日本の文学賞

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黒川 創

くろかわ そう

Kurokawa Sō

別名: 北澤 恒
ペンネーム: 黒川 創思想評論・小説で用いる筆名

プロフィール

性別
男性
生誕
1961-06-15 (京都市)
国籍
日本
言語
日本語

経歴

職業
思想評論家, 小説家
活動期間
1985年〜
所属
編集グループSURE, 『思想の科学』編集委員
影響を受けた人物
鶴見俊輔
ノミネート
1999年『若冲の目』で第21回野間文芸新人賞候補, 2001年『もどろき』で第14回三島由紀夫賞候補, 2001年『もどろき』で第124回芥川龍之介賞候補, 2002年『イカロスの森』で第127回芥川賞候補, 2005年『明るい夜』で第18回三島由紀夫賞候補, 2008年『かもめの日』で第21回三島由紀夫賞候補, 2013年『暗殺者たち』で第26回三島由紀夫賞候補

学歴

同志社大学
文学部
国: 日本

受賞歴

野間文芸新人賞
1999
対象作品: 若冲の目
主催: 野間文化財団
結果: nominated
三島由紀夫賞
2001
対象作品: もどろき
結果: nominated
芥川龍之介賞
2001
対象作品: もどろき
結果: nominated
芥川龍之介賞
2002
対象作品: イカロスの森
結果: nominated
三島由紀夫賞
2005
対象作品: 明るい夜
結果: nominated
三島由紀夫賞
2008
対象作品: かもめの日
結果: nominated
読売文学賞
2009
対象作品: かもめの日
主催: 読売新聞社
結果: winner
京都水無月大賞
2009
対象作品: 明るい夜
結果: winner
三島由紀夫賞
2013
対象作品: 暗殺者たち
結果: nominated
伊藤整文学賞
2014
対象作品: 国境[完全版]
部門: 評論部門
結果: winner
毎日出版文化賞
2015
対象作品: 京都
主催: 毎日新聞社
結果: winner
大佛次郎賞
2019
対象作品: 鶴見俊輔伝
結果: winner

受賞・候補エディション

三島由紀夫賞 2回登壇
  1. 受賞作: もどろき

    『もどろき』は、黒川創による作品。三島由紀夫賞の2001年回で候補に選ばれ、同時代の文学・出版の中で評価された。

    三島由紀夫賞で候補となった、黒川創の『もどろき』。

    160ページ
    文学賞人間物語
  2. 受賞作: 明るい夜

    京都・鴨川べりを舞台に、アルバイトで暮らす若い男女、古いアパートの住人、職人、移住者たちのささやかな生がゆるやかに交差する。銭湯の湯に身を沈めるような感覚から、記憶と孤独が静かに浮かび上がる長篇小説。

    温かな湯に包まれるように、寄る辺ない人々の生がゆっくり浮かぶ。

    224ページ
    京都共同生活記憶寄る辺なさ
読売文学賞 1回登壇
  1. 受賞作: かもめの日

    女たちと男たちの関係を描く作品集の中で、日常に潜む孤独と変化の予感を見つめる小説。表題には、海鳥のように距離をとって世界を眺める感覚がある。

    女たちと男たちの関係を描く作品集の中で、日常に潜む孤独と変化の予感を見つめる小説。

    452ページ
    人間関係孤独日常変化
伊藤整文学賞 1回登壇
  1. 受賞作: 国境[完全版]

