日本の文学賞

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高野 秀行

たかの ひでゆき

Takano Hideyuki

プロフィール

性別
男性
生誕
1966-10-21 (東京都八王子市)
国籍
日本
言語
日本語, 英語, フランス語

経歴

職業
ノンフィクション作家, 翻訳家, 著述家, 探検家
活動期間
1989年〜
所属
早稲田大学探検部, チェンマイ大学(日本語科・元講師), 上智大学外国語学部(元講師)
影響を受けた人物
関野吉晴, 早稲田大学探検部
影響を与えた人物
大野更紗, 宮田珠己

学歴

早稲田大学高等学院
国: 日本
早稲田大学
第一文学部 / 仏文科
学位: 学士
国: 日本
大学在学中に早稲田大学探検部に所属し、探検記をまとめてデビュー

受賞歴

酒飲み書店員大賞
2006
対象作品: ワセダ三畳青春記
主催: 酒飲み書店員の会
結果: 受賞
講談社ノンフィクション賞
2013
対象作品: 謎の独立国家ソマリランド
主催: 講談社
結果: 受賞
梅棹忠夫・山と探検文学賞
2013
対象作品: 謎の独立国家ソマリランド
主催: 梅棹忠夫・山と探検文学賞選考委員会
結果: 受賞
植村直己冒険賞
2023
対象作品: イラクの巨大湿地帯(アフワール)探検
主催: 植村直己冒険賞選考委員会
結果: 受賞
Bunkamuraドゥマゴ文学賞
2024
対象作品: イラク水滸伝
主催: Bunkamura
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 早稲田近くの三畳間で過ごした学生時代を、探検部や下宿の住人たちとの日々を通して描く青春エッセイ。貧しさと自由、奇妙な共同生活が、著者らしい軽やかな語りで立ち上がる。

    三畳一間の下宿から、型破りで騒がしい青春が広がっていく。

    296ページ
    学生生活早稲田下宿青春
  1. 未承認国家ソマリランドを入口に、プントランド、南部ソマリアへと踏み込み、現地の人々の言葉から国家と秩序の実像を探るノンフィクション。危険地帯の報道イメージを、笑いと観察でほぐしていく。

    国家とは何かを、ソマリア周辺の現場から問い直す。

    520ページ
    ソマリランドアフリカ未承認国家国際政治
  1. 受賞作: イラク水滸伝

    占領下の記憶と身体を、現在の感覚で掘り返す舞台作品。

    占領下の記憶と身体を、現在の感覚で掘り返す舞台作品。

    舞台記憶身体戦後

作品

代表作

幻の怪獣・ムベンベを追え

1989年 紀行・ノンフィクション

早稲田大学探検部での探検記録をまとめたデビュー作。アフリカで伝説の怪獣(モケーレ・ムベンベ)を追う調査記。

探検未確認生物アフリカ

ビルマ・アヘン王国潜入記

1998年 ルポルタージュ・ノンフィクション

ミャンマー(旧ビルマ)内部に入り、アヘン生産と密輸の実態を取材したルポ。現地の状況を詳細に描くレポート。

麻薬史現地取材政治と社会
翻訳
  • 英訳: The Shore Beyond Good and Evil: A Report from Inside Burma's Opium Kingdom

西南シルクロードは密林に消える

2003年 紀行・ノンフィクション

シルクロードの西南ルートを追った紀行。出国スタンプの無いまま中国を離れ、ミャンマー北部を横断した経験などを綴る。

辺境国境越え体験ルポ

ワセダ三畳青春記

2003年 回想録・エッセイ

早稲田時代の下宿や生活を描いた回想録。学生時代のエピソードや人間関係をユーモラスに綴る。

学生生活回想ユーモア

謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア

2013年 ノンフィクション・ルポ

ソマリア地域を現地取材し、ソマリランドやプントランドの政治・社会・海賊問題などを描くルポルタージュ。

紛争地帯国家と自治海賊問題

イラク水滸伝

2023年 ノンフィクション・紀行

イラクの湿地帯(アフワール)や紛争地帯を巡る探検・取材記。現地の人々と風土を描いた長期ルポ。

湿地帯紛争地の人々探検

全著作

  • 幻の怪獣・ムベンベを追え
  • アマゾンの船旅(地球の歩き方)
  • 怪しいシンドバッド 愛と野望のアジア・アフリカ・南米
  • ビルマ・アヘン王国潜入記
  • 西南シルクロードは密林に消える
  • ワセダ三畳青春記
  • 辺境の旅はゾウにかぎる(辺境中毒!)
  • 辺境メシ ヤバそうだから食べてみた
  • 謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア
  • イラク水滸伝
  • 語学の天才まで1億光年
  • 幻のアフリカ納豆を追え! そして現れた〈サピエンス納豆〉

翻案

  • 怪獣記 — フジテレビでの映像化オファー(中止)

作家による翻訳

  • エマニュエル・ドンガラ『世界が生まれた朝に』翻訳(小学館、1996年)
  • アンソニー・ヘイデン=ゲスト『54 ザ・ラストパーティ』翻訳(1999年)

作品の翻訳

  • 『ビルマ・アヘン王国潜入記』英訳: The Shore Beyond Good and Evil: A Report from Inside Burma's Opium Kingdom

作風・主題

文体
フィールドワーク重視のルポルタージュ軽妙でエンタテインメント性のある語り口現地の事象を当事者の視点で描く記述
頻出モチーフ
辺境・国境地帯移動と旅食文化怪物伝説・未確認生物

評価・遺産

辺境ノンフィクションの代表的執筆者の一人として、現地密着のルポルタージュとエンタメ性を融合させた作風で評価を得ている。若いノンフィクション作家やトラベル・ルポライターに影響を与え、多くの賞を受賞している。

大衆文化への影響

  • 「エンタメ・ノンフ」という呼称を提唱し、ノンフィクションの読み方や編集方向に影響を与えた。

引用

  • 「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをし、誰も書かない本を書く」
    出典: プロフィール(公式サイト)
  • 「エンタメ・ノンフ」という言葉を用い、エンターテインメント的なノンフィクションのあり方を提唱した。
    出典: 本の雑誌(2007年8月号) (2007年)

豆知識

  • 同姓同名の将棋棋士と混同され、棋士の原稿料が振り込まれて返金したことがある。
  • 2002年の取材で出国スタンプ無しで中国を出国し、その後インド入国で国外退去処分となり、以後インドへの入国が困難になった。
  • 『怪獣記』はテレビ映像化のオファーがあったがクルド人問題等を理由に中止になった。
  • 2007年に「エンタメ・ノンフ」と命名し、関連する動きや特集が起きた。
  • 2020年6月よりオンライン番組『高野秀行辺境チャンネル』を開始した。