-
第21回(1975年) 次席受賞作: 二十歳の譜
『二十歳の譜』は、栗木京子の第一歌集として、若い感性と定型詩の緊張を重ねた作品である。二十歳という時間の揺れや瑞々しさが、短歌の言葉に結晶している。
若い時間のきらめきと不安を、短歌の譜として刻む。
266ページ短歌青春第一歌集感性
栗木 京子
くりき きょうこ
Kuriki Kyoko
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1954-10-23 (愛知県名古屋市)
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
- 居住地歴
- 名古屋市 → 岐阜市 → 京都市
経歴
- 職業
- 歌人
- 活動期間
- 1975年〜
- 所属
- 塔(短歌結社), 現代歌人協会, 読売新聞歌壇(選者)
- 所属団体
- 塔(短歌結社), 現代歌人協会
- 影響を受けた人物
- 高安国世, 岡井隆
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 京都大学理学部 | 理学部 | 生物物理学科 | — | 〜1977 | 日本 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1984 | 現代歌人集会賞 | 水惑星 | — | 現代歌人集会 | winner |
| 1995 | 河野愛子賞 | 綺羅 | — | 河野愛子賞選考委員会 | winner |
| 1997 | 岐阜市芸術文化奨励賞 | — | — | 岐阜市 | winner |
| 2002 | 短歌研究賞 | 北限(30首) | — | 短歌研究社 | winner |
| 2004 | 読売文学賞(詩歌俳句賞) | 夏のうしろ | 詩歌俳句賞 | 読売新聞社 | winner |
| 2004 | 若山牧水賞 | 夏のうしろ | — | 若山牧水賞選考委員会 | winner |
| 2007 | 山本健吉文学賞 | けむり水晶 | — | 山本健吉文学賞選考委員会 | winner |
| 2007 | 芸術選奨 文部科学大臣賞 | けむり水晶 | — | 文化庁 | recipient |
| 2007 | 迢空賞 | けむり水晶 | — | 迢空賞選考委員会 | winner |
| 2014 | 斎藤茂吉短歌文学賞 | 水仙の章 | — | 斎藤茂吉賞選考委員会 | winner |
| 2014 | 前川佐美雄賞 | 水仙の章 | — | 前川佐美雄賞選考委員会 | winner |
| 2014 | 紫綬褒章 | — | — | 内閣府 | recipient |
| 2018 | 毎日芸術賞 | — | — | 毎日新聞社 | winner |
| 2019 | 小野市詩歌文学賞 | ランプの精 | — | 小野市 | winner |
受賞・候補エディション
-
第5回(1995年) 受賞受賞作: 綺羅
『綺羅』は、対象となる文学賞で評価された作品で、題名が示す主題や人物、時代の手触りを軸に読ませる一作です。
『綺羅』は、受賞対象として記憶される作品の個性を備えています。
文学賞受賞作人間の営み時代と社会
-
第38回(2002年) 受賞受賞作: 北限
三十首の連作として発表された短歌作品。北へ向かう境界感覚を題名に置き、自然、移動、季節の感触を通して、日常の奥にある緊張をすくい上げる。
北限は、栗木京子の受賞作として作品世界を凝縮して伝える。
短歌北の境界季節移動自然
-
第55回(2003年) 受賞受賞作: 夏のうしろ
『夏のうしろ』は、栗木京子の第五歌集。社会的な出来事を日常の肌触りに溶け込ませ、知的で批評的な眼差しと柔らかな比喩を通して歌う。
社会と日常が、夏の背後にある気配として静かに重なり合う。
177ページ短歌日常社会詠比喩批評性
-
第8回(2003年) 受賞受賞作: 夏のうしろ
『夏のうしろ』は、栗木京子の第五歌集です。社会的な出来事を日常に密着させ、知的で批評的なまなざしを保ちながら、生活の細部に歌を溶け込ませています。
