こもれびノート (HJ文庫 し 3-1-1)
A light novel in which a girl pretending to be an imaginary younger sister appears before a boy who has received a murder warning. A make-believe family overlaps with a dangerous mystery.
Work Information
Why does the girl who appears as an imaginary sister threaten the boy’s life?
Shiyake Yuna’s encouragement-prize work in the third Novel Japan Award begins with a murder warning and an imaginary sister, creating a sense of the uncanny inside daily life.
Review Summaries
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Readers remember the strange opening and the pretend-family setup. Its strength is the way unease enters an otherwise light tone.
Book Information
- Publisher
- ホビージャパン
- Published
- 2009-12-01
- Pages
- 283 pages
- Language
- 日本語
- Size
- 10.8 x 1.4 x 14.8 cm
- ISBN-13
- 9784894259706
- ISBN-10
- 4894259702
- Price
- 681 JPY
- Category
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
御神木の精霊ミミコに願い、呪いの力を得た少年・岸高法斗の前に、「呪いの先輩」を自称する美しき暴言少女・琴穂久玖瑠が現れた。法斗の殺害を予告しながらも、不思議な力で彼の「架空の妹」になりすました久玖瑠の目的とは? 「第3回ノベルジャパン大賞」の問題作が、あぶないボケ&ツッコミであなたの心を気持ち良くえぐります!
Reviews
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暴言×ツッコミ
御神木の精霊ミミコに願い、呪いの力を得た少年・岸高法斗の前に、「呪いの先輩」を自称する美しき暴言少女・琴穂久玖瑠(ことのほ くくる)が現れた。法斗の殺害を予告しながらも、不思議な力で彼の「架空の妹」になりすました久玖瑠の目的とは。 「第3回ノベルジャパン大賞」受賞作品です。 本作は、「家族」がストーリーの根底にあります。 登場人物の家族は、とにかく一般的ではありません。主人公・法斗は両親に、久玖瑠は妹にトラウマを抱えています。法斗は訳あって祖父母と同居、久玖瑠の家族は「寄せ集め」という複雑な環境です。 そもそも「夫婦」は基本的に血のつながりはありません。それを家族というならば、血のつながらない子どもや兄妹、両親や祖父母だって立派に「家族」になれるじゃないか…というのが底に流れています。 ストーリー進行は、法斗の、ミミコとの出会いや呪いの力を得るまでの過程など「過去の体験」と久玖瑠との出会いと邂逅など「現在」を章ごとに交互に読み進めていくうちに、過去と現在との関係性や「秘密」などが明らかになっていく…という手法です。 全体的に大きな盛り上がりや派手な演出はありませんが、それで飽きてしまう…ということはありませんでした。 とにかく、ミミコ×法斗(ボケ×ツッコミ)、久玖瑠×法斗(暴言×ツッコミ)の会話が楽しいです。 私は、作品紹介にあった「暴言×ツッコミ」を楽しみに購入したのですが、そこそこ期待通りでした。特に久玖瑠×法斗の会話は、西尾維新「化物語」のひたぎ×暦のノリを彷彿とさせます。 唯一気になることを挙げるとすれば、やたらと傍点が付いていることでしょうか。いろいろ強調したい気持ちは分かりますが、何でこんな所にも…というところにさえ打ってあったので、却って読みづらく、多少邪魔に感じました。 西尾維新風味の会話のノリに抵抗のない方でツンデレ好きには、十分楽しめるのではないかと思います。 新人の作品・1巻目でこの出来なら十分です。次巻も期待の★5つです。
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気のせいです
『こもれびノート』です。第3回ノベルジャパン大賞奨励賞受賞作、とのことですが、問題作でしょう、これは。 さわやかっぽいタイトルとはウラハラに、良い意味でも悪い意味でもクドいです。 何がクドいかというと、キャラの会話がまずくどいです。作者の言葉遊びのセンスはなかなか優れたものだと感じますが、片方のヒロインとのボケ×ツッコミ。もう一方のヒロインとは暴言×ツッコミ、という構図で会話パートが延々と続いて、ストーリーがなかなか展開しないのがくどいです。もちろんそこが本作の持ち味だとは思いますが、じれったく感じる読者もいるでしょう。 会話のテンポも、ライトノベル作品のテンプレみたいな感じでした。そこが、安心して読めるともいえるのでしょうけど。 そして、言葉遊びの延長という感じですが、文章に傍点が多いです。ラノベ読者の読解力からしたら誤解を防ぐためにも必要な傍点も、確かにあります。でも前半あたりは、特に必要でない傍点もたくさんみられ、こちらもくどかったです。 ストーリーの内容は、こちらも言葉遊びの延長というべきもので、願い、呪いについて順次提示されて行きます。現在の話と、過去の話が交互に出てくる構図です。会話があって場面が切り替わってまた会話、という感じでストーリーの進み方が尚更遅く感じる部分もあったと思います。 ただそれでも、言葉遊びを昇華した形でのストーリーは、パズル的には上手くできていたと思いますし、全体としては会話パートがくだらないなあと思いつつも先が気になって読んでしまったので、なんか負けた気分です。たぶん気のせいです。 くどい味付けは敢えてでしょうし、力のある作者さんだと思いますので、今後の活躍に期待したいです。
Related Literary Awards
- HJ Bunko Grand Award Edition 3 (2008) ・encouragement award