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第1回(1979年) 受賞受賞作: 泥棒は詩を口ずさむ
『泥棒は詩を口ずさむ』は、ローレンス・ブロックによるミステリで、1979年前後の受賞作として記録されている。人物や社会の輪郭を追いながら、時代の空気や価値観の揺れを読者に伝える作品である。
ローレンス・ブロックの視点から、時代と人間の姿を静かに照らし出す受賞作。
犯罪と謎緊張感人間心理
ローレンス・ブロック
ローレンス・ブロック
Rorensu Burokku
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1938-06-24 (ニューヨーク州バッファロー)
- 国籍
- アメリカ合衆国
- 言語
- 英語
- 居住地歴
- ニューヨーク州バッファロー(出生) → ニューヨーク市(長年在住)
経歴
- 職業
- 小説家, 脚本家
- 活動期間
- 1960年〜
- 影響を受けた人物
- レイモンド・チャンドラー, ダシール・ハメット, ロス・マクドナルド
- 影響を与えた人物
- デニス・ルヘイン(影響を受けた作家の一人)
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| — | シェイマス賞 | 八百万の死にざま | 最優秀長篇賞 | アメリカ私立探偵作家クラブ | winner |
| — | シェイマス賞 | 死者との誓い | 最優秀長篇賞 | アメリカ私立探偵作家クラブ | winner |
| — | エドガー賞(長編賞) | 倒錯の舞踏 | 長編賞 | ミステリー作家協会(MWA) | winner |
| 1994 | MWA グランドマスター賞(巨匠賞) | — | 生涯功労 | ミステリー作家協会(MWA) | winner |
| 2002 | PWA 生涯功労賞 | — | 生涯功労 | アメリカ私立探偵作家クラブ | winner |
受賞・候補エディション
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第2回(1983年) 受賞受賞作: 八百万の死にざま
マット・スカダーが酒と過去を抱えながら事件に向き合うハードボイルド長編。都市の孤独と暴力を背景に、贖罪を求める探偵像が深く刻まれる。
八百万の死にざまは、私立探偵を軸に人間の感情と時代の気配を描く作品です。
294ページ私立探偵禁酒都市犯罪 -
第13回(1994年) 受賞受賞作: 死者との誓い
ローレンス・ブロックの探偵小説で、過去の死と現在の約束が事件を動かす。乾いた会話と都市の陰影が、謎解きに重みを与える。
『死者との誓い』は、ミステリを入口に人間の心の動きを描く作品。
423ページミステリ探偵小説都市過去
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第40回(1985年) 受賞受賞作: 夜明けの光の中に
『夜明けの光の中に』は、ローレンス・ブロックの短編集『Some Days You Get the Bear』の邦訳に収録された表題作。マット・スカダーの回想を通じて、都会の孤独と喪失を静かに描く。
夜の街の記憶が、夜明けの光の中で苦く浮かび上がる。
552ページ都市孤独マット・スカダー -
第49回(1994年) 短編賞受賞作: ケラーの治療法
「ケラーの治療法」は、孤独な職業的殺し屋ケラーが心理療法士のもとを訪れることから始まる短編である。セラピストの元妻とその飼い犬をめぐる出来事をきっかけに、日常の会話と殺し屋としての仕事が静かに交差していく。
心理療法士のソファに座る孤独な殺し屋ケラーを描く犯罪短編。
655ページ職業的殺し屋心理療法孤独犯罪小説ケラー・シリーズ -
第53回(1998年) 受賞受賞作: ケラーの責任
『ケラーの責任』は、ローレンス・ブロックのアメリカ探偵作家クラブ賞で評価されたミステリです。題名が示すモチーフを軸に、人物の行動や時代の空気を通して主題を立ち上げる作品として読めます。
『ケラーの責任』は、受賞時の評価対象となった主題を読者に印象づける作品です。
655ページ受賞作人物描写時代性 -
第72回(2017年) 短編賞
ローレンス・ブロックによる短編で、エドワード・ホッパーの絵画に着想を得たアンソロジー『In Sunlight or in Shadow』に収録された。古い自動食堂を舞台に、記憶、犯罪、都市の孤独を端正なミステリの語りで結びつける。
ホッパー的な光と孤独のなかで、古い街の記憶が犯罪小説へ変わる。
288ページ短編ミステリ都市記憶絵画への応答
作品
代表作
八百万の死にざま
1982年 ハードボイルド/クライム小説元刑事マット・スカダーを主人公にしたハードボイルド長篇。ニューヨークを舞台に、犯罪と救済の物語を描く。
- [映画] 800万の死にざま / Hal Ashby (1986)
- 田口俊樹訳(日本語)
倒錯の舞踏
1991年 ミステリ/ハードボイルドマット・スカダーものの一つで、複雑な犯罪と主人公の内面が絡む長篇。
獣たちの墓
1992年 ハードボイルド/犯罪小説誘拐や復讐をめぐる物語。後に映画化され、広く知られるようになった作品。
- [映画] 誘拐の掟 / Scott Frank (2014)
泥棒は選べない(泥棒バーニイ・シリーズ)
1977年 ユーモア混じりの探偵小説/シリーズ作泥棒バーニイを主人公とするシリーズの一作。軽妙な語り口と犯罪の描写が特徴。
- [映画(関連)] バーグラー/危機一髪 (1987)
全著作
- 八百万の死にざま
- 倒錯の舞踏
- 獣たちの墓
- 泥棒は選べない
- おもしろくて得をする嘘をつくこと(作法書)
翻案
- 獣たちの墓 → 映画「誘拐の掟」(2014)
- 八百万の死にざま → 映画「800万の死にざま」(1986)
- 泥棒シリーズ関連映画「Burglar」(1987)
作風・主題
- 文体
- ハードボイルドノワール会話中心、現実的描写
- 頻出モチーフ
- 犯罪贖罪孤独ニューヨークの街並み
評価・遺産
ローレンス・ブロックは20世紀後半から21世紀にかけてのアメリカ探偵小説・ハードボイルド作家の代表的存在であり、多数のシリーズ作と短篇で広く評価されている。MWAグランドマスター受賞など多数の栄誉があり、映画化も行われたことで大衆的な認知も高い。
関連学会
- ミステリー作家協会(MWA)
- アメリカ私立探偵作家クラブ(PWA)
大衆文化への影響
- 『獣たちの墓』は映画化され(2014)、リーチの俳優を通じて広く知られる。
- 泥棒バーニイシリーズは軽妙な犯罪小説として翻訳や映画化関連で紹介されている。
豆知識
- 『Telling Lies for Fun & Profit』(邦題例あり)は作法書であり作家論としても評価される。
- 1994年にMWAグランドマスター賞受賞。
- いくつかの作品が映画化されている(例:『獣たちの墓』→2014年映画)。
- 多くの日本語訳は田口俊樹が担当している。