社会の出来事を普段着の日常へ溶かしこむ、知的で批評的な第五歌集。
177ページ短歌社会詠日常批評性
-
第57回(2007年) 受賞受賞作: けむり水晶
『けむり水晶』は栗木京子による受賞作です。題名から立ち上がる人物関係や場面の緊張を軸に、同時代の文学賞で評価された表現を伝える作品として位置づけられます。
『けむり水晶』は、受賞歴と著者の作風を手がかりに読み継がれる作品です。
222ページ受賞作著者の作風同時代性
-
第41回(2007年) 受賞受賞作: けむり水晶
『けむり水晶』は栗木京子による受賞作です。題名から立ち上がる人物関係や場面の緊張を軸に、同時代の文学賞で評価された表現を伝える作品として位置づけられます。
『けむり水晶』は、受賞歴と著者の作風を手がかりに読み継がれる作品です。
222ページ受賞作著者の作風同時代性
-
第7回(2007年) 短歌部門受賞作: けむり水晶
栗木京子の歌集で、透明さと揺らぎを帯びたイメージを通して、身体、時間、生活の気配をすくい取ります。現代短歌の繊細な感覚が凝縮された一冊です。
けむり水晶は、栗木京子が歌集として形にした受賞作です。
222ページ短歌時間身体感覚
-
第25回(2013年) 受賞受賞作: 水仙の章
『水仙の章』は、栗木京子の第八歌集です。東日本大震災後の時間を含む日々のなかで、喪失、祈り、季節の感触を短歌としてすくい上げる。
喪失と祈りが、水仙のように静かに立ち上がる歌集。
187ページ短歌歌集喪失祈り季節
-
第12回(2014年) 受賞受賞作: 水仙の章
『水仙の章』は栗木京子による受賞作。書誌識別子はNDL OpenSearchで『水仙の章』と著者名『栗木京子』を照合し、単行本または文庫のISBNを確認した。日本の紙書籍としてISBN-10とASINを相互補完した。作品情報は受賞記録に基づき、今後の詳細調査であらすじや評価情報を補強する。
栗木京子『水仙の章』。
187ページ受賞作書誌確認
-
第11回(2019年) 受賞受賞作: ランプの精
日常の感情や記憶を、短歌の凝縮した形式で呼び寄せる歌集。あとがきに示されるように、恋、驚き、寂しさ、嘆き、懐かしさが多彩に立ち上がる。
ランプの精が差し出す感情を、短歌として受け取る。
190ページ短歌感情の記憶日常現代歌集
作品
代表作
水惑星
1984年 短歌第1歌集。清新な青春歌や印象的な代表歌を含む作品集。
綺羅
1989年 短歌後期の作風への転換を示す歌集の一つ。生活の細部を見つめる作品が多い。
夏のうしろ
2003年 短歌アメリカ同時多発テロ以後の時事や社会を意識した作品が増えた歌集。受賞作を含む。
けむり水晶
2006年 短歌成熟期の作。言語の研ぎ澄まされた感覚と日常の観察が特徴。
水仙の章
2013年 短歌個人的な日常詠と古典的な感覚が交差する歌集。複数の文学賞を受賞。
ランプの精
2018年 短歌近年の歌集。内省的な視線と洗練された表現を特徴とする。
全著作
- 水惑星
- 中庭(パティオ)
- 綺羅
- 万葉の月
- 短歌を楽しむ
- 栗木京子歌集(現代短歌文庫)
- 夏のうしろ
- 栗木京子作品集
- けむり水晶
- 名歌集探訪 時代を啓く一冊
- しらまゆみ
- 短歌をつくろう
- 水仙の章
- うたあわせの悦び 一三〇〇年の時空を越えて
- 現代女性秀歌
- ランプの精
- 新しき過去
作風・主題
- 文体
- 清新な青春歌日常詠簡潔で研ぎ澄まされた言語
- 頻出モチーフ
- 観覧車日常生活の細部季節感記憶と時間家族
評価・遺産
若い頃の清新な青春歌から日常詠へと変化した作風で日本短歌界における重要な存在。多数の文学賞受賞や紫綬褒章受章などで高く評価されている。現代歌人協会理事長を務め、短歌界の発展に貢献している。
関連学会
- 現代歌人協会
資料所蔵先
- 国立国会図書館(関連所蔵)
- 各出版社の所蔵
引用
-
観覧車回れよ回れ想ひ出は君には一日我には一生
出典: 歌集『水惑星』 (1984年)
豆知識
- 本名は中原京子(旧姓・山本)。
- 京都大学理学部生物物理学科出身。
- 現代歌人協会の理事長を務めた(女性歌人としては初)。
- 代表作に『水惑星』『夏のうしろ』『けむり水晶』『水仙の章』など。