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第11回(1998年) 受賞受賞作: スタンド・アローン
私立探偵として独立したテス・モナハンは、出所した老人ルーサー・ビールから、かつての事件を目撃した子どもたちを捜してほしいと頼まれる。償いを望むという依頼に応じたテスだが、目撃者たちが次々に命を落とし、ボルチモアの地域社会と福祉制度に根を張る事件へと踏み込んでいく。
償いを望む元受刑者の依頼が、テスを子どもたちの命を脅かす事件へ導く。
424ページ私立探偵贖罪児童福祉ボルチモア人種と階級
ローラ・リップマン
ローラ・リップマン
Rōra Rippuman
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1959-01-31 (アトランタ(ジョージア州))
- 国籍
- アメリカ合衆国
- 言語
- 英語
- 居住地歴
- アトランタ(出生) → ボルチモア(育成) → フェデラル・ヒル(在住)
経歴
- 職業
- 作家, (元)ジャーナリスト
- 活動期間
- 1997年〜
- 所属
- ガウチャー大学(教職)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| ノースウェスタン大学 | — | — | — | — | アメリカ合衆国 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1998 | エドガー賞(ペーパーバック賞) | チャーム・シティ | ペーパーバック賞 | アメリカ探偵作家クラブ | 受賞 |
| 1999 | アガサ賞(長編賞) | スタンド・アローン | 長編賞 | アガサ賞運営団体 | 受賞 |
| 2015 | アンソニー賞(長編賞) | After I'm Gone | 長編賞 | アンソニー賞運営団体 | 受賞 |
| 2008 | ゴールド・ダガー賞(ノミネート) | 女たちの真実 | — | 英国推理作家協会 | ノミネート |
| 2008 | マカヴィティ賞(長編賞) | 女たちの真実 | 長編賞 | マカヴィティ賞運営団体 | 受賞 |
| 2008 | バリー賞(長編賞) | 女たちの真実 | 長編賞 | バリー賞運営団体 | 受賞 |
| 2001 | ネロ・ウルフ賞 | シュガー・ハウス | — | ネロ・ウルフ賞運営団体 | 受賞 |
受賞・候補エディション
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第14回(1999年) ペーパーバック賞受賞作: スタンド・アローン
『スタンド・アローン』は、1999年の受賞対象となったミステリ作品です。題名が示すイメージを軸に、作者の関心や同時代の表現感覚がうかがえる作品として位置づけられます。
『スタンド・アローン』は、題名の余韻から作品世界へ読者を引き込むミステリ作品です。
ミステリ事件人間心理 -
第15回(2000年) ペーパーバック賞受賞作: ビッグ・トラブル
ローラ・リップマンのテス・モナハン・シリーズの長編。失踪者を追う調査が、家族、金、地域社会の秘密へ広がっていく私立探偵小説。
ビッグ・トラブル
私立探偵失踪都市の秘密 -
第19回(2004年) 長編賞受賞作: あの日、少女たちは赤ん坊を殺した
幼い頃に赤ん坊を殺した少女たちが成長して社会へ戻った後、再び幼児失踪事件が起きる。過去の罪、母娘関係、報道と偏見が絡む心理サスペンス。
過去の罪は、少女たちの沈黙とともに現在へ戻ってくる。
526ページ心理サスペンス少女犯罪母娘過去の罪 -
第22回(2007年) 長編賞受賞作: No Good Deeds
『No Good Deeds』はローラ・リップマンによる受賞作です。題名から立ち上がる人物関係や場面の緊張を軸に、同時代の文学賞で評価された表現を伝える作品として位置づけられます。
『No Good Deeds』は、受賞歴と著者の作風を手がかりに読み継がれる作品です。
352ページ受賞作著者の作風同時代性 -
第23回(2008年) 長編賞受賞作: 女たちの真実
ローラ・リップマンの長編ミステリ。幼い姉妹の失踪事件から長い年月が過ぎた後、過去を知る人物が現れ、家族と地域社会に眠っていた真実が掘り起こされる。
失踪事件の記憶が、年月を経て家族の真実を揺さぶる。
555ページミステリ失踪事件家族記憶 -
第30回(2015年) 長編賞受賞作: After I'm Gone
