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受賞作: アカシヤの大連
旧満洲の大連を記憶の舞台に、青春の感傷、異郷の風景、家族への思いを重ねる小説。詩人でもある作者の感覚的な文章が、失われた土地へのまなざしを支える。
アカシヤの大連は、清岡卓行の表現が受賞時の評価と結びついた作品である。
422ページ記憶大連喪失
清岡 卓行
きよおか たかゆき
Kiyōka Takayuki
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1922-06-29 (大連)
- 死没
- 2006-06-03 (東京都東村山市) 83歳
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
- 居住地歴
- 大連 → 東京都(在住・療養先) → 東村山市(死没地)
経歴
- 職業
- 詩人, 小説家, 評論家, 大学教授
- 活動期間
- 1949年〜2006年
- 所属
- 法政大学(教授・名誉教授), 日本芸術院(会員)
- 所属団体
- 日本芸術院 会員
- 影響を受けた人物
- アルチュール・ランボー, 杜甫, 萩原朔太郎
- 影響を与えた人物
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京大学文学部 | 文学部 仏文科 | 仏文科 | — | — | 日本 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1969 | 芥川龍之介賞 | アカシヤの大連 | — | 芥川賞選考委員会 | winner |
| 1979 | 読売文学賞(随筆・紀行賞) | 藝術的な握手 | 随筆・紀行 | 読売新聞社 | winner |
| 1985 | 現代詩人賞 | 初冬の中国で | — | 現代詩人賞選考委員会 | winner |
| 1989 | 芸術選奨文部大臣賞 | 円き広場 | — | 文化庁/文部科学省 | winner |
| 1991 | 紫綬褒章 | — | — | 日本政府 | honor |
| 1995 | 日本芸術院賞 | — | 詩歌部門 | 日本芸術院 | winner |
| 1998 | 勲三等瑞宝章 | — | — | 日本政府 | honor |
| 1999 | 野間文芸賞 | マロニエの花が言った | — | 野間文化財団 | winner |
| 2003 | 毎日芸術賞 | 一瞬/太陽に酔う | — | 毎日新聞社 | winner |
受賞・候補エディション
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第3回(1985年) 受賞受賞作: 初冬の中国で
清岡卓行『初冬の中国で』は、旅先の中国の風景と歴史の気配を、詩人の記憶と感受性に重ねる詩集である。初冬の澄んだ空気の中で、異国の都市や人々の姿が静かに言葉へ移されていく。
初冬の中国を歩く経験から、風景、歴史、記憶を結び直す詩集である。
詩中国旅記憶初冬
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第39回(1989年) 受賞受賞作: 円き広場
円き広場は、清岡卓行による受賞作品。受賞時の評価対象として、人物・時代・表現の焦点を通じて読者や観客に余韻を残す作品である。
円き広場は、清岡卓行の表現が受賞という形で評価された作品である。
125ページ受賞作文学人間ドラマ
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第7回(1992年) 受賞受賞作: パリの五月に
清岡卓行がパリの五月の記憶を詩へ結晶させた詩集。ランボー、ボードレール、金子光晴、藤田嗣治らの影も織り込み、都市の記憶と詩人の身体感覚が重なる。
五月のパリを歩く記憶が、詩人の内側で光を帯びる。
189ページ詩パリ記憶都市
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第51回(1995年) 受賞受賞作: 詩・小説・評論にわたる業績
『詩・小説・評論にわたる業績』は、文学・思想・文化を対象にした評論または研究性の強い作品です。資料と読解を重ねながら、対象の背景や表現の成り立ちを読者に開いていきます。
作品や人物の背景をたどり、表現の意味を深く読み解く一冊です。
評論文学研究文化史読解
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第34回(1996年) 受賞受賞作: 詩集『通り過ぎる女たち』
『詩集『通り過ぎる女たち』』は、清岡卓行による作品。fujimura-memorial-rekitei-awardの受賞作として知られ、作者の関心や表現の特徴を示す一作である。
清岡卓行の表現世界を伝える『詩集『通り過ぎる女たち』』。
受賞作文学表現作者の主題
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第52回(1999年) 受賞受賞作: マロニエの花が言った
記憶と場所をめぐる詩的な散文作品。マロニエの花に託された声をたどるように、過去の時間、都市の感触、個人の思索が静かに重なっていく。
マロニエの花が言ったは、記憶を手がかりに人の心と時代の気配を描く作品です。
記憶都市詩的散文回想
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第20回(2002年) 受賞受賞作: 一瞬
『一瞬』は清岡卓行の作品です。2002年の受賞作として、題名が示す人物・場所・出来事を軸に、言葉の手触りと作品世界を読者に開いていきます。
『一瞬』は、受賞時に注目された主題と言葉の力を手がかりに読む作品です。
詩歌言葉の響き受賞作
作品
代表作
氷った焔
1959年 詩集シュルレアリスム的イメージを取り入れた処女詩集。詩篇『石膏』の一行「きみに肉体があるとはふしぎだ」が有名。
アカシヤの大連
1969年 小説亡き妻と故郷大連への喪失と回想をめぐる長短篇の連作。芥川賞受賞作。
マロニエの花が言った
1999年 小説1920–30年代のパリを舞台に、多数の実在の芸術家や思想家を織り込みながら書かれた長篇。詩と散文の綜合が特色。
一瞬
2002年 詩集晩年の詩篇を集めた一冊。短い瞬間を凝視する詩的感性が特徴。
全著作
- 氷った焔(1959)
- 日常(1962)
- 四季のスケッチ(1966)
- アカシヤの大連(1969)
- マロニエの花が言った(1999)
- 一瞬(2002)
- ひさしぶりのバッハ(2006)
作家による翻訳
- ランボー詩集(訳、1968)
作風・主題
- 文体
- 抒情的音楽性の高い文体シュルレアリスム的イメージ
- 頻出モチーフ
- 大連(故郷)喪失と追憶夢と身体
健康
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間質性肺炎晩年入院・療養の末、2006年に死亡
評価・遺産
清岡卓行は詩と散文の境界を横断する独自の抒情性と音楽性で評価される詩人・小説家であり、芥川賞や日本芸術院賞などを通じて戦後日本文学に重要な足跡を残した。
関連学会
- 日本芸術院
資料所蔵先
- 国立国会図書館(所蔵資料あり)
引用
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きみに肉体があるとはふしぎだ。
出典: 詩集『氷った焔』「石膏」 (1959年)
豆知識
- プロ野球の日本野球連盟に勤務していた時期があり、「猛打賞」を考案したとされる(野球関連の業績もある)。
- 晩年まで現代詩手帖などで新作詩を発表しつづけた。