日本の文学賞

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平川 祐弘

ひらかわ すけひろ

Hirakawa Sukehiro

プロフィール

性別
男性
生誕
1931-07-11 (東京府北豊島郡滝野川町(現・東京都北区南部))
国籍
日本
言語
日本語, 英語, フランス語, イタリア語, ドイツ語
居住地歴
東京都(滝野川) → フランス(留学) → イタリア(留学) → ドイツ(留学) → 福岡(福岡女学院大学勤務) → 大阪(大手前大学勤務)

経歴

職業
比較文学研究者, 評論家, 大学教授, 翻訳者, 著述家
活動期間
1953年〜
所属
東京大学, 福岡女学院大学, 大手前大学, 国家基本問題研究所(理事)
所属団体
国家基本問題研究所(理事), 日本会議(設立関連の発起人として関与)
影響を受けた人物
ダンテ・アリギエーリ, ラフカディオ・ハーン(小泉八雲), 夏目漱石

学歴

東京大学 教養学部 教養学科 フランス分科
教養学部 / 教養学科(フランス分科)
学位: 学士
期間: 1949-1953
卒業年: 1953
国: 日本
新制第1期生として卒業
東京大学 大学院 人文科学研究科 比較文学比較文化専修
人文科学研究科 / 比較文学・比較文化専修
学位: 文学修士
期間: 1953-1961
卒業年: 1961
国: 日本
在学中フランス政府・イタリア政府給費生として留学
東京大学(学位請求論文による文学博士)
大学院(人文科学系) / 比較文学・比較文化専修
学位: 文学博士
期間: 1961-1974
卒業年: 1974
国: 日本
学位請求論文『和魂洋才の系譜:内と外からの明治日本』により取得

受賞歴

第2回 河出文化賞
1967
対象作品: ダンテ『神曲』翻訳
主催: 河出書房新社(河出文化賞)
結果: 受賞
サントリー学芸賞(社会・思想部門)
1981
対象作品: 『小泉八雲』関連研究・随筆
部門: 社会・思想部門
主催: サントリー学芸賞(サントリー文化財団)
結果: 受賞
第42回 読売文学賞
1991
対象作品: マンゾーニ『いいなづけ』翻訳
主催: 読売新聞社
結果: 受賞
紫綬褒章
1998
主催: 日本政府
結果: 受章
第17回 和辻哲郎文化賞
2005
対象作品: 『ラフカディオ・ハーン 植民地化・キリスト教化・文明開化』
主催: 和辻哲郎文化賞(姫路市/本賞運営団体)
結果: 受賞
瑞宝中綬章
2006
主催: 日本政府
結果: 受章
第57回 日本エッセイスト・クラブ賞
2009
対象作品: 『アーサー・ウェイリー 「源氏物語」の翻訳者』
主催: 日本エッセイスト・クラブ
結果: 受賞
第14回 蓮如賞
2015
対象作品: 『西洋人の神道観-日本人のアイデンティティーを求めて』
主催: 蓮如賞(本願寺文化興隆財団)
結果: 受賞
第37回 正論大賞
2021
主催: 正論大賞(産経新聞社など主催)
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 『アーサー・ウェイリー』は、平川祐弘による作品で、2009年の受賞作として記録されている。作品名と著者名で国立国会図書館サーチを確認し、単独書籍として一致する資料がある場合のみ紙書籍の識別子を採用した。

    平川祐弘の『アーサー・ウェイリー』は、受賞歴と刊行形態を手がかりに読まれる作品である。

    488ページ
    受賞作現代文学刊行形態
蓮如賞 1回登壇
  1. 受賞作: 西洋人の神道観-日本人のアイデンティティーを求めて

    西洋人の神道観-日本人のアイデンティティーを求めては、平川祐弘による受賞・候補作品。賞の記録で作品名は確認できるが、Amazon JP、NDL OPAC、出版社公式で同名の単行本・文庫・短編集として確実に対応する書誌を確認できなかったため、雑誌号や応募原稿の識別子は採用しない。

    西洋人の神道観-日本人のアイデンティティーを求めてをめぐる確認済み情報を、受賞作データとして整理する。

    受賞作未刊行確認文学賞

作品

代表作

ルネサンスの詩 城と泉と旅人と

1961年 文学研究

修士論文を基にしたルネサンス詩に関する論考。西洋古典詩の諸相と文芸的背景を論じる。

ルネサンス比較文学

和魂洋才の系譜:内と外からの明治日本

1971年 近代日本史・比較文化

明治期の日本が西洋文明と出会った過程を、内側と外側の視点から比較文化的に分析した主要著作。

明治維新文明比較近代化
翻訳
  • 英訳版あり(諸外国での研究紹介)

西欧の衝撃と日本

1974年 比較文化史

西欧文明の影響が日本社会・文化に与えた影響を比較の視点で論じた著作。

西洋化文化接触比較史

夏目漱石 非西洋の苦闘

1976年 比較文学・評論

夏目漱石の思想と作品を通して、非西洋的視座と近代知の葛藤を考察する研究。

夏目漱石近代知東西比較

ダンテ『神曲』(口語訳)

1966年 翻訳(古典)

ダンテ『神曲』を口語体で翻訳し、読みやすさを重視した翻訳。翻訳により高く評価され河出文化賞などを受賞。

翻訳ダンテ中世文学

ラフカディオ・ハーン 植民地化・キリスト教化・文明開化

2004年 歴史・比較文化

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)を軸に、植民地主義・キリスト教化と日本近代に関する論考をまとめた書。

ラフカディオ・ハーン植民地主義宗教と文化
翻訳
  • 英語論文集・編著あり

全著作

  • ルネサンスの詩 城と泉と旅人と(1961)
  • 和魂洋才の系譜:内と外からの明治日本(1971)
  • 西欧の衝撃と日本(1974)
  • 夏目漱石 非西洋の苦闘(1976)
  • ダンテ『神曲』口語訳(1966、改訳・完全版等あり)
  • 小泉八雲 西洋脱出の夢(1981)
  • ラフカディオ・ハーン 植民地化・キリスト教化・文明開化(2004)
  • いいなづけ(マンゾーニ翻訳、1989)
  • アーサー・ウェイリー『源氏物語』の翻訳者(2008)
  • 日本語で生きる幸福(改題・2014)

作家による翻訳

  • ダンテ『神曲』(口語訳)
  • マンゾーニ『いいなづけ』翻訳
  • ゴルドーニ『抜目のない未亡人』など(翻訳)
  • ボッカッチョ『デカメロン』編訳

作品の翻訳

  • 『西欧の衝撃と日本』英語版など(学術出版)
  • 一部著作は英訳・海外論文集に収録

作風・主題

文体
比較文化的・歴史的な分析を基調とする明快な論述口語訳を取り入れた読みやすい翻訳スタイル博識に基づく総合的な論述
頻出モチーフ
東西の接触と衝突翻訳と受容近代化とアイデンティティ

評価・遺産

比較文学・比較文化の視座から明治以降の日本と西洋の接触を論じ、翻訳・翻案を通じて西洋古典を日本へ紹介した研究者・翻訳家として高い評価を受ける。学術的業績に加え、公共的発言やシンクタンクでの活動も注目される。

豆知識

  • ダンテ『神曲』を口語訳で紹介し、日本での再読を促した翻訳で知られる。
  • 在学中にフランス・イタリア・ドイツに留学し、各国語に通じる語学能力を研究に活かした。
  • 国家基本問題研究所の理事を務め、社会的・政治的言説にも関与している。
  • 紫綬褒章・瑞宝中綬章など日本政府からの栄典を受けている。