犯罪小説の緊張感を軸に、過去の選択が現在の人間関係へ及ぼす影響を描く作品。事件の謎だけでなく、家族や共同体に残る傷を追う読み応えがある。
After I'm Goneは、受賞作としての輪郭を通じて、人物と社会の関係を見つめる作品である。
352ページ受賞作人間関係記憶社会葛藤
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第20回(2001年) 受賞受賞作: シュガー・ハウス
『シュガー・ハウス』は、ローラ・リップマンによる作品。ネロ・ウルフ賞の2001年回で受賞に選ばれ、同時代の文学・出版の中で評価された。
ネロ・ウルフ賞で受賞となった、ローラ・リップマンの『シュガー・ハウス』。
464ページミステリ犯罪謎
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第8回(2004年) 受賞受賞作: あの日、少女たちは赤ん坊を殺した
幼い二人の少女が放置された赤ん坊を連れ去った事件から始まる心理ミステリです。時を経て社会に戻った彼女たちの記憶と沈黙が、家族、報道、罪の境界を揺さぶります。
あの日の記憶が曖昧なまま、少女たちは大人の世界へ戻ってきます。
526ページ心理ミステリ罪と記憶家族少女犯罪 -
第12回(2008年) 受賞受賞作: 女たちの真実
自動車事故を起こした女が、かつて失踪した姉妹の一人だと名乗るところから、過去の事件と現在の証言が絡み合っていくミステリ。女性たちの秘密、記憶の不確かさ、家族の傷を、地に足のついた犯罪小説として描く。
名乗り出た女の言葉が、忘れられたはずの失踪事件をもう一度動かしはじめる。
555ページ失踪事件記憶家族の秘密犯罪小説
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第22回(2008年) 受賞受賞作: 女たちの真実
『女たちの真実』は、ローラ・リップマンによるmacavity-awardの受賞作。
『女たちの真実』は、ローラ・リップマンによるmacavity-awardの受賞作。
555ページ謎と不穏
作品
代表作
ボルチモア・ブルース
1997年 ミステリ記者出身の私立探偵テス・モナハンが登場するシリーズ第1作。ボルチモアを舞台にした人間ドラマと犯罪描写が特徴。
- ボルチモア・ブルース
チャーム・シティ
1997年 ミステリテス・モナハン・シリーズの一作。都市の光と影を描きながら緻密な謎解きを展開する。
スタンド・アローン
1998年 ミステリテス・モナハン・シリーズの作品。複数の視点と過去の秘密が絡む事件を追う。
あの日、少女たちは赤ん坊を殺した
2003年 ミステリ / サスペンス幼い頃に起きた事件の余波が大人になってから再び人々の人生を揺るがす、社会派の要素を持つ長編。
- [映画] シークレット・デイ(映画化) / Amy J. Berg (2014)
- あの日、少女たちは赤ん坊を殺した
女たちの真実
2007年 ミステリ行方不明になった双子の姉妹の謎をめぐる物語。ニューヨーク・タイムズのベストセラー入りも果たした作品。
全著作
- ボルチモア・ブルース(1997)
- チャーム・シティ(1997)
- スタンド・アローン(1998)
- あの日、少女たちは赤ん坊を殺した(2003)
- 女たちの真実(2007)
- After I'm Gone(2014)
翻案
- 『あの日、少女たちは赤ん坊を殺した』 → 映画化(2014)
作品の翻訳
- ボルチモア・ブルース(早川書房訳)
- あの日、少女たちは赤ん坊を殺した(早川書房訳)
- 女たちの真実(早川書房訳)
作風・主題
- 文体
- ジャーナリスティックで事実志向の描写人物描写に重きを置いたプロット志向の文体
- 頻出モチーフ
- ボルチモアという都市そのもの女性の視点と複雑な人間関係過去に隠された秘密
評価・遺産
ボルチモアを舞台にした社会性のあるミステリ作品で評価され、数々の主要ミステリ賞を受賞。ジャーナリズム的な視点と女性の視点を織り込んだ作風が特長とされる。
関連学会
- アメリカ探偵作家クラブ(関連)
大衆文化への影響
- テレビドラマ『THE WIRE/ザ・ワイヤー』内で作品が登場するなど、夫妻の関係から作品が劇中に取り上げられた。
豆知識
- 夫はテレビドラマ『THE WIRE/ザ・ワイヤー』の制作者デヴィッド・サイモンである。
- 作品の多くはボルチモアを舞台としている。
- 日常的に近所のコーヒーショップで執筆することがあるとされる。