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忘れえぬ魔女の物語 (GA文庫)

GA Bunko Grand Award

忘れえぬ魔女の物語 (GA文庫)

宇佐楢春

A Tale of the Unforgettable Witch is a youth fantasy about a girl who remembers discarded days in a world where the same day repeats, and who encounters friendship and love for the first time. It delicately depicts wavering everyday life and awakening emotion through a quietly strange premise.

youthlooping dayslovefriendship

Work Information

Even if today disappears, the feeling for her will not.

Published by GA Bunko in January 2021. It won the Gold Prize at the 11th GA Bunko Awards, with illustrations by Kamo Kamen.

Review Summaries

  • The appeal lies in connecting the repeated-day premise to emotional change rather than flashy puzzle solving. It reaches readers who enjoy gentle girls' love elements and bittersweet feeling.

Book Information

Publisher
SBクリエイティブ
Published
2021-01-14
Pages
320 pages
Language
日本語
Size
10.6 x 1.5 x 15 cm
ISBN-13
9784815607708
ISBN-10
4815607702
Price
726 JPY
Category
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

今年進学した高校の入学式が三回あったことを、選ばれなかった一日があることをわたしだけが憶えている。そんな壊れたレコードみたいに『今日』を繰り返す世界で……。 「相沢綾香さんっていうんだ。私、稲葉未散。よろしくね」 そう言って彼女は次の日も友達でいてくれた。生まれて初めての関係と、少しづつ縮まっていく距離に戸惑いつつも、静かに変化していく気持ち……。 「ねえ、今どんな気持ち? 」 「ドキドキしてる」 抑えきれない感情に気づいてしまった頃、とある出来事が起きて――。 恋も友情も知らなかった、そんなわたしと彼女の不器用な想いにまつわる、すこしフシギな物語。

著者:宇佐楢春 太平洋産天然モノ。本作で第12回GA文庫大賞《金賞》を受賞。予定のない休日にソファの上にひっくり返って、やわらかめの本を片手にウトウトしているときが一番幸せ。 イラスト:かも仮面 東京在住のイラストレーター。 イラスト、キャラクターデザインなどを中心に活動中。

Reviews

  • 後半に行く程、物語に引き込まれました

    毎日、あるいは一定期間を繰り返すタイムリープものは本やドラマでも、よくある設定ですが、同じ日を5回程繰り返した後、その中の1日が採用されるという設定は今までになく、読んでいて楽しめました。 ただ、作者の方や他の方も言ってましたが優花お姉さんの特殊能力について謎の部分が残り、物語後半で綾香が何度となく行った行為については決して褒められたものではなく、賛否両論あると思います。 とはいえ、物語自体は良く出来ていると思いますし、自分はとても引き込まれ終わり方も良かったです。 SFが好きな方は、多分満足出来ると思いますが、百合好きな方には物足りないと感じるかもしれません。個人的には一度位は未散とエッチする場面が欲しかったです😅

  • 胸にガツンときました。

    良質な百合小説を探していて、前から気になっていたこちらを購入。 正直、途中まではありきたりな異能力少女と天真爛漫な女の子との触れ合いハートフルストーリーかと思っていました。 でも読み進めていくと、なるほどこの作品が受賞したのも頷けるなと心臓を鷲掴みにされた気分。 若干説明不足なところや掘り下げの浅い部分、誤字脱字が目立った点は少し残念だけど、名作だと思います。

  • 色々言いたいこといっぱいあるけど。。

    主人公の綾香が可愛い。 シリアス寄りの内容なのにこの一文しかできなくてごめん。

  • 百合度合は薄いというか、そこがメインじゃない

    同じ日を何日か繰り返して、そのどれか一日が採用され次の日になる、というアイデアはとても面白いけど、 もう少しそれを活かした展開が見たかった、 話は中盤以降、盛り上がってくるが、終わりはあっさりで、少し消化不良、 百合度も薄く、同姓を好きになる葛藤やら、悩みが欲しかったと個人的に思いました。

