日本の文学賞

← ホームに戻る

塩野 七生

しおの ななみ

Shiono Nanami

プロフィール

性別
女性
生誕
1937-07-07 (東京市滝野川区(現・東京都北区滝野川))
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
東京都滝野川(生誕地) → フィレンツェ(イタリア) → ローマ(イタリア)

経歴

職業
歴史作家, 小説家, 評論家, 随筆家
活動期間
1969年〜
影響を受けた人物
アンドレ・ジイド, 呉 茂一
影響を与えた人物
日本の一般読者(古代ローマ・イタリア史への関心), 後進の歴史作家

学歴

東京都立日比谷高等学校
国: 日本
学習院大学
文学部 / 哲学科
国: 日本

受賞歴

毎日出版文化賞
1970
対象作品: チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷
主催: 毎日新聞社
結果: 受賞
サントリー学芸賞
1981
対象作品: 海の都の物語
主催: サントリー学芸賞選考委員会
結果: 受賞
菊池寛賞
1982
主催: 菊池寛賞選考委員会
結果: 受賞
女流文学賞
1988
対象作品: わが友マキアヴェッリ フィレンツェ存亡
主催: 女流文学賞選考委員会
結果: 受賞
新潮学芸賞
1993
対象作品: ローマ人の物語 I ローマは一日にしてならず
主催: 新潮社
結果: 受賞
司馬遼太郎賞
1999
主催: 司馬遼太郎賞選考委員会
結果: 受賞
イタリア共和国功労勲章
2000
部門: グランデ・ウッフィチャーレ(第3等)
主催: イタリア共和国
結果: 受章
土木学会出版文化賞
2001
対象作品: すべての道はローマに通ず ローマ人の物語Ⅹ
主催: 土木学会
結果: 受賞
紫綬褒章
2005
主催: 内閣府
結果: 受章
書店新風賞(第41回)
2006
対象作品: ローマ人の物語(全巻)
主催: 書店新風賞選考委員会
結果: 受賞
文化功労者
2007
主催: 内閣府
結果: 顕彰
文化勲章
2023
主催: 内閣府
結果: 受章

受賞・候補エディション

女流文学賞 1回登壇
  1. わが友マキアヴェッリは、塩野七生による文学作品。人物の選択と時代の空気を丁寧に追い、静かな余韻を残す物語として読まれてきた。

    わが友マキアヴェッリは、塩野七生による文学作品。

    479ページ
    文学人物時代余韻

作品

代表作

ルネサンスの女たち

1969年 歴史小説

イザベッラ・デステ、ルクレツィア・ボルジア、カテリーナ・スフォルツァ、カテリーナ・コルネールらルネサンス期の女性4名の生涯を描く連作。

ルネサンス女性人物伝

チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷

1970年 伝記的歴史小説

チェーザレ・ボルジアの生涯と権力闘争を描いた評伝的な作品。

権力ルネサンスイタリア政治

海の都の物語(ヴェネツィア共和国の一千年)

1980年 歴史

ヴェネツィア共和国の興亡を千年にわたって描いた叙述。

ヴェネツィア海洋史共和国

コンスタンティノープルの陥落

1983年 歴史

1453年のコンスタンティノープル陥落と東ローマ帝国の終焉を描く作品。

中世オスマン帝国東ローマ帝国
翻訳
  • コンスタンティノープルの陥落

ロードス島攻防記

1985年 歴史

1522年のロードス島攻防戦を描く作品。

海上戦騎士団オスマン帝国
翻訳
  • ロードス島攻防記

レパントの海戦

1987年 歴史

1571年のレパント海戦を描いた作品。

地中海史海戦宗教と政治
翻訳
  • レパントの海戦

わが友マキアヴェッリ フィレンツェ存亡

1987年 歴史

ニッコロ・マキャヴェッリを主人公に、フィレンツェの運命と政治を描くシリーズ。

マキアヴェッリフィレンツェ政治思想

ローマ人の物語

1992年 歴史大著

1992年から2006年にかけて刊行された全15巻から成る古代ローマの興亡を描いた大著。一般読者向けに歴史を通俗的に敘述した点で広く読まれた。

古代ローマ帝国史政治と軍事
翻訳
  • ローマ人の物語

皇帝フリードリッヒ二世の生涯

2013年 伝記・歴史

シチリア王かつ神聖ローマ皇帝フリードリッヒ2世の生涯を描いた双巻の評伝。

中世皇帝伝シチリア

ギリシア人の物語

2015年 歴史

古代ギリシアの歩みを描く全3巻(2015-2017)。

古代ギリシア文化史人物史

緋色のヴェネツィア 聖マルコ殺人事件

1988年 歴史ミステリ

ヴェネツィアを舞台にした歴史的要素を織り込んだミステリー作品。

ミステリヴェネツィア歴史
映像化・舞台化
  • [舞台] 宝塚歌劇団による舞台化

全著作

  • ルネサンスの女たち
  • チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷
  • 海の都の物語
  • ローマ人の物語(全15巻)
  • ギリシア人の物語
  • 皇帝フリードリッヒ二世の生涯
  • コンスタンティノープルの陥落
  • レパントの海戦

翻案

  • 宝塚歌劇団による『チェーザレ・ボルジア』『緋色のヴェネツィア』などの舞台化
  • 日生劇場での『カエサル -「ローマ人の物語」より-』上演(2010年)

作品の翻訳

  • コンスタンティノープルの陥落 — The Fall of Constantinople (英訳, Vertical 2005)
  • ロードス島攻防記 — The Siege of Rhodes (英訳, Vertical 2006)
  • レパントの海戦 — The Battle of Lepanto (英訳, Vertical 2007)
  • ローマ人の物語 — The Story of the Roman People (英訳・部分刊行, Shinchosha 2014-2016)

作風・主題

文体
史実を叙述的に語る明快で読みやすい文体著者の見解を交えた説明的・説得的な語り
頻出モチーフ
権力と政治人物評伝的描写イタリア・地中海世界

評価・遺産

塩野七生は、日本における古代ローマやイタリア史への関心を高めた著述家として高い評価を受ける一方、学術的精査の観点からは批判もある。多くの受賞・栄典を受け、文化勲章などの国家的栄誉も得ている。

大衆文化への影響

  • 宝塚歌劇団による舞台化や日生劇場での上演など舞台芸術への波及
  • テレビ番組やドキュメンタリーへの出演

豆知識

  • 名前の「七生」は7月7日生まれに由来する。
  • 1963年ごろからイタリアに渡り、モード記者としても活動した経験がある。
  • 息子はアントニオ・シモーネ(共著もある)。
  • 長年イタリア(フィレンツェ、ローマ)に在住し、イタリア永住権を取得している。
  • 『ローマ人の物語』は1992年から2006年にかけて刊行された全15巻の大作である。