文藝賞
1回登壇
-
第55回(2018年) 受賞受賞作: はんぷくするもの
東北沿岸の集落で、三十代の毅は母とともに仮設の商店を営んでいる。津波で店と家を失ってから五年、店を訪れるのは数人の常連客だけだ。支払いを先延ばしにする客や、変わらず続く商売の手つきを見つめながら、毅は被災後の日常に沈む不安と反復を抱えて暮らしている。
仮設商店で繰り返される小さなやりとりから、災害後の日常と沈黙を描く。
120ページ東日本大震災後の日常仮設商店反復する不安地域のつながり