日本の文学賞

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ケン・ブルーウン

ケン・ブルーウン

Ken Bruen

プロフィール

性別
男性
生誕
ゴールウェイ(アイルランド)
死没
2025-03-29 (ゴールウェイ(アイルランド)) 74歳
国籍
アイルランド
言語
英語
居住地歴
ゴールウェイ(アイルランド) → アフリカ(滞在) → 日本(滞在) → 東南アジア(滞在) → 南アメリカ(滞在) → ブラジル(滞在・刑務所収監経験あり)

経歴

職業
小説家, 英語教師
活動期間
1993年〜2025年

学歴

ゴーマンストン・カレッジ
国: アイルランド
トリニティ・カレッジ(ダブリン)
人文 / 形而上学(博士)
学位: PhD
国: アイルランド
形而上学の博士号取得とされる

受賞歴

シェイマス賞(長編賞)
2004
対象作品: 酔いどれに悪人なし
部門: 長編賞
主催: アメリカ私立探偵作家クラブ(PWA)
結果: winner
マカヴィティ賞(長編賞)
2005
対象作品: 酔いどれ故郷にかえる
部門: 長編賞
主催: ミステリー・リーダーズ・インターナショナル
結果: winner
シェイマス賞(長編賞)
2007
対象作品: The Dramatist
部門: 長編賞
主催: アメリカ私立探偵作家クラブ(PWA)
結果: winner
バリー賞(英国ミステリ賞)
2007
対象作品: Priest
主催: バリー賞運営団体
結果: winner
デイビッド・グーディス賞(第1回)
2008
主催: デイビッド・グーディス賞運営
結果: winner
ドイツ・ミステリ大賞(翻訳作品部門 第3位)
2010
対象作品: 酔いどれに悪人なし(翻訳)
部門: 翻訳作品部門
主催: ドイツ・ミステリ大賞運営
結果: 3rd place
エドガー賞(長編賞・ノミネート)
2004
対象作品: 酔いどれに悪人なし
部門: 長編賞
主催: ミステリー作家協会(米)
結果: nominee
エドガー賞(長編賞・ノミネート)
2008
対象作品: Priest
部門: 長編賞
主催: ミステリー作家協会(米)
結果: nominee
アンソニー賞(ペーパーバック賞・ノミネート)
2008
対象作品: Slide
部門: ペーパーバック賞
主催: Bouchercon / Anthony Awards
結果: nominee

受賞・候補エディション

シェイマス賞 2回登壇
  1. 元警官ジャック・テイラーが、酒と本に沈みながら事件を追うアイルランド・ノワール。解決できない痛みを抱えた探偵の声が、硬質で苦い余韻を残す。

    酒と本を抱えた探偵が、救えない事件の底へ降りていく。

    460ページ
    ハードボイルドアイルランド私立探偵依存症ノワール
  2. 受賞作: The Dramatist

    禁酒中の元警官ジャック・テイラーが、投獄された知人から妹の死を調べてほしいと頼まれる。事故に見えた転落死は、シングの戯曲を残す連続事件へと姿を変え、ゴールウェイの暗い街でジャック自身の喪失と罪悪感をえぐっていく。

    戯曲を残す死が、ジャック・テイラーのかろうじて保たれた平静を崩していく。

    256ページ
    アイルランド・ノワール私立探偵依存と喪失文学的な殺人
  1. 酒に溺れ、故郷を離れていた私立探偵ジャック・テイラーがアイルランドへ戻り、連続殺人事件の調査を依頼される。失意と依存を抱えた探偵の内面を、犯罪小説への愛と苦いユーモアを交えて描くハードボイルド作品。

    故郷に戻った酔いどれ探偵が、傷と酒を抱えたまま事件へ踏み込む。

    362ページ
    ミステリハードボイルドアイルランド依存症探偵小説
  2. 受賞作: The Tower

    ブルックリンの荒れた地区で育ったニックとトッドの友情と裏切りを描く犯罪小説。二人の視点が交互に重なり、忠誠、欲望、暴力が、世界貿易センターの影を帯びた街で破滅へ向かう。