    『国境[完全版]』は、黒川創による受賞作品。対象賞の選考で評価された作品として、作者の関心や表現上の特色が凝縮されている。

    黒川創の受賞作『国境[完全版]』。

    受賞作現代文学書誌確認
  1. 受賞作: 京都

    地図から消されようとする小さな場所を起点に、京都の町に積み重なる生活と記憶を描く連作小説。半世紀にわたる人びとの営みを、土地の奥行きとともにたどる。

    京都は、京都を軸に読者を作品世界へ導く。

    256ページ
    京都土地の記憶連作小説
大佛次郎賞 1回登壇
  1. 受賞作: 鶴見俊輔伝

    思想家・鶴見俊輔の九十三年の歩みを、幼少期から晩年までたどる本格評伝。家族、留学、戦争、思想の科学、ベ平連などを通じて、戦後日本思想の輪郭を描く。

    一人の思想家の生涯から、戦後日本の精神史を読む。

    568ページ
    評伝戦後思想鶴見俊輔知識人史

作品

代表作

若冲の目

1999年 小説

伊藤若冲をモチーフにした中篇二作「鶏の目」「猫の目」を収めた短篇集的作品。小説家デビュー作。

芸術表象個と歴史

硫黄島 IWO JIMA

2000年 小説

硫黄島を題材にした作品。戦争と記憶をめぐる物語。

戦争記憶歴史

もどろき

2001年 小説

短編として『新潮』に初出し、内面の揺らぎや人間関係を描く作品。

内面人間関係

イカロスの森

2002年 小説

『新潮』掲載の作品。比喩的な森のイメージを通して現代の問題を問う。

比喩現代社会

明るい夜

2005年 小説

人間の内面と外界のあわいを描く長編。後に文庫化され解説が付される。

内面と世界存在

かもめの日

2008年 小説

2008年刊行の長篇。都市と個人の関係を描き、読売文学賞を受賞した作品。

都市個人

暗殺者たち

2013年 小説

政治/歴史の周縁にいる人物たちを描く短篇集または長篇。

政治歴史周縁

国境[完全版]

2013年 評論

国境や共同体、言語の問題を考察する評論集。2014年に伊藤整文学賞(評論部門)を受賞。

国境言語共同体

鶴見俊輔伝

2018年 伝記

思想家・鶴見俊輔の生涯と仕事を丹念に追った伝記。大佛次郎賞を受賞。

伝記思想史

京都

2014年 評論/随筆

京都を主題にした評論的エッセイ集。毎日出版文化賞受賞作。

都市文化

暗い林を抜けて

2020年 小説

2020年刊。内面的な旅と世界認識の交差を描く長篇。

内面

この星のソウル

2024年 小説/評論

近年刊行の作品。世界観や倫理を問う内容を含む。

世界倫理

全著作

  • 『<宇崎竜童組>創世記』
  • 『熱い夢・冷たい夢』
  • 『先端・論』
  • 『水の温度』
  • 『リアリティ・カーブ-「戦無」と「戦後」のあいだに走る』
  • 『国境』/『国境[完全版]』
  • 『きれいな風貌 西村伊作伝』
  • 『若冲の目』
  • 『硫黄島 IWO JIMA』
  • 『もどろき』
  • 『イカロスの森』
  • 『明るい夜』
  • 『かもめの日』
  • 『いつか、この世界で起こっていたこと』
  • 『暗殺者たち』
  • 『京都』
  • 『岩場の上から』
  • 『暗い林を抜けて』
  • 『ウィーン近郊』
  • 『彼女のことを知っている』
  • 『鶴見俊輔伝』
  • 『旅する少年』
  • 『世界を文学でどう描けるか』
  • 『「日本語」の文学が生まれた場所 極東20世紀の交差点』

作風・主題

文体
批評的で分析的な文体歴史や思想を織り込む論理的な語り
頻出モチーフ
歴史と記憶国境/境界芸術と表象内面と世界のあわい

評価・遺産

思想評論と小説の両面で活動する作家・評論家。歴史や言語、国境の問題を扱う評論と、内面を掘り下げる小説で知られ、複数の文学賞を受賞している。

豆知識

  • 本名は北澤 恒(きたざわ つね・表記は北澤/北沢が混在)。
  • 父は評論家の北沢恒彦。
  • 編集グループSURE主催の北沢街子は妹(当該ページは未作成)。
  • 作家の秦恒平は叔父、劇作家・秦建日子は従兄弟。
  • 1999年に『若冲の目』で小説家デビュー(伊藤若冲を題材にした中篇二作)。