水瓶
水瓶 is a 受賞作 by 川上 未映子 recognized in the relevant 2013 literary award cycle. The entry summarizes the work as a prize-listed title based on the available bibliographic record.
Work Information
Bibliographic and descriptive notes for 水瓶, recorded as a 2013 award-winning work.
This entry for 水瓶 has been compiled from award records and public bibliographic data, including library catalogue searches. Identifiers are recorded only when they correspond to a book or collected volume, not to a magazine issue.
Book Information
- Publisher
- 青土社
- Published
- 2012-09-25
- Pages
- 173 pages
- Language
- 日本語
- Size
- 14 x 1.9 x 19.8 cm
- ISBN-13
- 9784791766680
- ISBN-10
- 4791766687
- Price
- 1430 JPY
- Category
- 本/文学・評論
Amazon.co.jp: 水瓶 : 川上 未映子: 本
Reviews
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詩と散文の間
川上氏の作品は既に4冊読んでいてもういいやと思っていましたが 本屋さんで青土社から出版された本書を見つけました。 ユリイカを小脇に抱えて新宿の深夜喫茶で結論の出ない議論 をしていた頃が懐かしく、手に取りました。 「魔法飛行」でこの傾向を知りましたが、今回はすべて詩と散文の 間を浮遊します。 冒頭にいきなり戦争花嫁が出てきて 三つ目にはサリンジャーのあの衝撃的なナイン・ストリートの を素材に選びその後を重ね描きます。 九つの作品で構成されますが、どれも後半は加速度的に速度が速まり 息をつかせません。 意味の反芻はせず、頭の中での音読をお勧めします。 啄木も朔太郎も中也も賢治も犀星も基次郎も気恥ずかしくて読めなくても これは一気に読めます。 そこは凄いと思いました。 巻末の初出一覧で知りましたが2008年からこの形式で発表していたのですね。 おすすめです。
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誰にでも書けそう
一回大きな賞をとると、自由に好きに文を書けて本にしてもらえて、いいなあ、と思いました。
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詩的な文章はまるで音楽のよう
読んで何より感じるのは、作者の文章表現の独自性でしょうか。読んでいると、そのリズムの中にふわふわ浮かんでいるかのような、そのような読書体験が出来ます。この川上未映子の形作る独特の表現世界は、彼女にしかつくれない全きオリジナリティでしょうね。自家製の麺の製造機から湿っぽい文字が出て来て、それが光りながら空に吸い込まれていく。そのような表現に感じるところのある人なら、この本を是非手にとってもらいたいですね。
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映して思いついたままに
「詩を書くのは念写のようなものです」 どこかでそんなインタビューの回答を見たことがあるのですが、前作の「先端で〜」と比べると、 確かに…これは念写だ……!!と思ってしまう。 思いつくままに、思ったことを書くのではなく、どこからか飛んできた言葉を念写能力によって言葉に映し替えるそういう作業の連続。 同じ映すといっても「写真」のような実態がわかりやすいものではなく「レントゲン」のような。 全作を通して「少女」的であり、前作の告白室の保存や象の目を焼いても焼いてものように、恋愛感情や生きていることの罪悪感、 そして何よりも彼女自身の書くことに対しての罪悪感めいたものがトンとなくなってしまって、 なんだかほんとに「少女的」。 ただ冬の扉。 この詩だけ、なんだか繰り返し読んでしまって、 繰り返すたび、心がシンとなる。 どこにも自分に当てはまるところなんて無いのに、不思議な詩
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迷路混迷迷走
迷路。妄想。文学?芥川賞をとれば、こんな好き勝手にわけのわからん物書いても、一冊の詩集として出版されておまけに賞ももらえるなんて、すごい。