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君と夏と、約束と。 (GA文庫)

GA Bunko Grand Award

君と夏と、約束と。 (GA文庫)

福田悠

A young adult science-fiction romance in which a girl who vanished seven years earlier reappears before the boy she left behind, unchanged from that time. As they reconnect across the gap in age, they discover small differences in the past they thought they shared.

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Work Information

Two people who should remember the same summer notice the gap in their memories only after they meet again.

Hazuki disappeared just after she and Hinata became a couple, then reappears before him in the body of her fourteen-year-old self from seven years earlier. Hinata is now a university student, and although they are drawn to each other again, their memories do not quite match. The novel won an Encouragement Prize in the 9th GA Bunko Grand Award and was published after the author changed from the very long award pen name to Goya Manaka.

Review Summaries

  • As a bittersweet reunion story, the distance between the two leads and the unease in their memories draw attention. Romance, time-oriented science fiction, and boy-meets-girl elements overlap, leaving a strong aftertaste through the ending.

Book Information

Publisher
SBクリエイティブ
Published
2017-12-14
Pages
368 pages
Language
日本語
Size
10.6 x 1.4 x 15 cm
ISBN-13
9784797393644
ISBN-10
4797393645
Price
614 JPY
Category
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

消えたはずの彼女は、時を隔てて再び現れた 7年前に突如として消えた彼女。無為な日常を送りながら大学生になった彼。 彼女があの頃の姿のまま現れたことで、二人の時間がまた動き始める。 「葉月、なのか……?」 「うん……そうだよ」 7年前に行方不明になった彼女は突如として現れた。 消え去った当時のままの14歳の姿で――。 かたや大学生になっていたヒナタ。 同級生だったはずの二人に生じた7年のズレ。 齢の差があっても気持ちを通わせ合う二人だが、 お互いが覚えている「昔の記憶」には、 なぜだか微妙な違いがあり……。 ふとヒナタの心に疑問が浮かぶ。 目の前にいるのは、本当にかつて一緒に時間を過ごした相手なのか? それは葉月も、また同じだった。 彼女はおびえた目でヒナタに問いかけてきた。 「あなたは……誰、なの?」

第9回GA文庫大賞≪奨励賞≫受賞。本作でデビュー。

Reviews

  • ラブコメ部分は悪くないが、登場人物の背景を「描写」せず「説明」に頼っているので「感動」が上滑りしている。エピローグは完全に蛇足では?

    GA文庫の新人作家っていわゆる「ラノベっぽいラノベ」が多いので、 プロットを聞いた時は 「ファミ通ネクストとか講談社ラノベの白背表紙みたいな文芸路線をGAもやるんか」と思ってた。 実際読み始めたら主人公はライトノベルには珍しく講義サボって居酒屋のバイトに現を抜かしている大学生で 絡んでくるサブヒロインも女子大生という事で「うん、確かにライト文芸調だな」と思った…思ったのだけど… 中学二年の時に主人公・ヒナタの告白を受け入れ、その直後に姿を消したヒロイン葉月と 7年ぶりの再会、それもセーラー服姿で7年前とまったく変わらない姿の葉月と再会してからの展開ときたらどうか! 一人暮らしの大学生が自分の部屋に女子中学生を連れ込んで嬉し恥ずかしの二人暮らし開始! なんという「幼な妻」感!なんという条例スレスレ感! 最近のGAはこの手の路線狙い過ぎ! 「りゅうおうのおしごと!」は愛弟子あいやJS研で誤魔化されているけど姉弟子も女子中学生だから完全にアウト。 「29とJK」に至ってはタイトルからしてレッツゴー淫行条例だし。 ……おっと、話が逸れてしまったのでレビューに戻る事にしよう。 面白い事にこの作品、ヒナタと葉月の両視点が入れ代わりながら描かれている。 そして話が進むにつれてどうにも両者の語る「過去」に食い違いが生じている事が読者に伝わってくる仕掛けになっている。 序盤はどちらかが(たぶん葉月が)「信頼できない語り手」では無いのか、と思ったのだけど 7年後にタイムスリップしてきたと思しい葉月がヒナタに頼んで自宅に帰ろうと帰郷した事で 二人の記憶している「過去」が完全に食い違っている事が発覚、 かつての恋人と思っていた相手に「あなたは誰?」という疑問が生じるまでの流れは、 食い違いを少しずつ読者に伝えていく溜めの部分が効いている事で非常にスリリング。 ただ、そこから先の「相手がパラレルワールドの人物であっても好きだと思う気持ちに変わりはない」という テーマが明確化されてからの流れがちょっと付いて行き辛い。 元の世界に戻らなくてはならない運命を抱えている事を知ったヒナタと葉月が涙を流しながら 自分の想いに向き合う流れは本来であれば「感動」する場面なのかもしれない。 けど「感動」はそこに至るまでの「経緯」を、「登場人物の背負った過去」を読者が把握しているからこそ湧く感情なのでは? ぶっちゃけ、この作品登場人物の背景となる過去を「描写」せずに「説明」してしまっているのである。 本作はヒナタと葉月、そしてヒナタのバイト先の後輩店員・喜野の三人だけが登場する非常にシンプルな配役となっている。 このこと自体はキャラを出し過ぎて掘り下げが出来なくなる作品に比べれば遥かにマシなのだが、 その三人の背景をちっとも「ドラマ」として描写せず「こういう過去があった」という説明で済ませているのである。 三人目の人物・喜野がヒナタと葉月の関係に割って入ってくるのだけど、 その喜野がタイムスリッパーである事が明かされたり、自分が元々いた時代に戻らない理由を語るのは良い。 葉月と再会して変化したヒナタに惹かれるのも、まあ良いだろう。 けど、その抱えている背景もまた「説明」で済まされているのである。 ヒナタは小学5年の時に転校してきた葉月に恋い焦がれ(どういう風にアプローチした?どう関係を深めていった?…明かされない) 葉月を失った後(どう失ったのか?周り人間の反応は?その後の変化は?……何も語られない) 人間関係に臆病になった(周りの人間とどう付き合ってきたの?具体的に憶病な姿勢って?…語られない) 喜野は数年前に記憶が混乱した状態で拾われた(具体的にどういう状態?その後保護者である店長夫婦に拾われるまでの流れは?) ヒナタと出会ったときは暗い性格だった(どういう出会い?そこからどういう風にして変わったの?本来の性格との落差は?) 元の世界に戻らないのは愛の無い家族との関係が原因(家族にどんな仕打ちを受けたの?感じた周りとのズレって?…何も描写されない) 要するに「このキャラクターはこういう問題を抱えているからこういう行動を取るんですよ」と 読者に理解を促す部分をドラマとして描かずに、全て必要最低限の説明 …いや、必要な部分も描かれていない説明不足のまま済ませて「再会したから感動してくださいねー」と 読者に振ってくるのである……「よく知らない人」が感動の再会を果たした場面を見せられても 読者としては「あ、そうですか、よかったですね(棒読み)」以外のどういう反応を示せというのだろう? ヒナタや喜野が無気力だった過去や人を愛せないまま過ごしてきた過去から抜け出して 人間的成長を遂げた、と訴えかけたいのかもしれないが成長する前の「元の状態」の描写がおざなりでは 「ふーん、成長されたんですね、立派ですね(シラケ)」以外の反応をどうやって返せって言うんだろうか? 「感動」を売りにするのは良いが、その感動という感情がどうやって読者の内に産み出されると作者は考えたんだろうか? どうにもこうにも「感動」が上滑りしている感が否めない。 この上滑りしまくった話も一応はヒナタと葉月の関係、喜野とヒナタの関係に一定の形を作って締めくくられるので 「キャラの掘り下げはえらく物足りないが、一応まとまった話」として認めようと思ったんだが… ……最後のエピローグ、これは何? 完全に蛇足じゃん。というか本編のラストで出来上がった関係が全ておジャンになってるじゃん。 要するに本編が曲がりなりにも辿り着いたオチを台無しにしているじゃないか! 何なの、この「取って付けた感」がモリモリなエピローグ。 本当に投稿時にこんなエピローグがあったの? 出版に当たって「読者が勘当しそうなオチを付けておくズラ」としょうもない入れ知恵でもされたのか? …序盤のほのぼのしたラブコメシーンの雰囲気や「人を好きになるという感情」というテーマは悪くなかったけど、 登場人物の背景を不足もいい所の「説明」で済ませた事による「感動」の上滑り感や どうにも蛇足としか言いようが無いエピローグによるぶち壊し感が足を引っ張りまくり。 最近各レーベルで流行りの文芸路線に手を出したのは良いけど、安易に手を出すもんじゃないな、という印象。

