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第7回(1979年) 受賞受賞作: 破滅の種子
『破滅の種子』は、スティーヴン・R・ドナルドソンのファンタジー長編 Lord Foul's Bane の邦訳。ハンセン病を患い孤立して生きるトマス・コブナントが異世界へ呼び込まれ、自分が見ている世界を信じられないまま、破滅をもたらす邪悪な力と向き合う。
信じることを拒む男が、異世界の危機の中心へ投げ込まれる。
314ページ異世界ファンタジー信仰と不信孤立病救済叙事詩
ステファン・ドナルドソン
ステファン・ドナルドソン
Stephen R. Donaldson
別名:
Stephen Donaldson / Stephen R. Donaldson
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1947-05-13 (アメリカ合衆国 オハイオ州 クリーブランド)
- 国籍
- アメリカ合衆国
- 言語
- 英語
- 居住地歴
- 幼少期(3歳〜16歳):インド(父親の赴任先) → オハイオ州 アクロン(病院奉仕者として勤務) → アメリカ合衆国(その他在住歴あり)
経歴
- 職業
- 小説家, SF作家, ファンタジー作家, 推理作家
- 活動期間
- 1977年〜
- 影響を受けた人物
- J.R.R.トールキン, C.S.ルイス, アーサー・C・クラーク(影響の可能性)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| ケント州立大学 | — | — | BA | — | アメリカ合衆国 |
| ウースター大学 | — | — | MA | — | アメリカ合衆国 |
ケント州立大学
学位:
BA
卒業年:
1969
国:
アメリカ合衆国
ウースター大学
学位:
MA
国:
アメリカ合衆国
修士号を取得したとされる(出典により表記差異あり)
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1979 | ジョン・W・キャンベル新人賞 | 破滅の種子 | 新人賞 | — | winner |
| 2000 | 世界幻想文学大賞 | — | 短編集 | — | winner |
ジョン・W・キャンベル新人賞
1979
対象作品:
破滅の種子
部門:
新人賞
結果:
winner
世界幻想文学大賞
2000
部門:
短編集
結果:
winner
受賞・候補エディション
作品
代表作
破滅の種子
1977年 ファンタジー(ダークファンタジー)トーマス・コブナントを主人公とする『信ぜざる者コブナント』三部作の第1作。現代と並行して存在する異世界を舞台に、主人公と邪悪な力との対決が描かれる。
道徳的葛藤孤立と疎外病(ハンセン病)の象徴性力と責任
翻訳
- 破滅の種子(上)
- 破滅の種子(下)
邪悪な石の戦い
1979年 ファンタジーコブナント三部作の第2作。ランドに差し迫る危機と、主人公の内面の葛藤が進行する。
戦争と破壊犠牲責任の重さ
翻訳
- 邪悪な石の戦い(上)
- 邪悪な石の戦い(下)
たもたれた力
1977年 ファンタジーコブナント三部作の一編。シリーズ内での重要な物語の続きや結末を含む作品。
救済と回復倫理的選択
翻訳
- たもたれた力(上)
- たもたれた力(下)
全著作
- 信ぜざる者コブナント(シリーズ)
- 短編集 Reave the Just and Other Tales
- その他中短編、単行本多数
作風・主題
- 文体
- 陰鬱で道徳的葛藤を重視する文体心理描写が濃厚
- 頻出モチーフ
- 疎外された主人公病(ハンセン病)の比喩力の負担と責任
評価・遺産
ステファン・ドナルドソンは1970年代以降の英米ファンタジーにおいて、道徳的に複雑でダークな物語性を持ち込んだ作家として評価される。『信ぜざる者コブナント』シリーズは議論を呼びつつも長く読まれ続け、世界幻想文学大賞などの受賞歴を持つ。
豆知識
- 3歳から16歳まで父親とインドで暮らした。
- 『信ぜざる者コブナント』シリーズの主人公コブナントはハンセン病患者という設定がある。
- 日本語訳では評論社から刊行され、翻訳者の急逝により一部で訳者交代があった。