日本の文学賞

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高橋 源一郎

たかはし げんいちろう

Takahashi Gen'ichiro

プロフィール

性別
男性
生誕
1951-01-01 (広島県尾道市)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
広島県尾道市(出生) → 大阪府(幼少期) → 東京都(東池袋・大泉学園など) → 兵庫県(灘中学校・灘高等学校在学) → 神奈川県(横浜国立大学在学)

経歴

職業
小説家, 文芸評論家, 随筆家, 翻訳家, 大学教授, 競馬評論家
活動期間
1982年〜
所属
明治学院大学 国際学部(教授・名誉教授), サンケイスポーツ(競馬コラム連載)
所属団体
すばる文学賞 選考委員, 野間文芸賞 選考委員, 中原中也賞 選考委員, 萩原朔太郎賞 選考委員, 日本テレビ 放送番組審議会委員
影響を受けた人物
竹信悦夫, 鮎川信夫, 谷川雁, 鈴木志郎康, 吉本隆明

学歴

灘中学校・灘高等学校
期間: 在学(年次不詳)
国: 日本
中高時代から映画・現代詩等に親しむ
横浜国立大学 経済学部
経済学部
期間: 在学後、学生運動などを経て除籍
国: 日本
大学紛争や学生運動の影響で講義がほとんど行われず、後に除籍となる

受賞歴

群像新人長篇小説賞(優秀作)
1981
対象作品: さようなら、ギャングたち
主催: 講談社『群像』編集部
結果: 優秀作(掲載)
三島由紀夫賞
1988
対象作品: 優雅で感傷的な日本野球
主催: 三島由紀夫賞選考委員会
結果: 受賞
伊藤整文学賞
2002
対象作品: 日本文学盛衰史
部門: 小説部門
主催: 伊藤整文学賞選考委員会
結果: 受賞
谷崎潤一郎賞
2012
対象作品: さよならクリストファー・ロビン
主催: 谷崎潤一郎賞選考委員会
結果: 受賞
NHK放送文化賞
2019
主催: NHK
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 『さようなら、ギャングたち』は、高橋源一郎が1981年前後に発表し、群像新人長篇小説賞の対象となった作品である。受賞文脈では、同時代の文学・詩歌・芸術表現のなかで独自の主題や形式が評価された。

    群像新人長篇小説賞で注目された高橋源一郎の作品。

    382ページ
    受賞作同時代表現文学賞
三島由紀夫賞 1回登壇
  1. 『優雅で感傷的な日本野球』は高橋源一郎による、人物の記憶や関係の揺らぎを通じて、時代や人生の陰影を描く作品です。受賞作として、題名が示す主題を軸に、読後に残る余韻を重んじた一作として位置づけられます。

    『優雅で感傷的な日本野球』は、短い題名の奥に人物、時代、土地の気配を重ねる作品です。

    264ページ
    記憶家族時代喪失
伊藤整文学賞 1回登壇
  1. 受賞作: 日本文学盛衰史

    高橋 源一郎の『日本文学盛衰史』は、伊藤整文学賞の受賞作として知られる作品。題名が示す世界を軸に、人間関係、記憶、時代の空気を描き、受賞対象としての完成度を備えている。

    日本文学盛衰史は、伊藤整文学賞の受賞対象となった高橋 源一郎の作品。

    365ページ
    受賞作現代文学人間関係
谷崎潤一郎賞 1回登壇
  1. 『さよならクリストファー・ロビン』は、高橋源一郎による受賞作です。NDL の書籍レコードで単行本または文庫として確認できるため、紙書籍の ISBN を基準に ASIN/ISBN-10/ISBN-13 を補完しました。

    高橋源一郎の受賞作として記録される『さよならクリストファー・ロビン』。

    220ページ
    受賞作文学著者の関心
  1. 幼い少年と、ものを書く父を中心に、物語の中の場所、災厄後の世界、虚無と戦う勇気を描く連作集。プーさんやクリストファー・ロビンへの記憶を通じて、物語の力を問い直す。

    最後に残ったきみとぼくが、物語の楽しさで虚無に向き合う。

    220ページ
    物語父と子震災後

作品

代表作

さようなら、ギャングたち

1982年 小説

群像新人長篇小説賞で優秀作となった長編。散文詩的・前衛的な文体と大衆文化の引用を特色とする初期代表作。

ポストモダン言語の異化大衆文化・パロディ

虹の彼方に(オーヴァー・ザ・レインボウ)

