-
第59回(1968年) 受賞受賞作: 年の残り
戦後の時間感覚を背景に、人生の残り時間を意識する人物の内面と日常の陰影を描く小説。丸谷才一の知的で端正な文体が、私的な記憶と時代の空気を重ね合わせる。
年の残りは、丸谷才一の表現が受賞時の評価と結びついた作品である。
267ページ時間記憶戦後社会
丸谷 才一
まるや さいいち
Maruya Saiichi
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1925-08-27 (山形県鶴岡市)
- 死没
- 2012-10-13 (東京都渋谷区) 87歳
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
経歴
- 職業
- 小説家, 文芸評論家, 英文学者, 翻訳家, 随筆家
- 活動期間
- 1960年〜2012年
- 所属
- 日本芸術院, 日本文藝家協会
- 所属団体
- 日本芸術院
- 影響を受けた人物
- ジェイムズ・ジョイス, マルセル・プルースト
- 影響を与えた人物
- 村上春樹
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 旧制新潟高等学校 | — | — | — | 1944-1947 | 日本 |
| 東京大学文学部 | 文学部 | 英文科 | 修士 | 1947-1950 | 日本 |
旧制新潟高等学校
期間:
1944-1947
卒業年:
1947
国:
日本
旧制高等学校卒業
東京大学文学部
文学部
/ 英文科
学位:
修士
期間:
1947-1950
卒業年:
1950
国:
日本
卒業論文「James Joyce」
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1967 | 河出文化賞 | 笹まくら | — | 河出書房新社 | 受賞 |
| 1968 | 芥川龍之介賞 | 年の残り | — | 文藝春秋 | 受賞 |
| 1972 | 谷崎潤一郎賞 | たった一人の反乱 | — | 文藝春秋 | 受賞 |
| 1974 | 読売文学賞 | 後鳥羽院 | — | 読売新聞 | 受賞 |
| 2010 | 読売文学賞 | 若い藝術家の肖像 | — | 読売新聞 | 受賞 |
| 1985 | 野間文芸賞 | 忠臣蔵とは何か | — | 野間文化財団 | 受賞 |
| 1988 | 川端康成文学賞 | 樹影譚 | — | 川端康成賞実行委員会 | 受賞 |
| 1990 | 芸術選奨 | 光る源氏の物語 | — | 文化庁 | 受賞 |
| 1999 | 大佛次郎賞 | 新々百人一首 | — | 大佛次郎賞実行委員会 | 受賞 |
| 2001 | 菊池寛賞 | — | — | 菊池寛賞選考委員会 | 受賞 |
| 2003 | 泉鏡花文学賞 | 輝く日の宮 | — | 泉鏡花文学賞選考委員会 | 受賞 |
| 2004 | 朝日賞 | 多年の文学的業績 | — | 朝日新聞社 | 受賞 |
| 2011 | 文化勲章 | — | — | 日本政府 | 受賞 |
河出文化賞
1967
対象作品:
笹まくら
主催:
河出書房新社
結果:
受賞
芥川龍之介賞
1968
対象作品:
年の残り
主催:
文藝春秋
結果:
受賞
谷崎潤一郎賞
1972
対象作品:
たった一人の反乱
主催:
文藝春秋
結果:
受賞
読売文学賞
1974
対象作品:
後鳥羽院
主催:
読売新聞
結果:
受賞
読売文学賞
2010
対象作品:
若い藝術家の肖像
主催:
読売新聞
結果:
受賞
野間文芸賞
1985
対象作品:
忠臣蔵とは何か
主催:
野間文化財団
結果:
受賞
川端康成文学賞
1988
対象作品:
樹影譚
