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継ぐのは誰か (ハルキ文庫 こ 1-3)

Seiun Award

継ぐのは誰か (ハルキ文庫 こ 1-3)

Sakyo Komatsu

Who Will Inherit? is a long science-fiction novel by Sakyo Komatsu about human evolution and the possibility of extinction. Beginning with strange murder notices sent to a university city, the story expands toward questions of intelligence, technology, and who might inherit Earth.

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Work Information

Is humanity Earth’s final dynasty, or will a successor appear?

A standalone Haruki Bunko edition with ISBN has been confirmed. Against the future-oriented imagination of Japan’s high-growth era, the novel asks large-scale questions about humanity’s limits and responsibilities.

Review Summaries

  • Readers respond to the combination of a broad view of human evolution and a mystery-like opening. Although written decades ago, its concern with civilization slipping beyond control remains urgent.

Book Information

Publisher
角川春樹事務所
Published
1998-02-01
Pages
363 pages
Language
日本語
ISBN-13
9784894563810
ISBN-10
4894563819
Price
327 JPY
Category
本/文学・評論/文芸作品/日本文学

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Reviews

  • 予言書の様な本

    AIや人工知能が開発される半世紀以上前に、AIや人工知能に関する問題点を書いている事に驚愕した。AIがどこで考えどの様に解答を出すのはブラックボックスである事が、なぜ半世紀以上前のPCが普及する前に予想出来たのか、とても不思議であり、驚愕である。また今のAIが「意識」を持っている様な振る舞いをする事を、既に小松左京氏は予想していた。なぜ、半世紀以上前にこの様な予測が可能だったのか、小松左京氏が「継ぐ」人類であったのではないだろうか。

  • 生物の進化の多様性へ着眼した新人類誕生の話

    新しい人類の形態として、電波人間という着眼が面白い。

  • 面白い

    読んでいて飽きない。 小松先生の作品の中でも完成度はかなり高いと思います。

  • ちょっと古いかな

    構想は面白いのだけど、インターネット時代になってみると、ちょっと古いと感じます。

  • 「日本沈没」「復活の日」を超える世界レベルの大傑作だと思います。小松左京氏は世界的な天才です。

    最初から最後まで圧倒されっぱなしの大傑作でした。この作品は「復活の日」を勧められて読んだ後に、同じ小松左京氏の3大傑作だから絶対に読むべきだと、と同じ先輩から勧められ読み始めました。その通りでした。 作品のスケールの大きさ、全世界人類の未来を描いたSF作品としては3大傑作の中でも群を抜いている作品でしょう。 冒頭は、慣れないカタカナの名前の登場人物の連続で、慣れるのに少々てこずりましたが、読み進むにつれて作品が書かれた1970年代に、現代を見事に見通したその世界描写に驚きます。表現や細部は異なりますが、現代のグローバル世界やコンピュータの進化からインターネットで世界が繋がっている状況まで、現代にタイムトラベルして見てきたかのような描写に、その先見性、予言性に驚かされました。 今読んでも古さを感じるどころか、近未来を見事にか見通しているとしか言えない世界の描写に脱帽しかありません。 ストーリーは、突然とても解明できないような不思議な殺人事件が連続発生し、大学都市に集められた登場人物たちがその謎を解くべく奮闘するところから大きく動きはじめます。 その謎ときだけでも十分すぎるほど面白いのに、話が進むにつれてユヴァル・ノア・ハラリ氏が提唱した「ホモ・デウス」やアメリカ国防省のDARPAが開発している「脳とコンピューターチップの融合」を予言したかのような超人類ともいえる人種の存在がいることが判明します。 そして、当然人類と超人類との邂逅へと話は進むのですが、そこから先は読んでのお楽しみでしょう。 その過程で、インド出身の賢人と呼ばれる哲学と宗教に造詣の深い登場人物が、人間の倫理と哲学について深い洞察を述べたり、果たして人類の文明の進化は正しい形で進んでいるのか、この先人類はさらに進化して完成した存在になりうるのかなど、哲学的人間観も述べられ、登場人物の間で論議されます。 科学的な面を前面に押し出す作品でありながら、作者のうちにあるであろう人間観、文明への冷徹な思索などが所々にちりばめられて、飽きることなく(但し脳みそはグルグルとかき混ぜられますが)読むことに没頭させてくれます。 私には登場する超人類は、意識を持ったAIの擬人化だと感じられました。 ラストに向けては、悲劇なのか希望があるのか、読者に委ねられた形で物語は閉じます。 この先は人類が全員で考えるべきだと問いかけらているようでした。 どうしてこの作品を出版社や著名な知識人が、今こそ読むべき作品だと喧伝しないのか不思議でなりません。昨今のわかったようで実に浅薄な未来論やテクノロジー開発解説などが束になってかかっても敵わない深さと広範な教養、生命倫理がぎっしり詰まったこの作品を今こそ多くの人が読むべきでしょう。

