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梅一夜,冬ほたる

Yugawara Literature Award

梅一夜,冬ほたる

Yoko Hirano

Set in Yugawara, this story follows an inn proprietress struggling with panic disorder and depression as she moves toward recovery with support from her husband and those around her. The local landscape and days of convalescence give the work a quiet emotional force.

Yugawaraillness and recoveryfamily supportrenewal

Work Information

The light of plum blossoms against the dark illuminates the time of a person beginning to walk out of illness.

Included in Umeichiya / Fuyu Hotaru, the prize-winning piece traces days of confronting illness from the proprietress’s point of view. Read with its companion sequel, it portrays pain and recovery behind the brightness of a resort town.

Book Information

Publisher
ぜんにちパブリッシング
Published
2009-05-01
Pages
180 pages
Language
日本語
ISBN-13
9784861361234
ISBN-10
4861361230
Category
本/文学・評論

Amazon.co.jp: 梅一夜,冬ほたる : 平野 洋子: 本

Reviews

  • 前作も読みました。

    私は鬱病ではないですが、誰だって気持ちが萎える時、寂しいとき、この世に味方が一人もいないように 感じるとき、気力がなくなって何もしたくない時ありますよね。 それが、病気として治療しなければならない程になった人が鬱病の人なのかな。 作者はつらい、苦しいといいながら、少しずつ目をあけて体を起こして 立ち止まったり戻ったりもあるけどなんとかやっていける所を見せてくれます。 すばらしい進歩ではなくてもいいんだという気になりました。 続編では夫が登場。視点を変えて病と闘う家族として苦悩する姿が描かれています。新鮮でした。 また、おまけの対談もよかったです。文筆家としての作者と俳人黛さんの言葉に対する真摯な姿勢が 素敵で、力づけてくれる言葉を手のひらに握りしめてがんばったきた、道のりを感じました。

  • うつ病のことを知るには最適です

    私の夫はうつ病です。心療内科にかかってはいるのですが、行くのを嫌がり、勝手に予約をキャンセルしてしまったりします。薬も飲んだり飲まなかったりです。私はうつ病のことを詳しく知りたくて、片っ端から本を読み漁りましたが、正直言ってほとんど理解できませんでした。そんな時にこの小説のことを知り、購入して読んでみたら、なんと夫の行動の全ての謎が解けたのです。うつ病になるとどう感じるのか、なぜ何もしないのか、どうして自殺を考えるのか。そんな夫に私はどう対処してあげればよいのかが、本当に良く分かりました。これからは、夫と真正面から向き合えそうな気がします。あんなに何冊も「うつ病に関する本」を読んだのに、まさかたった一冊の「小説」によって、こんなに助けられるとは思ってもみませんでした。感謝で一杯です。うつ病のことを知りたい人は、まずこの本から読むことをおすすめします。

  • 鬱病の本人にも家族にも読んでほしい本です

    著者自身の鬱病との闘いを、当人の視点から描いた「梅一夜」。今度は、夫の視点から描いた「冬ほたる」も合せて、新たな装丁で出版されたようです。鬱病の人は、集中が続かないため本が読めない人が多いのですが、この本は字が大きく、文章も短いので、読み易いのではないかと思います。鬱病は当人もつらいけれど、見守る家族も大変な病気です。身近に鬱病の人がいる人すべてに読んでもらいたい本です。

  • 「うつ」の中の幸せ

    鬱病の苦しみを綴った「梅一夜」。その鬱病患者を支える夫の目線の「冬ほたる」。この両方が読める本です。ギリギリまで追い詰められながらも、それを乗り越えてゆく夫婦愛が描かれています。 壮絶な中にも愛する家族の存在があることで、そこから「救い」や「希望」を見出して前に進むことができます。一日一日を大切に乗り越えてゆく姿から、「愛」とは「幸せ」とはと、考えさせられた本です。

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