日本の文学賞

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バリントン・J・ベイリー

バリントン・J・ベイリー

Barinton J. Beirī

別名: P. F. Woods / Michael Barrington / Mike Barrington
ペンネーム: P. F. Woods初期に用いた別名。ニュー・ワールズなどへの投稿で使用, マイケル・バリントンムアコックとの共作等で使用された筆名

プロフィール

性別
男性
生誕
1937-04-09 (バーミンガム)
死没
2008-10-14 71歳
国籍
イギリス
言語
英語
居住地歴
バーミンガム(出生) → シュロップシャー(幼少期〜成人期) → ロンドン(職業活動時期) → ダブリン(居住歴あり)

経歴

職業
作家, SF作家
活動期間
1954年〜2008年
影響を受けた人物
A・E・ヴァン・ヴォクト, チャールズ・L・ハーネス, マイケル・ムアコック, イアン・ワトスン, ドナルド・A・ウォルハイム
影響を与えた人物
ブルース・スターリング

受賞歴

星雲賞(海外長編部門)
1984
対象作品: カエアンの聖衣
部門: 海外長編部門
主催: 日本SFファングループ連合(星雲賞)
結果: 受賞
星雲賞(海外長編部門)
1985
対象作品: 禅銃
部門: 海外長編部門
主催: 日本SFファングループ連合(星雲賞)
結果: 受賞
星雲賞(海外長編部門)
1990
対象作品: 時間衝突
部門: 海外長編部門
主催: 日本SFファングループ連合(星雲賞)
結果: 受賞
英国SF協会賞(短篇部門)
1996
対象作品: 蟹は試してみなきゃいけない
部門: 短篇部門
主催: 英国SF協会
結果: 受賞
フィリップ・K・ディック賞
1983
対象作品: 禅銃
主催: フィリップ・K・ディック賞実行委員会
結果: ノミネート

受賞・候補エディション

英国SF協会賞 1回登壇
  1. 第28回(1996年) 中短編部門

    『蟹は試してみなきゃいけない』は、Barrington J. Bayleyによる作品。british-sf-association-awardの受賞作として知られ、作者の関心や表現の特徴を示す一作である。

    Barrington J. Bayleyの表現世界を伝える『蟹は試してみなきゃいけない』。

    319ページ
    受賞作文学表現作者の主題

作品

代表作

スター・ウィルス

1970年 SF(スペースオペラ/奇想SF)

短篇を基に長篇化された作品。時間や宇宙規模の奇想が盛り込まれる。

宇宙探究奇想
翻訳
  • スター・ウィルス(大森望訳)

時間衝突

1973年 SF(時間SF)

時間線の衝突という大胆なアイデアを中心に据えた長篇。

時間パラドックス
翻訳
  • 時間衝突(大森望訳)

カエアンの聖衣

1976年 SF(哲学的SF)

「服は人なり」という哲学的命題を軸に展開する奇想の長篇。

アイデンティティ物質と自己
翻訳
  • カエアンの聖衣(冬川亘訳 / 大森望による新訳版あり)

禅銃

1983年 SF(奇想SF)

武器や思想を巡るユニークな設定を持つ長篇。フィリップ・K・ディック賞ノミネート歴あり。

武器と思想宗教的/哲学的モチーフ
翻訳
  • 禅銃(酒井昭伸訳)

ロボットの魂

1974年 SF(ロボットSF)

自由意志を持つロボットジャスペロダスの活躍を描く連作中の長篇。

ロボット自由意志
翻訳
  • ロボットの魂(大森望訳)

ゴッド・ガン(短篇集)

2016年 短篇集

日本オリジナル編訳の短篇集。代表作や未訳作を含む選集。

奇想SFの概念実験

全著作

  • スター・ウィルス(The Star Virus, 1970)
  • 時間衝突(Collision with Chronus, 1973)
  • 時間帝国の崩壊(The Fall of Chronopolis, 1974)
  • ロボットの魂(The Soul of the Robot, 1974)
  • カエアンの聖衣(The Garments of Caean, 1976)
  • グランド・ホイール(The Grand Wheel, 1977)
  • シティ5からの脱出(The Knights of the Limits, 1978)
  • 禅銃(The Zen Gun, 1983)
  • 光のロボット(The Rod of Light, 1985)
  • Eye of Terror(2000)
  • The Great Hydration(2002)
  • The Sinners of Erspia(2002)
  • The Seed of Evil(短編集, 1979)

作風・主題

文体
奇想SFワイドスクリーン・バロック形而上学的スペースオペラ
頻出モチーフ
時間とパラドックス奇妙なガジェットロボットと自由意志服/外見とアイデンティティ

健康

  • 大腸癌
    2008(合併症で死去)
    大腸癌の合併症により2008年に死去。以降新作はなし。

評価・遺産

奇想と独創的なアイデアを重視する作風で評価され、ワイドスクリーン・バロックに位置づけられる。生前は商業的成功は限定的だったが、2000年代の再評価で旧作の再刊や未発表作の刊行がなされた。ブルース・スターリングら後進に影響を与えた。

資料所蔵先

  • 国際図書館・各国の典拠データベースに資料あり(VIAF, ISNI, LOCなど)

引用

  • ベイリーはサイエンス・フィクションの真実の魂の模範であり、完全無欠のお手本だ。
    出典: ブルース・スターリング(序文、邦訳版『時間衝突』など) (1989年)

豆知識

  • 1954年に短篇"Combat's End"で作家デビュー。
  • 1955–57年にイギリス空軍で勤務した経験がある。
  • P. F. WoodsやMichael Barrington等の別名で作品を発表した。
  • 1979年の短編集The Seed of Evil出版で印税未払いを巡る裁判があった。
  • 2000年にウォーゲーム『ウォーハンマー40000』のスピンオフ長篇を発表し、再評価のきっかけとなった。