、読み手の笑みを誘う。「きかんしゃトーマス論」や「プラレール論」といった身近な話題も満載。 いま赤ん坊や幼児と暮らす人にはホッと笑えるひとときが、そして反抗期の息子に手を焼く人には可愛かったあのころを思い出して優しい気持ちになる一瞬が訪れるはず。 かくのごとき育児日記の主人公たるご子息を羨ましく思うとともに、健やかなる成長を心より祈ります。