日本の文学賞

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春日 真木子

かすが まきこ

Kasuga Makiko

プロフィール

性別
女性
生誕
1926-02-26 (鹿児島県鹿児島市薬師町)
国籍
日本
言語
日本語
宗教
キリスト教
居住地歴
鹿児島市(出生) → 名古屋市(幼少期) → 札幌市(在住) → 苫小牧市(在住) → 東京都(帰京・後年)

経歴

職業
歌人, 編集者, 発行人
活動期間
1955年〜
所属
歌誌『水甕』, 柴舟会(会長), 日本歌人クラブ(関係)
所属団体
柴舟会(会長)
影響を受けた人物
松田常憲(父), 熊谷武至, 尾上柴舟系の流れ
影響を与えた人物
春日いづみ(娘、歌人)

学歴

三輪田高等女学校
期間: 高等女学校在学(年次不詳)
国: 日本
のち三輪田学園中学・高等学校に相当
千代田女子専門学校(のちの武蔵野大学)
期間: 入学後1年修了、中退
国: 日本
太平洋戦争の空襲激化のため中退

受賞歴

水甕新人賞
1957
主催: 歌誌『水甕』
結果: winner
水甕賞
1973
主催: 歌誌『水甕』
結果: winner
日本歌人クラブ賞
1980
対象作品: 歌集『火中蓮』
主催: 日本歌人クラブ
結果: winner
ミューズ女流文学賞
1991
対象作品: 歌集『はじめに光ありき』
主催: ミューズ女流文学賞選考
結果: winner
水甕柴舟賞
2001
主催: 歌誌『水甕』
結果: winner
短歌研究賞
2005
対象作品: 「竹酔日」30首
主催: 短歌研究社
結果: winner
日本歌人クラブ大賞
2016
対象作品: 歌集『水の夢』
主催: 日本歌人クラブ
結果: winner
現代短歌大賞
2018
対象作品: 歌集『何の扉か』
主催: 現代短歌大賞選考
結果: winner
斎藤茂吉短歌文学賞
2019
対象作品: 歌集『何の扉か』
主催: 斎藤茂吉賞選考
結果: winner

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 火中蓮

    『火中蓮』は、春日真木子による歌集。樹木、花、水、光といった感覚的な像を重ね、烈しさと静けさが同居する短歌によって、生命の芯にある熱と浄化の感覚を描く。

    火の中に咲く蓮のように、烈しさと清らかさを抱く歌集。

    118ページ
    短歌生命水甕
短歌研究賞 1回登壇
  1. 受賞作: 竹酔日

    竹が酔う日という季語の気配を背負い、自然の移ろいと生活の時間を短歌に折り込む連作。静かな観察から、季節と身体感覚が重なっていく。

    『竹酔日』は、短い言葉に時代と身体の感覚を凝縮する。

    短歌抒情現代歌集
現代短歌大賞 1回登壇
  1. 受賞作: 何の扉か

    春日真木子の第十三歌集。時の光、散る花、扉が開く感覚を重ね、探求し前へ進もうとする精神を端正な短歌の形に結晶させる。

    散る花の光のなかに、まだ開かれていない扉の気配がある。

    244ページ
    短歌時間探求前進
  1. 受賞作: 何の扉か

    九十代を迎えた歌人が、日々の感覚、記憶、自然、老いの時間を短歌として結晶させた歌集。長い作歌歴を背景に、老年を新しい扉として捉える姿勢が印象的。

    何の扉かは、受賞歴と書誌情報を確認して記録した作品。

    244ページ
    短歌老い自然
迢空賞 2回登壇
  1. 受賞作: 何の扉か

    春日真木子による受賞作。『何の扉か』は、受賞時の対象作品として確認されている。

    『何の扉か』は、春日真木子の受賞作として読まれている。

    受賞作現代文学
  2. 受賞作: ようこそ明日

    九十五歳を越えてもなお前を向く姿勢を映す第14歌集。更新され続ける自己を信じ、明日へ進む感覚を静かに詠み上げる。

    九十五歳を越えても、明日は常に新しい。

    208ページ
    短歌歌集老い自己更新

作品

代表作

北国断片

1972年 短歌

北海道での暮らしや北国の風景を素材にした短歌集の断片。

北国自然移住

火中蓮

1979年 短歌

象徴的なイメージと宗教的な要素を含む作品群。

宗教象徴生と死

はじめに光ありき

1991年 短歌

宗教的なモチーフや光のイメージを軸にした短歌集。

信仰再生

水の夢

2015年 短歌

水をめぐるイメージを通じて時間や記憶を描く作品群。

記憶時間

何の扉か

2018年 短歌

存在や境界を問う詩的な問いかけを含む歌集。

存在境界内省

全著作

  • 北国断片
  • 火中蓮(歌集)
  • 空の花花 春日真木子歌集
  • 春日真木子集 現代短歌入門自解100歌選
  • はじめに光ありき(歌集)
  • 私の短歌作法 テクニックと鑑賞
  • 春日真木子 現代短歌集成
  • 野菜涅槃図(歌集)
  • 春日真木子歌集(複数巻)
  • 黒衣の虹(歌集)
  • 生れ生れ(歌集)
  • 火の辺虹の辺(歌集)
  • 燃える水(歌集)
  • 春日真木子101首鑑賞(編者同行)
  • 風の柱(歌集)
  • 百日目(歌集)
  • ようこそ明日(歌集)

作風・主題

文体
清新で象徴的なイメージを多用する現代短歌の作風宗教的・精神的モチーフを織り込む文体
頻出モチーフ
季節自然存在の問い

評価・遺産

春日真木子は戦後以降の現代短歌を代表する歌人の一人であり、歌誌『水甕』を通じた活動や多数の歌集で知られる。宗教的・象徴的なイメージを用いた作風が評価され、複数の主要賞を受賞している。

関連学会

  • 日本歌人クラブ

資料所蔵先

  • 国立国会図書館(所蔵・典拠)
  • VIAF・NDLなどの典拠データベース

豆知識

  • 2015年に宮中文芸行事「歌会始」で召人を務めた。
  • 娘の春日いづみも歌人として活動している。
  • 戦中に学業を中断し、三井鉱山の人事部に勤務した経験がある。