日本の文学賞

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木村紅美

きむら くみ

Kimura Kumi

プロフィール

性別
女性
生誕
1976-01-05 (兵庫県尼崎市)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
兵庫県尼崎市 → 神奈川県横浜市 → 東京都杉並区 → 福岡県福岡市 → 千葉県千葉市 → 宮城県仙台市

経歴

職業
小説家, 作家
活動期間
2006年〜
影響を受けた人物
四方田犬彦
ノミネート
第139回芥川賞候補(2008)『月食の日』, 第35回野間文芸新人賞候補(2013)『夜の隅のアトリエ』, 第158回芥川賞候補(2017)『雪子さんの足音』, 第40回野間文芸新人賞候補(2018)『雪子さんの足音』, 第40回織田作之助賞候補(2023)『夜のだれかの岸辺』

学歴

宮城県仙台向山高等学校
国: 日本
明治学院大学
文学部 / 芸術学科
国: 日本

受賞歴

文學界新人賞
2006
対象作品: 風化する女
主催: 文學界
結果: 受賞
芥川賞
2008
対象作品: 月食の日
主催: 芥川龍之介賞
結果: 候補
野間文芸新人賞
2013
対象作品: 夜の隅のアトリエ
主催: 野間文芸新人賞
結果: 候補
芥川賞
2017
対象作品: 雪子さんの足音
主催: 芥川龍之介賞
結果: 候補
野間文芸新人賞
2018
対象作品: 雪子さんの足音
主催: 野間文芸新人賞
結果: 候補
Bunkamuraドゥマゴ文学賞
2022
対象作品: あなたに安全な人
主催: Bunkamuraドゥマゴ
結果: 受賞
織田作之助賞
2023
対象作品: 夜のだれかの岸辺
主催: 織田作之助賞
結果: 候補

受賞・候補エディション

  1. 感染者第一号を恐れる地で、罪の記憶を抱えた二人が出会い、静かな逃亡生活を送る小説。過去の加害の重さと、互いの気配を頼りに生きる関係が描かれる。

    罪の記憶を抱えた二人の、孤独で安全な逃亡生活。

    152ページ
    小説コロナ禍罪責孤独

作品

代表作

風化する女

2007年 短篇集

表題作「風化する女」を含む短編集。女性の心の傷や記憶、日常の細やかな感情の揺れを繊細に描く。

女性記憶日常

島の夜

2007年 小説

島を舞台にした短篇・中篇を含む作品集。孤独や海辺の時間が重要なモチーフとなる。

孤独

イギリス海岸 イーハトーヴ短篇集

2008年 短篇集

複数の短篇を収めた短編集。郷愁や旅、日常の断片が織り込まれている。

郷愁日常

花束

2008年 小説

連載を経てまとめられた作品。人間関係や時間の経過を静かに描く長編寄りの小説。

関係時間成長

月食の日

2009年 短篇集

同名の表題作などを収めた作品集。黄昏や変化の瞬間をテーマにした短篇が並ぶ。

黄昏変化関係

見知らぬ人へ、おめでとう

2010年 短篇集

タイトル作ほかを収めた短編集。見知らぬ他者への視線や偶発的な出会いを扱う。

他者出会い孤独

黒うさぎたちのソウル

2011年 短篇集

多様な登場人物を通してアイデンティティや国境をにおわせる物語を収めた短編集。

アイデンティティ出自移動

春待ち海岸カルナヴァル

2011年 小説

海沿いの風景と季節の移ろいを背景に人々の交流を描いた作品。

海岸季節共同体

夜の隅のアトリエ

2012年 小説

夜や制作の場を通して人物の孤独や創作の苦悩を描く作品。野間文芸新人賞候補となった。

創作孤独

まっぷたつの先生

2016年 小説

教師を主人公にした連作風の物語。人間関係や記憶の裂け目を描く。

教師記憶人間関係

雪子さんの足音

2018年 小説

主人公たちの日常と過去が交差する物語。2017年に芥川賞候補となり、作品は映画化され2019年に公開された。

過去記憶日常足音
映像化・舞台化
  • [映画] 雪子さんの足音 (2019)

あなたに安全な人

2021年 小説

親密さと安全について問いかける長編。第32回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞した。

安全親密さ信頼

夜のだれかの岸辺

2023年 小説

夜と海辺を背景にした物語。2023年に織田作之助賞候補となった。

海辺他者

熊はどこにいるの

2025年 小説

2025年刊行。行方や喪失をめぐる問いが重層的に展開する新作(刊行時の情報に基づく)。

喪失探索家族

全著作

  • 風化する女(2007)
  • 島の夜(2007)
  • イギリス海岸 イーハトーヴ短篇集(2008)
  • 花束(2008)
  • 月食の日(2009)
  • 見知らぬ人へ、おめでとう(2010)
  • 黒うさぎたちのソウル(2011)
  • 春待ち海岸カルナヴァル(2011)
  • 夜の隅のアトリエ(2012)
  • まっぷたつの先生(2016)
  • 雪子さんの足音(2018)
  • あなたに安全な人(2021)
  • 夜のだれかの岸辺(2023)
  • 熊はどこにいるの(2025)

翻案

  • 雪子さんの足音 — 映画(2019年公開)

作風・主題

文体
静謐で繊細な文体女性の内面に寄り添う心理描写短編を中心とした緻密な構成
頻出モチーフ
記憶移動足音女性たち

評価・遺産

女性の声を中心に据えた作品群で評価される現代日本の小説家。文學界新人賞やBunkamuraドゥマゴ文学賞の受賞歴、芥川賞や野間文芸新人賞などのノミネート歴があり、代表作の一つは映画化されるなど幅広い評価を受けている。

大衆文化への影響

  • 雪子さんの足音(映画、2019年公開)

引用

  • 女性の「声」の響き合う小説 それぞれ胸の内に傷
    出典: 日本経済新聞(夕刊) (2025年)

豆知識

  • 同名の女優・木村久美とは別人である。
  • 下北沢のヴィレッジヴァンガード店で勤務した経験がある。
  • 大学で四方田犬彦に師事した。
  • X(旧Twitter)のアカウント @waremokouko1 を運用している。
  • 『雪子さんの足音』は映画化され2019年に公開された。