1984年 小説

1984年刊。実験的な文体と文化的参照を多用する作品。

実験的文体文化参照

ジョン・レノン対火星人

1985年 小説(改訂あり)

初期三部作の一作。音楽や大衆文化の引用を通して語られるナラティブ。

音楽大衆文化パロディ

優雅で感傷的な日本野球

1988年 評論/随筆

野球を題材に日本文化を問う評論的エッセイ。三島由紀夫賞受賞作。

スポーツと文化ノスタルジー

日本文学盛衰史

2001年 評論/長篇エッセイ

『群像』の連載をまとめた作品。近代以降の日本文学を独自の視点で再検討する長篇。

文学史文化批評

ゴーストバスターズ(冒険小説)

1997年 小説

娯楽性と文学的実験が混ざり合う1997年刊の長篇小説。

娯楽文学想像力

さよならクリストファー・ロビン

2012年 小説

近年の代表作の一つ。文学・記憶・文化への問いを含む作品で谷崎潤一郎賞を受賞。

文学と記憶文化批評

DJヒロヒト

2024年 小説

2024年刊。社会風刺的要素を含む近年作。

風刺社会観察

全著作

  • さようなら、ギャングたち(1982)
  • 虹の彼方に(1984)
  • ジョン・レノン対火星人(1985)
  • 優雅で感傷的な日本野球(1988)
  • ペンギン村に陽は落ちて(1989)
  • 惑星P-13の秘密(1990)
  • ゴーストバスターズ(1997)
  • あ・だ・る・と(1999)
  • 日本文学盛衰史(2001)
  • ゴヂラ(2001)
  • 官能小説家(2002)
  • 君が代は千代に八千代に(2002)
  • ミヤザワケンジ・グレーテストヒッツ(2005)
  • いつかソウル・トレインに乗る日まで(2008)
  • さよならクリストファー・ロビン(2012)
  • 銀河鉄道の彼方に(2013)
  • 動物記(2015)
  • ゆっくりおやすみ、樹の下で(2018)
  • 今夜はひとりぼっちかい?(2018)
  • DJヒロヒト(2024)

翻案

  • ビリィ★ザ★キッドの新しい夜明け(原案) - 映画(1986)
  • つぐみ(1990) - 映画出演(役者としての参加)

作家による翻訳

  • ブライト・ライツ、ビッグ・シティ(ジェイ・マキナニー)1987年訳
  • ロンメル進軍(リチャード・ブローティガン詩集)1991年訳
  • こっちをむいてよ、ピート!(マーカス・フィスター)1995年訳
  • あかちゃんカラスはうたったよ(ジョン・ロウ)1996年訳

作風・主題

文体
散文詩的な文体ポストモダン的実験パロディ・パスティーシュの多用教養と大衆文化の併置
頻出モチーフ
大衆文化の引用(音楽・マンガ・テレビ)スポーツ(特に野球・競馬)戦争と歴史文学史と批評

健康

  • 失語症
    1970年2月 - 1970年8月頃(東京拘置所収監中に発症)
    書くことや読むことが困難になったが、その後回復し創作活動を再開した。

評価・遺産

高橋源一郎は、1980年代以降の日本のポストモダン文学を代表する作家の一人である。大衆文化とハイカルチャーを横断する引用・パロディ表現、文学史への批評的視座、幅広いジャンル(小説・評論・翻訳・教育・メディア)での活動を通じて影響を与えた。

関連学会

  • 明治学院大学 国際学部付属研究所(関係)

資料所蔵先

  • 国立国会図書館(所蔵)
  • NHKアーカイブス(出演記録)

大衆文化への影響

  • 競馬コラムやテレビ・ラジオ出演を通じた大衆文化との接点
  • YouTubeチャンネルの開設(2019年)などデジタルでの情報発信

引用

  • 書きたいことを書いても駄目だ。
    出典: 自伝的回想・インタビュー等(発言の要旨)
  • 僕が唯一、竹信が泣いているのをみたのは、『気狂いピエロ』の初映の1回目で隣に座って観たときですね。
    出典: 内田樹との対談(要旨)

豆知識

  • 1951年1月1日生まれ(広島県尾道市出身)
  • 4度の離婚、5度の結婚歴があり、子どもは5人いる(公表情報に基づく)
  • 競馬好きとして知られ、サンケイスポーツで長年競馬コラムを連載している
  • 1988年の三島由紀夫賞の賞金を馬券につぎ込んだというエピソードがある
  • 2019年にYouTubeチャンネルを開設し、ラジオやテレビでも活動