日本の文学賞

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萩原 遼

はぎわら りょう

Hagiwara Ryo

ペンネーム: 萩原 遼主に著作・報道で使用したペンネーム, 渋谷 仙太郎翻訳や一部著作で用いた別筆名, 井出 愚樹初期の著作で用いた筆名

プロフィール

性別
男性
生誕
1937-02-03 (高知市, 高知県)
死没
2017-12-22 (東京都港区) 80歳
国籍
日本
言語
日本語, 朝鮮語
居住地歴
高知市(出身) → 大阪(上京・在住) → 平壌(赤旗特派員として赴任) → ワシントンD.C.(在米研究期間) → 東京都港区(晩年)

経歴

職業
ジャーナリスト, ノンフィクション作家, 翻訳者, 編集者
活動期間
1980年〜2017年
所属団体
日本共産党(元党員)

学歴

大阪外国語大学
朝鮮語学科 / 朝鮮語学科
国: 日本
1963年に朝鮮語学科第1期生として入学

受賞歴

大宅壮一ノンフィクション賞
1999
対象作品: 北朝鮮に消えた友と私の物語
主催: 大宅壮一ノンフィクション賞運営委員会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 北朝鮮に消えた友と私の物語

    北朝鮮に関わる失踪と政治の闇を、個人の友人関係から追うノンフィクション。国家の問題を一人の人間の不在として見つめることで、事件の切実さを浮かび上がらせる。

    北朝鮮に消えた友と私の物語は、北朝鮮を手がかりに人の心と時代の気配を描く作品です。

    北朝鮮失踪政治証言

作品

代表作

北朝鮮に消えた友と私の物語

1998年 ノンフィクション

在日朝鮮人の帰還事業で北朝鮮に渡った友人や帰国者たちの実情を追ったノンフィクション。作者自身の捜索体験と証言を中心に、北朝鮮の現状と人権問題を描く。

北朝鮮拉致問題在日朝鮮人人権

朝鮮戦争 金日成とマッカーサーの陰謀

1993年 歴史・ノンフィクション

米国公文書館などの資料を用いて朝鮮戦争の経緯と開戦責任を検証した研究ノンフィクション。北朝鮮側の内部資料も参照し、北の側からの計画性を指摘する。

朝鮮戦争一次資料研究軍事史

淫教のメシア 文鮮明伝

1980年 ノンフィクション

文鮮明に関する編著。カルト宗教や指導者の実像に迫る作品。

宗教批判カルト研究

全著作

  • 韓国の知識人と金芝河(井出愚樹名義)
  • 民主主義よ君のもとに 韓国全斗煥体制下の民衆
  • ソウルと平壌
  • 朝鮮戦争 金日成とマッカーサーの陰謀
  • 北朝鮮に消えた友と私の物語
  • 拉致と核と餓死の国北朝鮮
  • 金正日 隠された戦争
  • 北朝鮮 金王朝の真実

作家による翻訳

  • 金芝河『長い暗闇の彼方に』訳(渋谷仙太郎名義)
  • 李恒九『小説 金日成』訳(上下巻)
  • 黄長燁『金正日への宣戦布告 黄長燁回顧録』訳

作風・主題

文体
調査報道的で一次資料重視のノンフィクション証言と資料を組み合わせた叙述
頻出モチーフ
北朝鮮拉致問題在日朝鮮人人権問題

健康

  • 心不全
    2017年12月
    心不全のため2017年に死去

評価・遺産

北朝鮮や朝鮮半島問題に関する多数の著作・翻訳を残し、一次資料を用いた調査報道で注目を集めた。同時に党派や研究者との論争を招き、論争的な活動でも知られる。

豆知識

  • 本名は坂本孝夫
  • 元『しんぶん赤旗』平壌特派員
  • 日本共産党の元党員で、のちに除籍された(2005年)
  • 第30回大宅壮一ノンフィクション賞受賞(『北朝鮮に消えた友と私の物語』)