群像新人文学賞
1回登壇
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第46回(2003年) 優秀作受賞作: 授乳
ムラタ サヤカ
Murata Sayaka
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016 | 芥川賞 | コンビニ人間 | — | 芥川賞選考委員会 | winner |
2016年の発売から年内に50万部を超えてからもじわじわと売れ続け、2年を経て100万部に到達した。
『世界99』は、性格を持たないまま周囲に呼応し、集団ごとに人格を作り替えて生きる如月空子を軸にした上下巻のディストピア長編である。かわいらしい存在として現れたピョコルンが社会の仕組みを変えていくなか、差別、搾取、性、家族、記憶、適応の問題が、空子の半生とともに不穏に展開していく。
人格を使い分けて世界を渡る空子の前で、愛玩物だったピョコルンはやがて人間社会そのものを組み替える存在へ変わっていく。
長年コンビニで働く女性の視点から、社会の規範や「普通」であることへの重圧を問いかける長編小説。乾いたユーモアと冷静な語り口で、孤立や適応を描く。
家族や日常生活の些細なズレを通じて、他者性や孤立、社会的期待に疑問を投げかける作品。常識を揺さぶる視点で人間関係を描く。
『コンビニ人間』で国内外の注目を集め、社会の規範や個人の適合を鋭く問いかける作風で現代日本文学に影響を与えた作家として評価されている。