    二人の男の友情は、街の暴力と欲望の中で、守るべき絆から逃れられない呪縛へ変わっていく。

    172ページ
    ノワール友情と裏切りブルックリン犯罪小説

作品

代表作

酔いどれに悪人なし

2001年 ハードボイルド、ノワール

元警察官の酔いどれ探偵ジャック・テイラーを主人公にしたシリーズの第1作。ゴールウェイを舞台に犯罪と個人の破綻を描く。

堕落・救済アイルランド社会の変化宗教と権力の衰退
翻訳
  • 『酔いどれに悪人なし』東野さやか訳(日本語版)

酔いどれ故郷にかえる

2002年 ハードボイルド、ノワール

ジャック・テイラー・シリーズの二作目。主人公の苦悩と犯罪の影響が掘り下げられる。

アルコール依存犯罪の連鎖地方都市の陰影
翻訳
  • 『酔いどれ故郷にかえる』東野さやか訳(日本語版)

ロンドン・ブルーヴァード

2001年 クライム、スリラー

ロンドンを舞台にしたクライム小説。2010年に映画化され、日本でも訳本が刊行された。

都会の暴力保護と復讐
映像化・舞台化
  • [映画] ロンドン・ブルバード -LAST BODYGUARD- (2010)
翻訳
  • 新潮文庫 刊(日本語訳)

全著作

  • Shades of Grace(Shades of Grace)
  • Martyrs(Martyrs)
  • Rilke on Black(Rilke on Black)
  • The Hackman Blues(The Hackman Blues)
  • Her Last Call to Louis MacNeice(Her Last Call to Louis MacNeice)
  • A White Arrest(A White Arrest)
  • Taming the Alien(Taming the Alien)
  • The McDead(The McDead)
  • Blitz(Blitz)
  • The Guards(酔いどれに悪人なし)
  • The Killing of the Tinkers(酔いどれ故郷にかえる)
  • The Magdalen Martyrs(The Magdalen Martyrs)
  • The Dramatist(The Dramatist)
  • Dispatching Baudelaire(Dispatching Baudelaire)
  • Priest(Priest)
  • Cross(Cross)
  • Sanctuary(Sanctuary)
  • The Devil(The Devil)
  • Headstone(Headstone)

翻案

  • 映画『ロンドン・ブルバード -LAST BODYGUARD-』 (2010)
  • 映画『ブリッツ』(Blitz)(原作:Blitz)

作品の翻訳

  • 『酔いどれに悪人なし』 東野さやか訳(ハヤカワ・ミステリ文庫)
  • 『ロンドン・ブルーヴァード』 鈴木恵・法村里絵訳(新潮文庫)

作風・主題

文体
簡潔で乾いた文体モノローグ的で暗いユーモアを含む語り
頻出モチーフ
アルコール依存ゴールウェイの街並みカトリック教会と社会的変化衰退と救済の主題

評価・遺産

ケン・ブルーウンはゴールウェイを舞台にしたジャック・テイラー・シリーズなどで国際的に評価されたアイルランドの犯罪小説家である。社会的変化や宗教の影響を織り込んだ作風は国内外で高く評価され、映画化も複数作生まれた。

大衆文化への影響

  • 映画『ロンドン・ブルバード -LAST BODYGUARD-』(2010年)化
  • 映画『ブリッツ』(Blitz)の原作としての扱い

豆知識

  • ゴーマンストン・カレッジ、トリニティ・カレッジ(ダブリン)出身とされる。
  • 英語教師としてアフリカ、日本、東南アジア、南アメリカなどで約25年間教えた経験がある。
  • ブラジルで刑務所に収監されていた期間があるとされる。
  • 代表作『酔いどれに悪人なし』はシェイマス賞受賞作で、ジャック・テイラー・シリーズの第1作である。
  • 2025年3月29日にゴールウェイの病院で逝去。