日本の文学賞

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キム・スタンリー・ロビンソン

キム・スタンリー・ロビンソン

Kimu Sutanrī Robinson

プロフィール

性別
男性
生誕
1952-03-23 (イリノイ州ウォキーガン(アメリカ合衆国))
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
居住地歴
南カリフォルニア(育ち) → カリフォルニア州(在住) → ワシントンD.C.(在住歴あり) → スイス(1980年代滞在) → デイビス(カリフォルニア州、現在の居住地)

経歴

職業
作家
活動期間
1974年〜
影響を受けた人物
フィリップ・K・ディック, アーシュラ・K・ル=グウィン

学歴

カリフォルニア大学サンディエゴ校
文学部 / 英文学科
学位: B.A.
期間: 1970–1974
卒業年: 1974
国: アメリカ合衆国
ボストン大学
文学研究科 / 英文学専攻
学位: M.A.
期間: 1974–1975
卒業年: 1975
国: アメリカ合衆国
カリフォルニア大学サンディエゴ校
大学院(博士課程) / 英文学
学位: Ph.D.
期間: 1976–1982
卒業年: 1982
国: アメリカ合衆国
博士論文『The Novels of Philip K. Dick』を単行本化

受賞歴

ヒューゴー賞(長編小説部門)
1994
対象作品: 『グリーン・マーズ』
部門: 長編
主催: ワールドサイエンスフィクション協会
結果: Winner
ヒューゴー賞(長編小説部門)
1997
対象作品: 『ブルー・マーズ』
部門: 長編
主催: ワールドサイエンスフィクション協会
結果: Winner
ネビュラ賞(長編部門)
1993
対象作品: 『レッド・マーズ』
部門: 長編
主催: サイエンスフィクション作家協会(SFWA)
結果: Winner
ネビュラ賞(長編部門)
2012
対象作品: 『2312』
部門: 長編
主催: サイエンスフィクション作家協会(SFWA)
結果: Winner
ジョン・W・キャンベル記念賞
1991
対象作品: 『Pacific Edge』
部門: 長編
主催: ジョン・W・キャンベル記念賞
結果: Winner
世界幻想文学大賞
1983
対象作品: 『Black Air』
主催: 世界幻想文学協会
結果: Winner
ローカス賞
1985
対象作品: 『荒れた岸辺 (The Wild Shore)』
主催: ローカス・マガジン
結果: Winner

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: The Wild Shore

    『The Wild Shore』は、受賞時に評価された題材と作者の視点が結びついた作品である。題名が示す人物、土地、出来事、記憶を手がかりに、時代の空気や人間関係の揺れを読者に伝える。

    『The Wild Shore』は、題名に込められた含みから人間と時代の姿を浮かび上がらせる。

    受賞作品人間関係時代性記憶社会
英国SF協会賞 1回登壇
  1. 第24回(1992年) 長編部門
    受賞作: Red Mars

    火星植民の開始から政治的対立へ至る過程を、科学・環境・思想の緻密な積み重ねで描く長編SFです。惑星改造をめぐる理想と利害の衝突が、多数の人物の視点から展開されます。

    Red Marsは、Kim Stanley Robinsonの表現世界を凝縮した受賞作です。

    501ページ
    火星植民テラフォーミング

作品

代表作

『レッド・マーズ』

1992年 SF(ハードSF・社会政治SF) 576ページ

火星への最初の植民とその後の数十年を描く。科学・政治・社会変革を詳細に扱う長編。

テラフォーミング生態学政治と社会改革科学者の役割

『グリーン・マーズ』

1993年 SF(ハードSF・社会政治SF) 592ページ

火星の地表を生態系として変えていく過程と、それに伴う社会的・政治的対立を描く中篇〜長篇。

テラフォーミング環境倫理労働者による所有社会民主主義的改革

『ブルー・マーズ』

1996年 SF(ハードSF・未来史) 704ページ

火星の地球化(テラフォーミング)が進み、多様な社会・政治体制が成立するまでの長期史を描く完結作。

テラフォーミングの帰結政治制度の多様化持続可能性

『南極大陸』

1998年 SF(環境SF) 384ページ

南極の隔離された環境で働く研究者たちを描き、資源と環境の問題をテーマに展開する作品。

環境保護資源確保と企業の介入科学者の倫理

『The Years of Rice and Salt』

2002年 歴史改変SF 672ページ

ペストでヨーロッパの人口が壊滅した世界を舞台に、転生する登場人物を通して数世紀の歴史を描く大作。

歴史の再考文化交流宗教・哲学

『Forty Signs of Rain』

2004年 SF(気候変動を扱う環境SF) 384ページ

首都ワシントンを舞台に、地球温暖化の進行とそれに対する科学者・政策決定者たちの闘いを描くシリーズ第1作。

地球温暖化科学と政治公共政策

『2312』

2012年 SF(宇宙未来史) 496ページ

23世紀の太陽系を舞台に、人類の居住圏拡大と社会変化、技術の影響を描く長編。

宇宙植民テクノロジーと社会持続可能な未来

『The Ministry for the Future』

2020年 SF(気候変動・政策小説) 448ページ

気候変動対策を巡る国際的な取り組みと倫理、政策の可能性を多角的に描く社会派長編。

気候政策国際協力倫理と実践

全著作

  • 『荒れた岸辺』 (The Wild Shore) - 1984
  • 『ゴールド・コースト』 (The Gold Coast) - 1988
  • 『Pacific Edge』 - 1990
  • 『レッド・マーズ』 - 1992
  • 『グリーン・マーズ』 - 1993
  • 『ブルー・マーズ』 - 1996
  • 『南極大陸』 - 1998
  • 『The Years of Rice and Salt』 - 2002
  • 『Forty Signs of Rain』 - 2004
  • 『2312』 - 2012
  • 『The Ministry for the Future』 - 2020

翻案

  • TerraGenesis(スマートフォン/タブレット向けシミュレーションゲーム、火星三部作に影響を受けた)

作風・主題

文体
文学的SF詳細な科学的・社会的描写リアリスティックな登場人物描写
頻出モチーフ
テラフォーミング生態学と持続可能性科学者と市民の関係経済・社会制度の代替案

評価・遺産

ロビンソンは現代SFの重要な作家の一人であり、特に火星三部作や環境・気候変動を主題とした作品群で高く評価されている。科学的知見と社会的・政治的洞察を結びつけた文学的SFを確立した。

豆知識

  • 代表作は『火星三部作』(Red Mars / Green Mars / Blue Mars)
  • 作品は生態学的持続可能性や社会経済の代替案を扱うことが多い