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第14回(2001年) 候補受賞作: もどろき
『もどろき』は、黒川創による作品。三島由紀夫賞の2001年回で候補に選ばれ、同時代の文学・出版の中で評価された。
三島由紀夫賞で候補となった、黒川創の『もどろき』。
160ページ文学賞人間物語 -
第18回(2005年) 候補受賞作: 明るい夜
京都・鴨川べりを舞台に、アルバイトで暮らす若い男女、古いアパートの住人、職人、移住者たちのささやかな生がゆるやかに交差する。銭湯の湯に身を沈めるような感覚から、記憶と孤独が静かに浮かび上がる長篇小説。
温かな湯に包まれるように、寄る辺ない人々の生がゆっくり浮かぶ。
224ページ京都共同生活記憶寄る辺なさ
黒川 創
くろかわ そう
Kurokawa Sō
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1961-06-15 (京都市)
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
経歴
- 職業
- 思想評論家, 小説家
- 活動期間
- 1985年〜
- 所属
- 編集グループSURE, 『思想の科学』編集委員
- 影響を受けた人物
- 鶴見俊輔
- ノミネート
- 1999年『若冲の目』で第21回野間文芸新人賞候補, 2001年『もどろき』で第14回三島由紀夫賞候補, 2001年『もどろき』で第124回芥川龍之介賞候補, 2002年『イカロスの森』で第127回芥川賞候補, 2005年『明るい夜』で第18回三島由紀夫賞候補, 2008年『かもめの日』で第21回三島由紀夫賞候補, 2013年『暗殺者たち』で第26回三島由紀夫賞候補
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 同志社大学 | 文学部 | — | — | — | 日本 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1999 | 野間文芸新人賞 | 若冲の目 | — | 野間文化財団 | nominated |
| 2001 | 三島由紀夫賞 | もどろき | — | — | nominated |
| 2001 | 芥川龍之介賞 | もどろき | — | — | nominated |
| 2002 | 芥川龍之介賞 | イカロスの森 | — | — | nominated |
| 2005 | 三島由紀夫賞 | 明るい夜 | — | — | nominated |
| 2008 | 三島由紀夫賞 | かもめの日 | — | — | nominated |
| 2009 | 読売文学賞 | かもめの日 | — | 読売新聞社 | winner |
| 2009 | 京都水無月大賞 | 明るい夜 | — | — | winner |
| 2013 | 三島由紀夫賞 | 暗殺者たち | — | — | nominated |
| 2014 | 伊藤整文学賞 | 国境[完全版] | 評論部門 | — | winner |
| 2015 | 毎日出版文化賞 | 京都 | — | 毎日新聞社 | winner |
| 2019 | 大佛次郎賞 | 鶴見俊輔伝 | — | — | winner |
受賞・候補エディション
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第60回(2008年) 受賞受賞作: かもめの日
女たちと男たちの関係を描く作品集の中で、日常に潜む孤独と変化の予感を見つめる小説。表題には、海鳥のように距離をとって世界を眺める感覚がある。
女たちと男たちの関係を描く作品集の中で、日常に潜む孤独と変化の予感を見つめる小説。
452ページ人間関係孤独日常変化
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第25回(2014年) 受賞受賞作: 国境[完全版]
『国境[完全版]』は、黒川創による受賞作品。対象賞の選考で評価された作品として、作者の関心や表現上の特色が凝縮されている。
黒川創の受賞作『国境[完全版]』。
受賞作現代文学書誌確認
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第69回(2015年) 受賞受賞作: 京都
地図から消されようとする小さな場所を起点に、京都の町に積み重なる生活と記憶を描く連作小説。半世紀にわたる人びとの営みを、土地の奥行きとともにたどる。
京都は、京都を軸に読者を作品世界へ導く。
256ページ京都土地の記憶連作小説
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第46回(2019年) 受賞受賞作: 鶴見俊輔伝
思想家・鶴見俊輔の九十三年の歩みを、幼少期から晩年までたどる本格評伝。家族、留学、戦争、思想の科学、ベ平連などを通じて、戦後日本思想の輪郭を描く。
一人の思想家の生涯から、戦後日本の精神史を読む。
568ページ評伝戦後思想鶴見俊輔知識人史
作品
代表作
若冲の目
1999年 小説伊藤若冲をモチーフにした中篇二作「鶏の目」「猫の目」を収めた短篇集的作品。小説家デビュー作。
硫黄島 IWO JIMA
2000年 小説硫黄島を題材にした作品。戦争と記憶をめぐる物語。
もどろき
2001年 小説短編として『新潮』に初出し、内面の揺らぎや人間関係を描く作品。
イカロスの森
2002年 小説『新潮』掲載の作品。比喩的な森のイメージを通して現代の問題を問う。
明るい夜
2005年 小説人間の内面と外界のあわいを描く長編。後に文庫化され解説が付される。
かもめの日
2008年 小説2008年刊行の長篇。都市と個人の関係を描き、読売文学賞を受賞した作品。
暗殺者たち
2013年 小説政治/歴史の周縁にいる人物たちを描く短篇集または長篇。
国境[完全版]
2013年 評論国境や共同体、言語の問題を考察する評論集。2014年に伊藤整文学賞(評論部門)を受賞。
鶴見俊輔伝
2018年 伝記思想家・鶴見俊輔の生涯と仕事を丹念に追った伝記。大佛次郎賞を受賞。
京都
2014年 評論/随筆京都を主題にした評論的エッセイ集。毎日出版文化賞受賞作。
暗い林を抜けて
2020年 小説2020年刊。内面的な旅と世界認識の交差を描く長篇。
この星のソウル
2024年 小説/評論近年刊行の作品。世界観や倫理を問う内容を含む。
全著作
- 『<宇崎竜童組>創世記』
- 『熱い夢・冷たい夢』
- 『先端・論』
- 『水の温度』
- 『リアリティ・カーブ-「戦無」と「戦後」のあいだに走る』
- 『国境』/『国境[完全版]』
- 『きれいな風貌 西村伊作伝』
- 『若冲の目』
- 『硫黄島 IWO JIMA』
- 『もどろき』
- 『イカロスの森』
- 『明るい夜』
- 『かもめの日』
- 『いつか、この世界で起こっていたこと』
- 『暗殺者たち』
- 『京都』
- 『岩場の上から』
- 『暗い林を抜けて』
- 『ウィーン近郊』
- 『彼女のことを知っている』
- 『鶴見俊輔伝』
- 『旅する少年』
- 『世界を文学でどう描けるか』
- 『「日本語」の文学が生まれた場所 極東20世紀の交差点』
作風・主題
- 文体
- 批評的で分析的な文体歴史や思想を織り込む論理的な語り
- 頻出モチーフ
- 歴史と記憶国境/境界芸術と表象内面と世界のあわい
評価・遺産
思想評論と小説の両面で活動する作家・評論家。歴史や言語、国境の問題を扱う評論と、内面を掘り下げる小説で知られ、複数の文学賞を受賞している。
豆知識
- 本名は北澤 恒(きたざわ つね・表記は北澤/北沢が混在)。
- 父は評論家の北沢恒彦。
- 編集グループSURE主催の北沢街子は妹(当該ページは未作成)。
- 作家の秦恒平は叔父、劇作家・秦建日子は従兄弟。
- 1999年に『若冲の目』で小説家デビュー(伊藤若冲を題材にした中篇二作)。