主催:
川端康成賞実行委員会
結果:
受賞
芸術選奨
1990
対象作品:
光る源氏の物語
主催:
文化庁
結果:
受賞
大佛次郎賞
1999
対象作品:
新々百人一首
主催:
大佛次郎賞実行委員会
結果:
受賞
菊池寛賞
2001
主催:
菊池寛賞選考委員会
結果:
受賞
泉鏡花文学賞
2003
対象作品:
輝く日の宮
主催:
泉鏡花文学賞選考委員会
結果:
受賞
朝日賞
2004
対象作品:
多年の文学的業績
主催:
朝日新聞社
結果:
受賞
文化勲章
2011
主催:
日本政府
結果:
受賞
受賞・候補エディション
芥川龍之介賞
1回登壇
谷崎潤一郎賞
1回登壇
-
第8回(1972年) 受賞受賞作: たった一人の反乱
『たった一人の反乱』は、丸谷才一による作品。受賞時期の文学・出版状況を映し、題名が示す人物、場所、事件を軸にした表現が作品の核になっている。
『たった一人の反乱』は、受賞作として残る題材の強さと作者の視点を伝える作品である。
受賞作作品昭和期の文学作者の視点
野間文芸賞
1回登壇
-
第38回(1985年) 受賞受賞作: 忠臣蔵とは何か
忠臣蔵とは何かは、丸谷才一による受賞作です。人物や時代の手触りを軸に、題材の背景と登場人物の選択を落ち着いた筆致で描きます。
忠臣蔵とは何かの世界へ読者を導く、受賞歴を持つ一作です。
245ページ受賞作時代と記憶人物描写
川端康成文学賞
1回登壇
-
第15回(1988年) 受賞受賞作: 樹影譚
『樹影譚』は丸谷才一による、人物の記憶や関係の揺らぎを通じて、時代や人生の陰影を描く作品です。受賞作として、題名が示す主題を軸に、読後に残る余韻を重んじた一作として位置づけられます。
『樹影譚』は、短い題名の奥に人物、時代、土地の気配を重ねる作品です。
172ページ記憶家族時代喪失
芸術選奨文部科学大臣賞
1回登壇
-
第40回(1990年) 受賞受賞作: 光る源氏の物語
国語学者の大野晋と作家の丸谷才一が『源氏物語』をめぐって語り合う対談評論。物語の筋、人物関係、恋愛、言葉の働きを自在に読み、古典を現代の読者に近づける。
国語学者と小説家が、源氏物語を読み解きながら古典の面白さを開いていく。
360ページ源氏物語古典読解対談評論恋愛と物語日本語
大佛次郎賞
1回登壇
-
第26回(1999年) 受賞受賞作: 新々百人一首
古典和歌の伝統を現代の視点から読み替える文芸評論。百人一首という形式を手がかりに、日本語の美意識と歌の面白さを開いていく。
新々百人一首は、和歌を手がかりに人の心と時代の気配を描く作品です。
和歌古典評論日本語
菊池寛賞
1回登壇
-
第55回(2001年) 受賞
泉鏡花文学賞
1回登壇
-
第31回(2003年) 受賞受賞作: 輝く日の宮
『源氏物語』の失われた巻をめぐる謎を追う女性研究者の物語。恋愛、古典文学、文体の遊びが重なり、知的な探究と人生の揺らぎをしなやかに描く。
『源氏物語』の失われた巻をめぐる謎を追う女性研究者の物語。
434ページ受賞作現代文学
作品
代表作
笹まくら
1966年 小説年の残り
1968年 小説たった一人の反乱
1972年 小説翻訳
- たった一人の反乱
裏声で歌へ君が代
1982年 小説女ざかり
1993年 小説映像化・舞台化
- [映画] 女ざかり (1993)
翻訳
- 女ざかり
輝く日の宮
2003年 小説作家による翻訳
- ユリシーズ
- 不良少年
作品の翻訳
- たった一人の反乱
作風・主題
- 文体
- イギリス風の風俗小説知的ユーモア
- 頻出モチーフ
- 戦争権威からの逃走
健康
-
胆嚢癌2010-2011手術後に最後の小説を執筆
評価・遺産
現代日本文学に革新をもたらした作家、文芸評論家
関連学会
- 日本芸術院
大衆文化への影響
- 女ざかり映画化
豆知識
- 横浜ベイスターズファン