日本の文学賞

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キース・ロバーツ

キース・ロバーツ

Kīsu Robātsu

プロフィール

性別
男性
生誕
1935-09-20
死没
2000-10-05 65歳
国籍
イギリス
言語
英語

経歴

職業
SF作家, イラストレーター, 編集者
活動期間
1964年〜2000年

受賞歴

英国SF協会賞
1987
対象作品: Gráinne
部門: 長編
主催: 英国SF協会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

英国SF協会賞 3回登壇
  1. 核戦争後のイングランドを舞台に、巨大な有人凧で荒野の境界を監視するカイト隊を描く。基地を訪れた宗教的権威ヘルマンと、信仰を疑うカイトキャプテンの対話を通して、上空の危険な任務と社会を支える恐怖の仕組みが浮かび上がる。

    空から王国を見張る任務は、守りの儀式であると同時に、ひとりの男を限界へ追い込む試練となる。

    256ページ
    終末後のイングランド宗教と統制恐怖と信仰精神の崩壊有人凧
  2. キース・ロバーツの連作集『Kaeti & Company』に収められた短編です。ケイティという人物をめぐる奇妙で寓話的な世界の中で、死刑執行人という題材を通して権力、演技、現実の揺らぎを扱います。

    ケイティの連作世界で、絞首刑執行人の影が現実を揺らす。

    224ページ
    SF短編連作権力寓話
  3. 受賞作: Grainne

    テレビ時代のカリスマ的な女性像を、神話的な名と現代社会の欲望に重ねて描くSF小説。名声、身体、イメージが絡み合い、個人が伝説へ変わる過程をたどる。

    Grainneは、キース・ロバーツの表現の核を伝える一作である。

    192ページ
    文学記憶社会人間関係

作品

代表作

パヴァーヌ

1968年 歴史改変SF

16世紀の宗教的分岐が続いた世界を舞台にした連作的短篇・中篇を含む歴史改変SF。冷戦後の別のヨーロッパ像と人間ドラマを描く。

歴史の分岐権力と宗教個人と社会
翻訳
  • パヴァーヌ(越智道雄 訳、ちくま文庫ほか)

モリー・ゼロ

1980年 ディストピア小説

近未来社会を舞台に、体制に反発する少女モリーの成長と抵抗を描く長編。個人の自由と抑圧のテーマを扱う。

抵抗成長抑圧と自由

The Furies

1966年 長編小説

ロバーツの初期長編。ジャンル要素と社会描写を融合させた作品群の一つ。

社会批評人間関係

Gráinne

1987年 SF/歴史小説

アイルランド的要素や歴史観を織り込んだ長編。英国SF協会賞長編部門を受賞した代表作の一つ。

文化と記憶歴史との対話

アニタ

1970年 ファンタジー/短篇集

ロバーツのデビュー短編『アニタ』を含む連作短編集。幻想的な要素と人間描写が特徴。

幻想日常と非日常

Lemady(自伝的小説)

1997年 自伝的小説

自伝的要素を持つ長編で、作家生活や個人的経験を反映した作品。

回顧作家の生活

全著作

  • The Furies (1966)
  • パヴァーヌ (Pavane) (1968)
  • アニタ (Anita) (1970)
  • Molly Zero (1980)
  • Gráinne (1987)
  • Lemady (1997)

作品の翻訳

  • パヴァーヌ(越智道雄 訳、ちくま文庫 2012)

作風・主題

文体
緻密な世界構築叙情的かつ冷静な語り口短篇と連作形式の活用
頻出モチーフ
歴史のもしも個人の抵抗と孤独文化的記憶

健康

  • 慢性の病気(詳細不明)
    1990年代
    1990年代に体調を崩し執筆活動に影響が出た。一時は絶筆が伝えられた。
  • 肺炎
    2000年
    2000年に肺炎のため死去した。

評価・遺産

キース・ロバーツは歴史改変SFや連作短篇で知られるイギリスの作家で、代表作『パヴァーヌ』は国内外で高く評価され、長く入手困難な版が話題になった。1987年には英国SF協会賞を受賞した。

関連学会

  • 英国SF協会

豆知識

  • 『パヴァーヌ』の初の日本語版は1987年にサンリオSF文庫から出たが、同レーベルはまもなく廃刊となり長年入手困難になった。
  • ウィキデータ等の国際的識別子(VIAF, ISNIなど)が整備されている。