  • 良かった

    読んでみて、 タイムトラベル?というのかはわからないが、 非日常の物語 ちょっと伝わってこないところもあったが、 最後まで一気に読める作品 もう少し各登場人物の説明というのか、過去も知りたかった。

  • エピローグが最悪だが、それまではSF要素控えめの、良い恋愛物語だった

    カップルの片方が未来にタイムワープしてしまい、残された方が喪失の人生を送りながら別の異性とも少し親しくなり、そしてタイムワープしてきた相手と再会を果たす、という、よくある恋愛ストーリー この作品の特徴としては、内容紹介(あらすじ)に書かれているとおり、「再会した相手が、実は別人ではないか?」というもの しかしながら、この特徴であるはずの部分は、物語の半ばでそれら全て、とある人物によってネタばらしされてしまうため、SF要素は控えめ 文章も、主人公とヒロインの視点を交互に繰り返し、内心を地の文で存分に書いてくれているため、SF要素が薄まっていることもあって読みやすくて感情移入しやすく、ライトノベルらしい作品になっている 反動でバカップル2人のイチャイチャを多く見せつけられる点は、評価に悩むところではあるが・・ そして、そのネタバレをしてくれる人物が、この作品での「もう1人のヒロイン」もしくは「真のヒロイン」というべき立場で、読者によってはそちらの人物に思い入れが強くなる人も多いだろう そんな3人で繰り広げられる青春恋愛ストーリー、で終わっていれば良かったのだが 残念ながら、最後に蛇足のようなエピローグがついており、SF要素はそれでほぼ解決することになるかもしれないが、作品の余韻(もしくはカタルシス)を台無しにしている これはもしかしたら続編を出す予定だからなのかもしれないが、そうであるなら残念と言わざるを得ない 「綺麗に終わったと思っていた作品が、実はこんな展開で続編出版!」としてくれれば、まだ単巻で良い評価をつけられたのだが・・ いずれにしても作品の出来を著しく落とすもので、これは出版社(編集者?)と作者の大失敗と言わざるをえないと思う

  • 読みやすい作品ですが、エピローグは酷い、すべてを台無しにしました

    文章は凄く読みやすいし、物語もそこそこ悪くないと思いますが、全体的に驚くポイントはほとんどなかったです。 あとがきの前までは、普通は普通ですが、それなりにいい話かと思います。 ※ネタバレ注意 しかし、エピローグは本当に酷いです。 いろんなことを経験し、辛い思いを越えたヒナタは、最後の最後でようやく葉月とちゃんと別れたんじゃないですか? こんなシチュエーションで、元の葉月が戻ってくる?じゃ、今までの葛藤は何なのですか? すべての感動は台無しにされた気分でした。

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