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第12回(1974年) 受賞受賞作: われアルカディアにもあり
『われアルカディアにもあり』は渋沢孝輔による詩・評論の著作で、歴程賞(旧・藤村記念歴程賞)の受賞作として位置づけられている。作品は当時の文学的関心や作家の表現上の特色を伝える一冊である。
歴程賞(旧・藤村記念歴程賞)が評価した『われアルカディアにもあり』は、渋沢孝輔の表現をたどる入口となる作品である。
詩批評現代文学
渋沢 孝輔
しぶさわ たかすけ
Shibusawa Takasuke
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1930-10-22 (長野県小県郡長村(現・上田市))
- 死没
- 1998-02-08 67歳
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
- 居住地歴
- 長野県上田市(出身) → 東京都(在住・勤務)
経歴
- 職業
- 詩人, フランス文学者, 大学教授, 翻訳者
- 活動期間
- 1953年〜1998年
- 所属
- 武蔵大学(講師), 明治大学(講師・助教授・教授)
- 影響を受けた人物
- アルチュール・ランボー, シャルル・ボードレール, 萩原朔太郎
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京外国語大学 | フランス語科 | フランス語 | 学士 | 1950年代前半 | 日本 |
| 東京大学大学院 | フランス文学科(修士課程) | フランス文学 | 修士 | 1954–1956 | 日本 |
東京外国語大学
フランス語科
/ フランス語
学位:
学士
期間:
1950年代前半
卒業年:
1953
国:
日本
東京大学大学院
フランス文学科(修士課程)
/ フランス文学
学位:
修士
期間:
1954–1956
卒業年:
1956
国:
日本
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1975 | 藤村記念歴程賞 | われアルカディアにもあり | — | 藤村記念会 | winner |
| 1979 | 高見順賞 | 廻廊 | — | 高見順賞選考委員会 | winner |
| 1991 | 読売文学賞 | 啼鳥四季 | — | 読売新聞社 | winner |
| 1997 | 萩原朔太郎賞 | 行き方知れず抄 | — | 萩原朔太郎賞選考委員会 | winner |
藤村記念歴程賞
1975
対象作品:
われアルカディアにもあり
主催:
藤村記念会
結果:
winner
高見順賞
1979
対象作品:
廻廊
主催:
高見順賞選考委員会
結果:
winner
読売文学賞
1991
対象作品:
啼鳥四季
主催:
読売新聞社
結果:
winner
萩原朔太郎賞
1997
対象作品:
行き方知れず抄
主催:
萩原朔太郎賞選考委員会
結果:
winner
受賞・候補エディション
歴程賞(旧・藤村記念歴程賞)
1回登壇
高見順賞
1回登壇
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第10回(1980年) 受賞受賞作: 廻廊
渋沢孝輔による詩集。フランス文学研究と現代詩の思考を背景に、硬質な言語感覚と抽象的なイメージを重ね、内面と世界の奥行きを廻廊のようにたどる。
硬質な言葉が、記憶と意識の奥へ折り返していく詩集。
111ページ現代詩言語記憶抽象フランス文学
芸術選奨文部科学大臣賞
1回登壇
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第42回(1992年) 受賞受賞作: 啼鳥四季
鳥の声と四季の移ろいを軸に、日常の背後に広がる幻視的な時空を探る詩集。言葉の響きと観念の緊張が、自然の気配を宇宙的な感覚へ押し広げる。
鳥の声が、季節の奥にある幻の時空へ読者を導く。
123ページ詩鳥四季幻視
萩原朔太郎賞
1回登壇
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第5回(1997年) 受賞受賞作: 行き方知れず抄
『行き方知れず抄』は、渋沢孝輔による作品で、萩原朔太郎賞の対象となった。 <p>前橋文学館,1998,<p><ul><li>タイトル:渋沢孝輔 : 「場面」から「行き方知れず抄」まで</li><li>タイトル(読み):シブサワ タカスケ : バメン カラ ユキカタ シレズショウ マデ</li><li>責任表示:前
行き方知れず抄という題名から、作品の中心にある情景や問いが立ち上がる。
作品萩原朔太郎賞同時代文学
作品
代表作
場面
1959年 詩集初期詩集。断片的な場面描写と象徴的イメージが特徴。
イメージ記憶風景
不意の微風
1966年 詩集穏やかな語り口と突如現れる鮮烈な比喩が混在する中期の詩集。
日常自然感覚
われアルカディアにもあり
1975年 詩集古典的モチーフと近代的感性を融合させた作品群。藤村記念歴程賞受賞作。
古典郷愁理想郷
廻廊
1979年 詩集構成の工夫が光る長篇的な詩集。高見順賞受賞作。
時間回廊内面
啼鳥四季
1991年 詩集季節感を軸に自然と人生を織り合わせた詩篇群。読売文学賞受賞作。
季節自然循環
行き方知れず抄
1997年 詩集晩年の文学的到達を示す短篇詩集。萩原朔太郎賞受賞作。
終焉追想孤独
冬のカーニバル
1999年 詩集(遺稿集)遺稿をまとめた遺作集。入院日誌などが収められている。
死回想病床
全著作
- 場面 (1959)
- 不意の微風 (1966)
- 漆あるいは水晶狂い (1969/1971)
- 渋沢孝輔詩集 (1971)
- われアルカディアにもあり (1975)
- 越冬賦 (1977)
- 淡水魚 付=夜の樹間 (1979)
- 廻廊 (1979)
- 花の断章 (1981)
- 薔薇・悲歌 (1983)
- 緩慢な時 (1986)
- 詩画集 星夜 施術者たち (1987)
- 啼鳥四季 (1991)
- 綺想曲 (1992)
- 続・渋沢孝輔詩集 (1996)
- 行き方知れず抄 (1997)
- 星曼荼羅 (1997)
- 冬のカーニバル (1999, 遺稿集)
- 渋沢孝輔全詩集 (2006)
作家による翻訳
- ランボーの生涯(共訳)
- ランボー全集(参加訳)
- 蝋燭の焔(バシュラール、訳)
- 19世紀フランス文学(共訳)
作風・主題
- 文体
- 象徴主義的叙情的実験的
- 頻出モチーフ
- 夜夢花季節
健康
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下咽頭癌1997–1998治療の末、1998年に死去。療養中に記した入院日誌が遺稿集に収録された。
評価・遺産
フランス詩の研究と独自の詩作で知られる詩人・文学研究者。日本の現代詩における象徴主義的な潮流を受け継ぎつつ独自の詩世界を築いた。
記念館・博物館
- 前橋文学館(企画展) 群馬県前橋市
資料所蔵先
- 国立国会図書館所蔵(関連資料)
豆知識
- 東京外国語大学フランス語科出身。
- 東京大学大学院でフランス文学の修士を修了。
- 明治大学で長年教授を務めた。
- 晩年の入院日誌が『冬のカーニバル』に収録された。