日本の文学賞

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池井戸 潤

いけいど じゅん

Ikeido Jun

ペンネーム: ツバキミチオ映画『シャイロックの子供たち』の脚本で使用した変名

プロフィール

性別
男性
生誕
1963-06-16 (岐阜県加茂郡)
国籍
日本
言語
日本語

経歴

職業
小説家, 脚本家, 元銀行員
活動期間
1998年〜
所属
日本推理作家協会
所属団体
日本推理作家協会
影響を受けた人物
ジェフリー・ディーヴァー, フレデリック・フォーサイス, J・D・サリンジャー
ノミネート
M1(『M1』)で吉川英治文学新人賞候補(2000), 『空飛ぶタイヤ』で直木三十五賞候補、第28回吉川英治文学新人賞候補(2006), 『オレたち花のバブル組』で山本周五郎賞候補(2008), 『鉄の骨』で直木三十五賞候補(2010), 『下町ロケット』で山本周五郎賞候補(2011)

学歴

岐阜県立加茂高等学校
国: 日本
慶應義塾大学
文学部・法学部
卒業年: 1988
国: 日本
卒業後、三菱銀行に入行

受賞歴

江戸川乱歩賞
1998
対象作品: 果つる底なき
主催: 江戸川乱歩賞選考委員会
結果: 受賞
吉川英治文学新人賞
2010
対象作品: 鉄の骨
主催: 吉川英治文学新人賞選考委員会
結果: 受賞
直木三十五賞
2011
対象作品: 下町ロケット
主催: 直木賞選考委員会
結果: 受賞
野間出版文化賞
2020
主催: 野間文化財団
結果: 受賞
柴田錬三郎賞
2023
対象作品: ハヤブサ消防団
主催: 柴田錬三郎賞選考委員会
結果: 受賞
日本アカデミー賞(優秀脚本賞)
2024
対象作品: シャイロックの子供たち
部門: 脚本
主催: 日本アカデミー賞協会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

江戸川乱歩賞 1回登壇
  1. 受賞作: 果つる底なき

    都市銀行の債権回収担当・坂本がアレルギーショックで急死する。「これは貸しだからな」という謎の言葉を残して。同僚の伊木は、かつての恋人だった坂本の妻・曜子のため、そして自分自身のため、銀行の暗部に単身で挑む。第44回江戸川乱歩賞受賞作にして、池井戸潤のデビュー作。

    416ページ
    金融ミステリー銀行内幕企業腐敗債権回収経済犯罪
  1. 受賞作: 鉄の骨

    中堅ゼネコンに勤める若手社員が、建設業界の談合と組織の論理に向き合う企業小説。仕事の現場で揺れる正義と現実を描く。

    会社のために働くことと、正しくあることは同じなのか。

    537ページ
    企業小説談合組織正義
直木三十五賞 1回登壇
  1. 受賞作: 下町ロケット

    町工場の技術と特許をめぐり、大企業との攻防を描く企業小説。ものづくりへの誇りと経営の現実がぶつかり、逆転の爽快感を生む。

    下町ロケットは、池井戸潤の受賞作として刊行形態でも確認できる作品です。

    416ページ
    企業小説ものづくり特許
沖縄書店大賞 1回登壇
  1. 受賞作: 銀翼のイカロス

    『銀翼のイカロス』は池井戸潤による大賞作です。受賞データと書誌確認先をもとに、作品名・著者名・出版状況を確認しました。

    受賞歴と書誌確認を通じて読む『銀翼のイカロス』。

    受賞作書誌確認人物と社会
柴田錬三郎賞 1回登壇
  1. 東京を離れたミステリ作家・三馬太郎が、父の故郷であるハヤブサ地区で消防団に加わり、連続放火の影に潜む事件へ巻き込まれる。田園の静けさの裏側に不穏さを忍ばせた、池井戸潤らしい群像ミステリ。

    のどかな集落に、火と疑惑が広がっていく。

    480ページ
    ミステリ田園消防団地方社会連続放火

作品

代表作

果つる底なき

1998年 ミステリー

銀行を舞台にしたミステリーでデビュー作。元銀行員の視点で金融の闇と人間模様を描く。

銀行陰謀職業倫理

オレたちバブル入行組(半沢直樹シリーズ1)

2004年 企業小説

銀行員・半沢直樹を主人公にしたシリーズの第1作。組織と個人の葛藤、復讐と正義を描く。

企業正義復讐
映像化・舞台化
  • [テレビドラマ] 半沢直樹(2013年版/2020年版) (2013)

空飛ぶタイヤ

2006年 社会派小説

企業不祥事と事故を巡る群像劇。人間ドラマとしての側面を重視した作品。

企業不祥事責任安全
映像化・舞台化
  • [映画] 空飛ぶタイヤ / 本木克英 (2018)
  • [テレビドラマ] 空飛ぶタイヤ(WOWOW) (2009)

下町ロケット

2010年 企業小説

中小企業の技術開発と再生を描くヒューマンドラマ。直木三十五賞受賞作。

中小企業技術革新再生
映像化・舞台化
  • [テレビドラマ] 下町ロケット(TBS版) (2015)
  • [ラジオドラマ] 下町ロケット(ラジオ) (2012)

鉄の骨

2009年 企業小説

企業と行政の関係を扱った社会派小説。映像化された作品の一つ。

企業行政正義
映像化・舞台化
  • [テレビドラマ] 鉄の骨(NHK版) (2010)
  • [テレビドラマ] 鉄の骨(WOWOW版) (2020)

シャイロックの子供たち

2006年 エンターテインメント

登場人物へのリスペクトを重視して書かれたエンタメ性の高い作品。映画化の脚本も担当(変名使用)。

人間ドラマ正義再生
映像化・舞台化
  • [映画] シャイロックの子供たち / 本木克英 (2023)

全著作

  • 果つる底なき
  • オレたちバブル入行組
  • オレたち花のバブル組
  • ロスジェネの逆襲
  • 空飛ぶタイヤ
  • 下町ロケット
  • 鉄の骨
  • 七つの会議
  • ルーズヴェルト・ゲーム
  • ハヤブサ消防団
  • 俺たちの箱根駅伝

翻案

  • 半沢直樹(テレビドラマ/2013・2020)
  • 下町ロケット(テレビドラマ/2011・2015・2018)
  • 空飛ぶタイヤ(映画/2018)
  • 七つの会議(映画/2019)
  • シャイロックの子供たち(映画/2023)

作風・主題

文体
読みやすい語り口緊張感のあるプロット大衆性を重視したエンターテインメント性
頻出モチーフ
銀行・企業働く人々正義と復讐再生

評価・遺産

元銀行員の経験を生かし企業小説を大衆化。多くの作品がテレビ・映画化され、現代日本の大衆文化に広く影響を与えている作家である。

関連学会

  • 日本推理作家協会

大衆文化への影響

  • 半沢直樹(テレビドラマ化)による流行語の定着
  • 下町ロケットの企業ドラマ化による産業・技術への注目
  • 映画化・ドラマ化を通じた広いメディア展開

引用

  • やられたらやり返す、倍返しだ!!
    出典: 半沢直樹(テレビドラマの台詞として広まった) (2013年)
  • 人間を描くんだ。
    出典: 池井戸潤(インタビュー) (2014年)

豆知識

  • 元三菱銀行員で1995年に退職
  • 映画『シャイロックの子供たち』の脚本は変名(ツバキミチオ)で担当
  • デビュー作『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