日本の文学賞

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イアン・ワトスン

イアン・ワトスン

Ian Watson

プロフィール

性別
男性
生誕
1943-04-20 (イングランド・ノースシールズ)
国籍
イギリス
言語
英語
居住地歴
イングランド(ノースシールズ) → タンザニア(ダルエスサラーム) → 日本(東京) → バーミンガム(英国)

経歴

職業
SF作家, 講師
活動期間
1969年〜
所属
東京教育大学(講師), 慶應義塾大学(講師), 日本女子大学(講師), バーミンガム・ポリテクニック(講師)
影響を受けた人物
ノーム・チョムスキー, レーモン・ルーセル

学歴

オックスフォード大学 ベリオール・カレッジ
文学部 / 英文学(19世紀詩・小説)
学位: MA (文学修士)
期間: 1960s
卒業年: 1966
国: イギリス
1966年に文学の修士号取得
東アフリカ大学(ダルエスサラーム)
期間: 1965-1966
国: タンザニア
1965-1966年に在籍/滞在

受賞歴

ジョン・W・キャンベル記念賞(第2席)
1974
対象作品: 『エンベディング』
主催: ジョン・W・キャンベル記念賞委員会
結果: 2nd place
アポロ賞
1975
対象作品: 『エンベディング』
主催: アポロ賞(フランス)
結果: Winner
シクラス賞(海外長編部門)
1975
対象作品: 『エンベディング』
主催: シクラス賞(スペイン)
結果: Winner
英国SF作家協会賞
1978
対象作品: 『ヨナ・キット』
主催: 英国SF作家協会
結果: Winner

受賞・候補エディション

英国SF協会賞 2回登壇
  1. 受賞作: The Jonah Kit

    『The Jonah Kit』は、鯨と人間の意識をめぐる科学実験を核にしたイアン・ワトスンのSF長編です。冷戦期の科学、軍事、精神の所有をめぐる不安が、知的で不穏な物語を形づくります。

    The Jonah Kitは、Ian Watsonがscience fiction novelの形式で人物と時代の手ざわりを描いた作品です。

    240ページ
    意識冷戦期SF
  2. 共作短編集に収められた奇想SFで、愛と欲望、身体、言葉遊びを過剰な想像力でねじり合わせる作品です。奔放な風刺とグロテスクなユーモアが特徴です。

    彼らの生涯の最愛の時は、日常の手触りの中に異界の気配が差し込む物語です。

    288ページ
    SF風刺身体

作品

代表作

『エンベディング』

1973年 SF(ハード+観念的)

言語理論や神話、文化人類学の視点を取り入れた長編。言語構造の変革など観念的テーマを扱う。

言語と認識文化人類学文明批判
翻訳
  • 『エンベディング』

『ヨナ・キット』

1975年 SF

1970年代の代表作の一つ。実験的アイデアと物語性を併せ持つ作品。

アイデア重視のSF心理・認知
翻訳
  • 『ヨナ・キット』

『マーシャン・インカ』

1977年 SF

西洋文明に対する批判的視点を含む長編。ワトスンらしい思想的要素を含む。

文明批判接触
翻訳
  • 『マーシャン・インカ』

『オルガスマシン』

1976年 SF / 奇想小説

当初英語圏では出版が難しかった過激な内容の長編。後にフランス語・ポルトガル語・日本語で刊行された。

過激な思想表現実験的プロット
翻訳
  • 『オルガスマシン』(翻訳版あり)

全著作

  • A Cat's Eye View(1969年)
  • 『エンベディング』 The Embedding(1973年)
  • 『ヨナ・キット』 The Jonah Kit(1975年)
  • 『オルガスマシン』 Orgasmachine(1976年)
  • 『マーシャン・インカ』 The Martian Inca(1977年)
  • Miracle Visitors(1978年)
  • 『超低速時間移行機』 The Very Slow Time Machine(1979年)
  • The Book of the River(1984年)
  • The Book of the Stars(1984年)
  • The Book of Being(1984年)
  • その他多数(短編集、アンソロジー編纂含む)

翻案

  • 映画『A.I.』への企画段階での関与(ブライアン・オールディス原作の映画化に関わる)
  • Warhammer 40,000 系列作品の小説化への参加

作品の翻訳

  • 『オルガスマシン』(フランス語版、ポルトガル語版、日本語版あり)
  • 『エンベディング』等 英語→各国語への翻訳多数

作風・主題

文体
観念的・実験的なアイデア重視の文体(初期)物語性を重視する叙述(後期)
頻出モチーフ
言語と認識文明への批判的視点文化人類学的な描写日本やアジアの未来像

評価・遺産

1970年代以降のポスト・ニュー・ウェーブを代表する英国SF作家。観念的なテーマと斬新なアイデアで国際的評価を得、翻訳・海外受賞歴がある。日本滞在経験が作風に大きく影響した点が特徴。

関連学会

  • 英国SF作家協会(関連)

資料所蔵先

  • 国立国会図書館(日本の典拠データ)
  • BnF、VIAF、ISNI 等 各国の典拠データベースに所蔵

大衆文化への影響

  • Warhammer 40,000 系列小説への参加によりゲーマー文化でも知られる

引用

  • 「私を未来の衝撃でうちのめし、SF作家にしたのは日本だ」
    出典: 『S-Fマガジン』1987年10月号 (1987年)

豆知識

  • テーブルトークRPG『Warhammer 40,000』を下敷きにした作品群に多数寄稿している。
  • 初期の長編『オルガスマシン』は英語圏で刊行されず、フランス語・ポルトガル語・日本語で刊行された。