日本の文学賞

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井口 時男

いぐち ときお

Iguchi Tokio

プロフィール

性別
男性
生誕
1953-02-03 (新潟県南魚沼市)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
新潟県南魚沼市 → 仙台市(東北大学在学) → 東京都(東京工業大学勤務)

経歴

職業
文芸評論家, 俳人, 大学教員
活動期間
1983年〜
所属
東京工業大学
影響を受けた人物
中上健次, 柄谷行人, 大江健三郎

学歴

長岡工業高等専門学校
国: 日本
三年修了後退学
東北大学
文学部
学位: 学士
国: 日本

受賞歴

群像新人文学賞(評論部門)
1983
対象作品: 中上健次論「物語の身体」
部門: 評論部門
主催: 群像
結果: winner
平林たい子文学賞
1994
対象作品: 悪文の初志
主催: 平林たい子文学賞選考委員会
結果: winner
伊藤整文学賞
1997
対象作品: 柳田國男と近代文学
主催: 伊藤整文学賞選考委員会
結果: winner
芸術選奨文部科学大臣賞(第70回)
2020
対象作品: 蓮田善明 戦争と文学
主催: 文化庁
結果: winner
現代俳句協会賞(第78回)
2023
対象作品: 句集『その前夜』
主催: 現代俳句協会
結果: winner

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 悪文の初志

    『悪文の初志』は井口時男による作品で、hirabayashi-taiko-literary-awardの1994年回で評価された。作品名と著者名で単行本・文庫・収録書籍の有無を確認したうえで、確認できた範囲の作品情報を示す。

    悪文の初志は、井口時男の創作や批評の特色が受賞時に注目された作品。

    受賞作1994年文学
伊藤整文学賞 1回登壇
  1. 『柳田国男と近代文学』は、井口時男による作品で、伊藤整文学賞の対象となった。 <p>講談社,1996,4-06-208486-4<p><ul><li>タイトル:柳田国男と近代文学</li><li>タイトル(読み):ヤナギタ クニオ ト キンダイ ブンガク</li><li>責任表示:井口時男 著</li><li>NDC

    柳田国男と近代文学という題名から、作品の中心にある情景や問いが立ち上がる。

    285ページ
    作品伊藤整文学賞同時代文学
  1. 井口時男が、三島由紀夫に影響を与えた国文学者・蓮田善明の仕事を、戦争体験と文学的思索の両面から掘り下げる本格評論。日本浪曼派や保田與重郎との関係も含め、近代日本文学の中での位置を立体的に描く。

    戦争と文学の交点から、蓮田善明の全体像を描き直す。

    320ページ
    文学批評戦争昭和日本浪曼派蓮田善明

作品

代表作

物語論/破局論

1987年 評論

初期の評論集。中上健次論などを含み、物語論をめぐる論考を収める。

物語論批評中上健次

悪文の初志

1993年 評論

文体や表現の問題を批判的に論じた評論集。

文体論批評

柳田國男と近代文学

1996年 評論

柳田國男の思想とその近代文学への影響を論じた研究書。

近代文学民俗学柳田國男

批評の誕生/批評の死

2001年 評論

批評の役割と可能性を問い直す論考を収めた著作。

批評理論文学論

危機と闘争――大江健三郎と中上健次

2004年 評論

大江健三郎と中上健次を対照的に論じ、戦後文学の諸問題を検討する。

戦後文学比較批評

暴力的な現在

2006年 評論

現代社会における暴力性を文学や思想の視点から検討した論考集。

暴力現代思想

少年殺人者考

2011年 評論

少年犯罪をめぐる社会的・文学的視点からの考察。

犯罪社会批評

永山則夫の罪と罰――せめて二十歳のその日まで

2017年 評論

永山則夫事件とその社会的背景、刑罰観を検討した長篇論考。

犯罪と社会裁判史

蓮田善明 戦争と文学

2019年 評論

蓮田善明の業績を軸に、戦争と文学の関係を論じた研究。

戦争と文学伝記的研究

大洪水の後で――現代文学三十年

2019年 評論

近年の現代文学三十年を総括的に論じた評論集。

現代文学史総括

金子兜太――俳句を生きた表現者

2021年 評論 / 評伝

金子兜太の俳句とその表現活動を追った評伝的研究。

俳句評伝

井口時男批評集成

2025年 評論集

井口時男の評論を収めた集成。

評論総集

近代俳句の初志――子規から新興俳句・震災俳句・沖縄俳句まで

2025年 俳句論・評論

子規以降の近代俳句の展開を追い、俳句史の課題を論じる。

俳句史子規震災俳句

天來の獨樂(第一句集)

2015年 俳句

初の句集。簡潔な表現を特徴とする。

自然日常

をどり字(第二句集)

2018年 俳句

第二句集。句作の深化を示す作品群。

季節感詩的日常

その前夜(第三句集)

2022年 俳句

第三句集。受賞作を含む現代俳句の成果。

記憶時間

全著作

  • 物語論/破局論(論創社、1987)
  • 悪文の初志(講談社、1993)
  • 柳田國男と近代文学(講談社、1996)
  • 批評の誕生/批評の死(講談社、2001)
  • 危機と闘争――大江健三郎と中上健次(作品社、2004)
  • 暴力的な現在(作品社、2006)
  • 少年殺人者考(講談社、2011)
  • 永山則夫の罪と罰――せめて二十歳のその日まで(コールサック社、2017)
  • 蓮田善明 戦争と文学(論創社、2019)
  • 大洪水の後で――現代文学三十年(深夜叢書社、2019)
  • 金子兜太――俳句を生きた表現者(藤原書店、2021)
  • 井口時男批評集成(月曜社、2025)
  • 近代俳句の初志――子規から新興俳句・震災俳句・沖縄俳句まで(コールサック社、2025)
  • 天來の獨樂(第一句集、深夜叢書社、2015)
  • をどり字(第二句集、深夜叢書社、2018)
  • その前夜(第三句集、深夜叢書社、2022)
  • 文学を科学する(岩山真・徃住彰文共著、朝倉書店、1996)

作風・主題

文体
論理的で精緻な批評歴史的文脈を重視する議論俳句では簡潔で象徴的な表現
頻出モチーフ
戦争と文学暴力と責任近代日本文学の系譜俳句を通した記憶

評価・遺産

現代日本の文芸批評と俳句界において重要な位置を占める評論家・俳人。学術的な研究と批評活動、俳句創作の双方で継続的に業績を残している。

関連学会

  • 現代俳句協会

資料所蔵先

  • 国立国会図書館所蔵
  • 東京工業大学附属図書館(関連資料)

豆知識

  • 長岡工業高等専門学校を三年修了後退学し、東北大学文学部を卒業した。
  • 個人ブログを長年運営している(外部リンクあり)。
  • 国立国会図書館などに典拠情報が登録されている(ISNI、VIAF等)。