日本の文学賞

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藤原 章生

ふじわら あきお

Fujiwara Akio

プロフィール

性別
男性
生誕
1961-04-27 (福島県常磐市(現・いわき市))
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
福島県(出生) → 東京都(育ち・在住歴) → ヨハネスブルグ(特派員) → メキシコシティ(支局長) → ローマ(支局長) → 郡山(支局長)

経歴

職業
記者, ノンフィクション作家
活動期間
1989年〜

学歴

北海道大学 工学部
工学部 / 資源開発工学科
学位: 学士
期間: 1980s
卒業年: 1984
国: 日本

受賞歴

開高健ノンフィクション賞
2005
対象作品: 絵はがきにされた少年(遠い地平)
主催: 集英社
結果: winner

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 遠い地平

    アフリカ特派員として取材を重ねた著者が、紛争、貧困、差別のただ中で生きる人々の言葉と沈黙をすくい上げるノンフィクション。応募時の題名「遠い地平」は、刊行時に『絵はがきにされた少年』へ改題された。

    遠い地平に生きる人々の声を、外からの同情ではなく近くで見つめた記録。

    264ページ
    アフリカ報道貧困と差別記憶と証言取材者の倫理

作品

代表作

絵はがきにされた少年

2005年 ノンフィクション(ルポルタージュ) 320ページ

アフリカを舞台にした現地取材をまとめた短編集。飢餓や紛争、報道の倫理に関するルポルタージュを収録する。

戦争飢餓報道倫理辺境の人々

ガルシア=マルケスに葬られた女

2007年 ノンフィクション(文学研究的ノンフィクション) 280ページ

『予告された殺人の記録』のモデルとされる女性の実像に迫るルポルタージュ。作品と現実の交錯を追う。

ラテンアメリカ文学実話とフィクション作家の倫理

ぶらっとヒマラヤ

2021年 ルポルタージュ/紀行 200ページ

ヒマラヤをめぐる取材と随想を収めた紀行エッセイ。現地の風景と人々を描く。

自然辺境

全著作

  • 絵はがきにされた少年(2005、集英社)
  • ガルシア=マルケスに葬られた女(2007、集英社)
  • ギリシャ危機の真実 ルポ「破綻」国家を行く(2010、毎日新聞社)
  • 資本主義の「終わりのはじまり」(2012、新潮選書)
  • 湯川博士、原爆投下を知っていたのですか(2015、新潮社)
  • 新版 絵はがきにされた少年(2020、柏艪舎)
  • ぶらっとヒマラヤ(2021、毎日新聞出版)
  • 酔いどれクライマー永田東一郎物語(2023、山と溪谷社)
  • 差別の教室(2023、集英社新書)

作風・主題

文体
現地取材を重視したルポルタージュ的文体観察に基づく冷静な記述対象の背景を掘り下げる調査的アプローチ
頻出モチーフ
辺境・周縁とその住民報道と倫理の問題歴史と記憶の掘り起こし

評価・遺産

フィールドワークに基づく精緻なルポで知られるジャーナリスト。海外特派員としての経験を生かし、国際問題や文学作品の実像に迫る報道・著作を残している。

引用

  • 自殺したカメラマンの繊細さ、戦場報道でこわれていく心の軌跡を、あまりに「できすぎた物語」として描いている。
    出典: 「あるカメラマンの死」—『絵はがきにされた少年』収録 (2005年)

豆知識

  • 北海道大学工学部資源開発工学科出身で、卒業後は住友金属鉱山に入社した後、記者に転じた。
  • 毎日新聞の海外特派員としてヨハネスブルグ、メキシコシティ、ローマなどに勤務した。
  • 『絵はがきにされた少年』で開高健ノンフィクション賞を受賞した(2005年)。
  • 2021年に毎日新聞を定年退職し、以降は契約記者として活動している。