  • 継ぐのは誰なのでしょう

    まだ中身を読んでもいないのに、レビューの催促メールが来てしまいました。

  • 人間というものは、行為において、いつも慎重さを欠いているものなのだ

    最近、劉慈欣の「三体Ⅱ」を読み、その壮大な設定に、やっぱりSFは面白いなとあらためて思い、何か面白いSF小説がないかと思い、そうだ小松左京がいるじゃないかと思い当たり本書にたどり着きました。 小松左京といえば「日本沈没」「復活の日」という二大傑作に悶絶するほど感激したもので、つい最近鑑賞した、丹波哲郎が総理大臣として出演している1970年代の映画版「日本沈没」もなかなかの良作でしたので、ここはやはり小松左京だろう、ということでこれまで未読であった本書にたどり着いた次第です。 果たして本書も、友人が殺人予告の後、謎の殺され方をするというミニマムなスタートながら、壮大な展開を見せてくれます。 様々な目標を達成し、絶頂を迎えているかのような人類。 そんななか「人類は完全ではない」ということをテーマに議論する学生たち。 そんな学生らが巻き込まれる、人類そのものの存在を問う出来事。 「がむしゃらに進み、進んでいる間は自己本位で、周囲を考えない。叡智が現れるのはその進み方が少し鈍ってからだが、それが現れるまでに、いくつもの取り返しのつかない犠牲を生み出してしまう。それどころか、技術の進歩に追いつけず、そのほんの少しの叡智でさえ欠如しているのではないか」 人類はこのまま発展していくことができるのか。 それとも新たな存在に未来を継ぐほうが幸福なのだろうか。

  • 未来予知作品

    これが世に出たのが、1968年。 作品の舞台は21世紀末(詳しくは触れらていない) 内容を少し引用しよう。 低開発地帯(途上国)における人口爆発は最近になってようやく押さえ込む体制に入ったところで~中略~巨大で不気味な新型の中央集権国家となった中国は、人口10億に達したときやっと本格的な「自由化」への道をひらきかけた。 アフリカ新興諸国の統合はすすんでいたが、~中略~テロやデモ隊と軍隊の流血はまだ繰り返されている。~中略~まだかたの付かない領土問題があり、宗教上の古い対立があり、貿易赤字、国際的産業競争やある民族、ある国家の無気力化などがあった。 21世紀末になって完成した、グローバルコンピュータネットワークだった。 全世界の主なコンピュータが、メーザー回線で結ばれ(インターネット?)たとき、IIS (国際情報サービス)社が、全世界に向け情報サービスを始めたとき~引用終わり この他にも、高度な端末機能の携帯電話=スマートホン(携帯電話というそのままの製品名で登場する)や、国際DNA研究所とか、端末とか共有とかの語句が、当たり前のように出てくる。 今から52年前に、、、。 まあ、確かに未来はこうなる的な、マンガやアニメでは予想されていたけれど、それにしても的確すぎて笑ってしまった。

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