日本の文学賞

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コーネル・ウールリッチ

コーネル・ジョージ・ホプリー=ウールリッチ

Kōneru Wūruritchi

別名: William Irish / George Hopley / Cornell George Hopley-Woolrich
ペンネーム: ウィリアム・アイリッシュ短編や一部長編で使用した主要な筆名, ジョージ・ホプリー一部作品で使用した筆名

プロフィール

性別
男性
生誕
1903-12-04 (ニューヨーク(アメリカ合衆国))
死没
1968-09-25 (ニューヨーク(埋葬はハーツデール)) 64歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
居住地歴
メキシコ(少年期の一時期) → ニューヨーク(母と同居、ホテル暮らしが長期間続く)

経歴

職業
小説家, 推理作家, 短編作家
活動期間
1926年〜1968年
影響を受けた人物
F・スコット・フィッツジェラルド
影響を与えた人物
ローレンス・ブロック(補綴を行った作家), 映画監督(例:アルフレッド・ヒッチコック、フランソワ・トリュフォー)

学歴

コロンビア大学
ジャーナリズム専攻(在学中に中退)
期間: 1921–中退
国: アメリカ合衆国
在学中から執筆を始め、大学を中退して作家活動に専念

受賞・候補エディション

エドガー賞 1回登壇
  1. 受賞作:

    『窓』は、脚本・映像作品として評価された犯罪映画/ミステリー作品です。物語の緊張感、人物の心理、事件をめぐる構成が受賞対象として重視されました。

    犯罪をめぐる緊迫した物語を、人物の心理と映像的な構成で見せる作品です。

    犯罪心理脚本映画
  1. 『喪服のランデヴー』は、コーネル・ウールリッチの復讐と喪失をめぐるサスペンス。恋人を失った男が悲嘆を抱えたまま標的へ近づいていく物語で、ノワール的な宿命感と抒情が強く残る。

    喪失の痛みが復讐へ変わる、ウールリッチらしい暗い抒情のサスペンス。

    322ページ
    ノワール復讐喪失海外ミステリ

作品

代表作

幻の女

1942年 サスペンス/ハードボイルド

主人公が無実を訴えるが誰にも信じてもらえず、救いを求める過程で追い詰められていくサスペンス作品。

孤独不安誤解と無実の主張
映像化・舞台化
  • [映画] 幻の女(1944年映画) / Robert Siodmak (1944)
翻訳
  • 幻の女(稲葉明雄訳ほか)

裏窓

1942年 短編/サスペンス

観察者の視点から他人の行動を覗き見たことが発端となるサスペンス。後にヒッチコックにより映画化された。

監視都会の孤独疑惑
映像化・舞台化
  • [映画] 裏窓(1954年映画) / Alfred Hitchcock (1954)

黒衣の花嫁

1940年 サスペンス/復讐劇

失った妻への復讐をテーマにしたサスペンス長編。複数の殺人を計画する復讐譚が展開される。

復讐執着運命
映像化・舞台化
  • [映画] 黒衣の花嫁(1968年映画) / François Truffaut (1968)

死者との結婚

1948年 サスペンス/ドラマ

列車事故で身元が入れ替わったことから起きる人間関係の破綻とサスペンス。

偽装身分運命の偶然人間ドラマ
映像化・舞台化
  • [映画/テレビ] 死者との結婚(1960年 映画/日本) / 高橋治 (1960)

暁の死線

1944年 サスペンス/フィルムノワール

都市の夜を舞台にしたサスペンス長編。時間制限を設けた切迫した展開が特徴。

時間制限都会の危険追跡
映像化・舞台化
  • [映画] 暁の死線(1946年 映画化) / Harold Clurman (1946)

全著作

  • Cover Charge (1926)
  • Manhattan Love Song (1932)
  • The Bride Wore Black (1940)
  • Phantom Lady(幻の女)(1942)
  • It Had to Be Murder(裏窓)(短編, 1942)
  • I Married a Dead Man(死者との結婚)(1948)
  • Deadline at Dawn(暁の死線)(1944)

翻案

  • 裏窓(1954年映画)
  • 幻の女(1944年映画)
  • 黒衣の花嫁(1968年映画)
  • 死者との結婚(1960年 日本映画)

作品の翻訳

  • 幻の女(稲葉明雄訳 1955年 改訂あり)
  • 黒衣の花嫁(早川文庫 日本語訳)
  • 裏窓(創元推理文庫ほか邦訳多数)

作風・主題

文体
哀愁を帯びた美しい文体サスペンス志向の語りフィルムノワール的な描写
頻出モチーフ
孤独追われる/追う者の不安時間制限(タイムリミット)無実の主張と誤解

健康

  • 糖尿病
    晩年
    健康状態を悪化させ、晩年の活動に影響を与えた
  • アルコール依存症
    生涯後半
    飲酒量の増加が生活習慣と健康に悪影響を与えた
  • 壊疽(足)
    晩年
    適切な治療を受けなかったため悪化し、足の切断に至った

評価・遺産

コーネル・ウールリッチ(ウィリアム・アイリッシュ)はサスペンス文学に大きな影響を与え、特に日本で高い人気を得た。多くの短編・長編が映画化され、フィルムノワール/サスペンスの古典的作家と見なされている。

資料所蔵先

  • コロンビア大学アーカイブ(資料寄贈と関連)

大衆文化への影響

  • アルフレッド・ヒッチコック『裏窓』などの映画化により大衆文化に広く浸透
  • 邦訳の普及により日本の推理・サスペンス読者にも強い影響

豆知識

  • 本名はコーネル・ジョージ・ホプリー=ウールリッチ。
  • 複数の筆名(ウィリアム・アイリッシュ、ジョージ・ホプリーなど)を使用した。
  • 生涯にわたりホテル暮らしが続き、居住地を転々とした。
  • 晩年にコロンビア大学へジャーナリスト育成のため85万ドルを寄贈した。
  • 死亡時の体重は約89ポンド(約40kg)、葬儀の参列者は5人のみだったと伝えられる。
  • 多数の作品が映画化され、特に『裏窓』『幻の女』『黒衣の花嫁』などが知られる。