  • すこし不思議で面白い

    一部の百合クラスタにはかなり突き刺さる話だと思う ちょっと変わったタイムリープものとなっている。SF(辻村深月的にすこし不思議で)要素あり。 主人公の相沢綾香には、一日が複数回訪れる。繰り返す日々の中、過去として採用されるのはそのうち一日。しかも、本人には選べない。 この設定は初めて読んだ。その一日は毎回違う。些細なことや、はたまた大きく違ったり。なので、ある一日Aでは人物〇と会話したが、ある一日Bでは会話していないので、過去に採用されたのがどの日であるかを正確に読み取って振舞わないと齟齬が発生する。そのために苦い失敗から両親と疎遠となり、かつ、実際に流れる時間と経験する時間では差異があるため精神的に老成した主人公にようやくできた友達。 彼女との日々、そして親族では唯一彼女を気に掛ける従姉との日々がつづられる。 視点は、主人公である綾香。 彼女は自分を精神的に老人だと主張し、疲れ切り、物事を達観しているようにふるまうが、しかしどこか幼い。 彼女と、友人、従姉との関係。はじめからうまく世界に入っていけると、過去として採用されるかわからない一日の出来事、刹那的なそれが胸に染み入る。 なんというか……箱庭の中の二人だなと。二人の空気がたまらなくはまる人がいるだろう。 あまり書きすぎるとネタバレ一直線になるので控えるが、面白かった。少し不思議な世界と登場人物たちの関係を楽しむ向きが強い。 読み終えてから、この作者さんはTwitterアカウントを持ってそうだなと思って名前で引いたらヒット。二巻が四月に出ることがすでに決まっているという。 この内容に続きが出るのか!?という意外さもあり、どんな物語だろうかと今から二巻を楽しみにしている。

  • 青春という一瞬の永遠

    同じ1日を何回か繰り返しながら、すこしずつ先に進んでいる相沢綾香(あいざわ あやか)は、高校の入学式の日に稲葉未散(いなば みちる)と出逢う。あいうえお順の出席番号で相沢と稲葉だから、並んで座ることになった2人は、会話を「繰り返し」ていく。「わたし、稲葉未散。よろしくね」 小説の章の下の節の見出しが日付なのですが、「四月七日A」とか」六月二十三日F」とか、日付のあとにループした回数だけABCが足されていきます。「あっ、だとすれば、何月何日でエンディングなんだ!?」と焦ってページをめくることなく、ゆっくり読みすすめていくことをオススメします。 『時をかける少女』はタイムループならぬタイムリープでしたが、ちょっとだけ似ているところもあります。本作は、さわやかな文章で綴られています。さわやかでありつつ、卑猥なエロではなく、色気もあります。青春を感じます。 さわやかなだけでは済まない展開をみせていくことになるのですが……。 大人からしてみれば「青春」は「とうの昔に過ぎ去った」過去なのですが、いままさに青春を生きる高校生たちからしてみれば「永遠」なわけで、その「一瞬の永遠」を描いている小説です。 タイムループと青春の相性がいいのも、青春が「一瞬の永遠」だからなのでしょう。 アニメで見てみたい物語ですし、若手女性俳優さんで実写化してもきっと魅力的な青春映画になると思いますが、まずは、この文章を堪能したい。 内容を明かしすぎるとネタバレになってしまいますが、かなり見事な小説です!!

  • 設定勝ち。少しネタバレあり。

    設定が面白いシナリオです。 通常の人は1日は1回ですが、主人公は1日を何度か繰り返すことになります。 例えば、1日を3回繰り返し、その後に2日目に突入します。 なので、1日の1回目で仲良くなった子が、1日の2回目では仲良くなれない可能性もあります。 どんなに素晴らしい日であっても、最悪な日が採用されてしまうこともあり、繰り返すことによって通常の人よりも精神面がおかしな方向で強くなっていってしまう弊害や葛藤などもよく描かれていると思いました。 ある意味、予測できておいしいメリットもあれば、繰り返すことによって感動が薄れ、周囲に嫌な感情を抱かせてしまうなどのデメリットもあったりで、無限に展開できる設定だなと思いました。 アニメ化に期待。

  • ちょっとおませな小中学生向けかと!!

    正直、大人が読むと、どこかで読んだことがあるような「タイムループ系の王道設定」です。 内容的にも、とてもピュアで、シンプルな話。 でも、こういう本をまだあまり読んだことがない、ちょっとおませな小中学生には向いているかなと。 少なくとも、うちの小学4年生の娘はおもしろいと言っていました。 うちの娘、小学生なのに、プチ恋愛モノ、青春モノが好きなんですよね。。。。。 そういう子供は、楽しいんだろうなと思います。

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