日本の文学賞

← ホームに戻る

澤田 ふじ子

さわだ ふじこ

Sawada Fujiko

プロフィール

性別
女性
生誕
1946-09-05 (愛知県半田市)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
京都市

経歴

職業
小説家, 時代小説家, 作家
活動期間
1973年〜

学歴

愛知県立女子大学
国: 日本
現・愛知県立大学

受賞歴

小説現代新人賞
1975
対象作品: 石女
主催: 小説現代(講談社)
結果: 受賞 (Winner)
吉川英治文学新人賞
1982
対象作品: 陸奥甲冑記/寂野
主催: 吉川英治文学新人賞選考委員会
結果: 受賞 (Winner)
京都府文化賞功労賞
2005
対象作品: 高札の顔 酒解神社・神灯日記
主催: 京都府
結果: 受賞 (Awarded)

受賞・候補エディション

  1. 女の情念を扱う時代小説集『寂野』に収められた短編。歴史の陰に置かれた女性の痛みと執念を描き、沢田ふじ子の作風を早くから示した。

    声を奪われた女性の胸奥に、時代小説の悲しみが吹き抜ける。

    274ページ
    時代小説女性情念短編
  1. 受賞作: 陸奥甲冑記

    『陸奥甲冑記』は、澤田ふじ子による作品で、1982年前後の文学賞で評価された一作。題名が示す情景や主題を軸に、作者の関心と時代の空気を反映した作品として読むことができる。

    澤田ふじ子の『陸奥甲冑記』は、受賞歴とともに読み継がれる作品である。

    255ページ
    文学賞受賞作1980年代文学作者の主題意識

作品

代表作

石女

1975年 歴史小説

歴史を背景にした作品で、第24回小説現代新人賞を受賞した代表作の一つ。

歴史女性の視点

陸奥甲冑記

1981年 歴史小説

坂上田村麻呂や阿弖流為を描いた長篇で、史料に基づく戦記的描写が特徴。

武士戦記東北の歴史

寂野

1981年 歴史小説

吉岡清十郎の一族を描く作品で、家族と時代の交錯を描写している。

一族家族史時代の変化

羅城門

1978年 時代小説

1978年刊の時代小説。古都や門を舞台にした風景描写と人物描写が特徴の長篇。

都市門・境界人間模様

高札の顔 酒解神社・神灯日記

2005年 時代小説・歴史小説

史的背景を下敷きにした作品群の一作で、2005年に京都府文化賞功労賞を受賞した。

地域文化宗教・祭祀史料を生かした叙述

全著作

  • 羅城門
  • 天平大仏記
  • 陸奥甲冑記
  • 染織曼荼羅
  • 寂野
  • 利休啾々
  • けもの谷
  • 淀どの覚書
  • 討たれざるもの
  • 修羅の器
  • 黒染の剣
  • 葉菊の露
  • 染織草紙
  • 七福盗奇伝
  • 夕鶴恋歌
  • 花篝 小説日本女流画人伝
  • 蜜柑庄屋・金十郎
  • 花僧
  • 忠臣蔵悲恋記
  • 闇の絵巻
  • 森蘭丸
  • 千姫絵姿
  • 虹の橋
  • 花暦―花にかかわる12の短篇
  • 覇王の女 春日局・波乱の生涯
  • 聖徳太子
  • 天涯の花 小説・未生庵一甫
  • 親鸞
  • 嫋々の剣
  • もどり橋

作風・主題

文体
緻密な歴史描写人物の内面に寄り添う叙述伝統文化や女性視点を重視する語り
頻出モチーフ
歴史に生きる女性橋や渡りにまつわる象徴宗教・茶道などの伝統文化

評価・遺産

澤田ふじ子は時代小説や歴史小説の分野で長年活躍し、史料に基づく精緻な描写と女性の視点を重視した物語で評価されている。複数の文学賞受賞や京都府文化賞受賞の実績があり、研究者や読者からの評価も高い。

資料所蔵先

  • 国立国会図書館 蔵書・典拠

大衆文化への影響

  • NHK等の番組で家族や作品が紹介されることがある(例:澤田瞳子に関する番組で実家が登場)

豆知識

  • 娘は小説家の澤田瞳子(直木賞受賞者)。
  • 作家デビューは1973年。1975年『石女』で小説現代新人賞を受賞、1982年『陸奥甲冑記』『寂野』で吉川英治文学新人賞を受賞。
  • 愛知県半田市出身で、京都市在住とされる。
  • 高校教師や西陣織の工場勤めなどを経て作家となった。
  • 代表作は時代小説・歴史小説が多い。