日本の文学賞

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坂内 正

さかうち ただし

Sakauchi Tadashi

プロフィール

性別
男性
生誕
1930-08-05 (新潟県)
国籍
日本
言語
日本語

経歴

職業
ドイツ文学者, 文芸評論家
活動期間
1981年〜

学歴

東京大学
国: 日本

受賞歴

平林たい子文学賞
1990
対象作品: カフカの「アメリカ(失踪者)」
主催: 平林たい子文学賞選考委員会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: カフカの「アメリカ(失踪者)」

    フランツ・カフカの未完長編『アメリカ(失踪者)』をめぐる研究書。作品成立、主人公の移動、異郷としてのアメリカ像を読み解き、カフカ文学の一側面を精密に検討する。

    カフカの未完長編を、失踪と移動の物語として読み直す評論。

    カフカ研究アメリカ失踪者ドイツ文学

作品

代表作

カフカの『審判』

1981年 文学研究

フランツ・カフカの『審判』を対象にした詳細な解釈と史的分析を行った研究書。

カフカ研究法と不条理近代性

カフカの『城』

1985年 文学研究

『城』における制度・権威・疎外のテーマに着目した分析を行う研究。

官僚制疎外権力構造

カフカの「アメリカ(失踪者)」

1990年 文学研究

カフカの作品『アメリカ(失踪者)』を中心に、テクストの読解と解釈を深めた論考。平林たい子文学賞を受賞した作品。

物語論異邦人性テクスト分析

カフカの中短篇

1992年 文学研究

カフカの中短篇作品群を読み解き、共通する主題や表現技法を整理した論集。

短篇研究表現技法主題比較

カフカ解読

1995年 文学評論

カフカ全体を通じた通奏低音を探り、思想的背景と作品の連関を読み解く試み。

比較解釈思想史テクスト連関

鴎外最大の悲劇

2001年 文学研究・評論

森鴎外の作品理解を通して、彼の劇的側面と悲劇性を再評価する研究。

日本近代文学鴎外研究悲劇論

小島信夫 ―性 その深層と日常

2009年 文学研究・評論

小島信夫の作品における性の表象と日常性の関係を掘り下げた論考。

性表象現代文学日常性

全著作

  • カフカの『審判』 創樹社 1981
  • カフカの『城』 創樹社 1985
  • カフカの「アメリカ(失踪者)」 創樹社 1990
  • カフカの中短篇 福武書店 1992
  • カフカ解読 新潮選書 1995
  • 鴎外最大の悲劇 新潮選書 2001
  • 小島信夫 ―性 その深層と日常 近代文芸社 2009

作風・主題

文体
精緻なテクスト分析歴史的・思想的文脈に基づく解釈ドイツ文学の原典重視
頻出モチーフ
カフカ疎外官僚制近代性

評価・遺産

日本におけるカフカ研究の一翼を担い、文芸評論の領域で一定の評価を受ける研究者。カフカ解釈を通じて近代文学の諸問題に光を当てた業績を残す。

豆知識

  • 1930年8月5日、新潟県生まれ。
  • 東京大学卒業のドイツ文学者・文芸評論家。
  • 1990年に『カフカの「アメリカ(失踪者)」』で平林たい子文学賞を受賞。